虹の向こう | ねことアートと彩ある暮らし

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猫を愛で 好きなものに囲まれて
今日を愉しむ絵描きのブログ

今日は風が強いけれど、暖かな日になりました。

 

4月というと、

 

進学や就職という今までと違った環境に置かれたり、

 

心機一転、新しいことを始めたり、

 

いつも何となく過ぎている毎日が突然いつもと違った今日になること、

 

そんな節目だったりしますよね。

 

ただ、『いつもと違う』が楽しいことばかりとは限らない。

 

 

私は色々な方のブログを、

 

勉強になるな~とか、楽しいな~とか、可愛いな~とか、

 

そんな気持ちで拝見していました。

 

ところがそんな中、大切なペットちゃんが虹の橋を渡ってしまったというお話。

 

楽しくブログを拝見させていただいているだけで、

 

一度もお会いしたことがないにもかかわらず、

 

驚きと同時に悲しみを感じ、

 

発信をし、受け取るということ、

 

ただそれだけでも『繋がり』があるんだと感じました。

 

 

今からかれこれどのくらい前でしょうか?

 

高校2年生の秋。

 

私は当時モルモット(以下、モル)を飼っていて、とても可愛がっていました。

 

いつも一緒。

 

小屋に入れても夜こっそり脱走し、朝には私の布団に入ってきていた、

 

そんな可愛い子です。

 

勉強するときでさえ机の上にタオルを敷き、その上にモルを乗せて。

 

当然はかどりません!

 

そしてある日の面談で、

 

『きちんと勉強しないと進学の責任はもてない』と言われ、

 

その晩、大好きなモルに

 

『ちゃんと勉強しなくちゃいけないんだから、もう遊べないよ!』と言ったのです。

 

そんなことがあった翌朝、モルは小屋の中で冷たくなっていました。

 

身を引いたのかもしれないと思いました。

 

もしかしたらただ体調が悪かったのかもしれないません。

 

けれど体調が悪かったのならなおのこと、

 

言ってはいけない言葉を言ってしまいました。

 

申し訳ない気持ちいっぱいでした。

 

動物は引き際を知っているのではないかと思うことが多々あります。

 

好きだからこそ幸せであってほしい、と。

 

そんな悲しい出来事から数十年(?)、

 

今、私はチャッピと暮らしている。

 

そして最近思うこと、

 

チャッピはモルの生まれ変わりではないか?と。

 

どんくさくて、一生懸命で、懐き方がそっくり。

 

この世でのお役目を終えた動物たちは、虹の向こうで飼い主を待っている

 

と聞きますが、また会いに来てくれる、そんなこともあると思います。

 

あの時から私は成長しているだろうか?

 

少なくとも『できない!』と言い切ることなく、

 

『頑張ります!』と言えるように。

 

可愛いあの子も、虹の向こうで少しばかりの休憩をし、

 

いつかあなたの傍に来てくれる、

 

そんな日を願って。