パリには行かないので かなり忙しい | リベラの「毎日、寄り道」

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 パラスポーツには障がいの種類(先ず大きく知的障害・視覚障害・機能障害など)と、障がいレベルによる“クラス分け”と言うものが存在し、それによってより公平な競技ができるようになっています。

 陸上や競泳では視覚障害だけでも3つのクラスに分かれていますし、陸上も義足のクラスでは膝を使えるか否かで分かれます。チームスポーツの車いすラグビーなら体幹強度などで各選手の持ち点が違い、4選手で8点以内におさめなくてはならないというルールになっています。

 

 パラ陸上は競技の種類も多ければ、上記に書いたように、クラス別、更に男女別があり、種目によっては予選やら決勝やら。男子100mだけで幾つあるんだ?砲丸投げでは?走り幅跳びでは?もう数えることを放棄します。

 

 頭では分かっていましたが、パラ陸上観戦はとても忙しいのだと身を以って感じました。

 

 例えば20(月)の午前の部なら、遠く離れたところ向かって左手で車いす女子の砲丸投げ、右手では車いす男子の円盤投げ、その円盤投げを観ている中学生は「おおー」と歓声をあげ、と思ったらガイドを必要とする男子の視覚障害の1500mがスタート、「和田さーん!」と黄色い声援を送り、次いで何かの200mとか100mとかの予選が続き、その100mは義足を使わない運動機能障がいクラスで、私が生で見たかった選手のひとり南アフリカのモロンゴ選手が余裕の1位通過、「生で見ちゃった…」と感激していたら、子供たちの一生懸命すぎる声援に感動、ウルウルしかけていたら目の前で男子の視覚障害の走り幅跳びのウォーミングアップが始まり、ウズベキスタンの選手(TOKYO大会の金メダリストで世界記録保持者!)が物凄いイケメンで今度は目がハートに、そんな訳で走り幅跳びに夢中になっていたら、遠方で女子の視覚障害の200mの予選が始まり目の前でゴール、選手とガイドのきれいにシンクロした美しい走りに泣きそうになり、どうやら走り幅跳びのウズベキスタンの選手は足を痛めたらしくリタイア、「ああ残念」なんて思っていたら、男子400mの競技用車いす軍団が会場入りしてきて、それを見ただけで「ああ、パラ競技なんだな~」と感慨深くなってしまい、気づけば円盤投げは終わっていて、近いところで男子の低身長クラスの砲丸投げが大盛況、競技用車いすのレースは想像していた以上にかっこよくて、子供たちの声援も相変わらず凄くて、よくよく見たらTOKYO大会を沸かせた日本の選手たちが今回も大活躍で、そして走り幅跳びは子供たちが懸命に応援していた日本の石山選手が銀メダルを獲得し、メダルを獲得した3選手が各々の国旗を背負う?姿に感動、これよくテレビでみるやつだ、えーいこの際だから近くに行って「おめでとう」を言おう、と言うことで近くへ行き…。そんなこんなで12時近く、午前の部は終了、あっと言う間の3時間。 ←是非とも一気読みして欲しいです。

 

 

プリントアウトして持って行った競技スケジュール、随分と助けられました。