慕う想い | ねことアートと彩ある暮らし

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猫を愛で 好きなものに囲まれて
今日を愉しむ絵描きのブログ

急に暖かく、いや暑くなり、昨日は温度計が30℃をさしていました。

 

我が家は一応関東ですが…。

 

暖かくなり、お花も沢山咲いてきたところで、

 

以前面白い話をしたことを思い出し、ちょっとお話ししようかな、と。

 

 

1年中なにかしらの花が咲いているように思うのですが、

 

春になると黄色い花が目につきませんか?

 

菜の花、福寿草、水仙、ロウバイ、

 

どうやら春(2~3月頃の早春)になると一番に黄色い花が咲くようです。

 

なぜ?

 

『黄色』は、花粉を運ぶ昆虫に一番目につき易い色だからだそうです。

 

そういえば、色覚は動物(昆虫も含めて)によって見え方(見える色)が違いますよね。

 

人はいわゆる3原色(赤・青・緑)、

 

犬や猫などは2原色(赤・青)、

 

鳥や昆虫などは4原色(赤・緑・青、プラス紫外線)が見えます。

 

この紫外線がポイントなんですねぇ~

 

黄色に紫外線があたると、光の吸収加減により

 

虫には赤に見える部分とに白に見える部分ができるのです!

 

ものすごいコントラストで、まー目立つこと! (興味のある方ココ参照)

 

これで、『ここに美味しい蜜をもった花があるよ~』って分かるんです。

 

持ちつ持たれつ、いい関係なんですね。

 

 

さて、そんな早春も過ぎたこの季節、いろいろな色の花が咲いてますね。

 

我が家の庭にも可愛い花が咲き始めました。

 

その一つがヒトリシズカ。

 

春先、4枚の葉の間から白いブラシ状のちょっと変わった花を1本だけ咲かせます。

 

これは源義経の妾であった静御前の舞っている姿からつけられたといいます。

 

私は歴史に(も?)疎いので今さらながらいろいろ調べ、

 

静御前の運命に心を痛めたのですが。

 

 

静御前と言えば…

 

高校生の時『静ちゃん』というクラスメートがいて、

 

自己紹介の時、『私の名前は両親が静御前からとってつけてくれました』

 

と言ったこと、

 

また当時、『静ちゃん』といったらドラえもんしか思いつかなかった私。

 

しかもこの『しずかごぜん』という言葉を『静御膳』を変換した私の頭。

 

懐かしくもあり、情けなくもある昔を思い出しました。

 

そして、

 

せっかく静御前を知ったので彼女の義経への気持ちものせて描いてみました。

 

 

~ しづやしづ しづのをだまき 繰り返し むかしを今に なすよしもがな

 

静、静、と繰り返し私を呼んでくれたあの人、

あの楽しかった昔を今にする方法はないものでしょうか。

 

なんとも切なく、一途で強い女性なんだと思いつつ、

 

可憐だけど、しっかり根を生やし、凛とした佇まいのヒトリシズカ、

 

なんだか共通するものがあるような気がします。