草彅剛が主演のドラマは、かなりの確率で当たりです。今回の「終幕のロンド」も、「デフヴォイス」でタッグを組んだ、高橋美幸が脚本で、演出は、チーム草彅剛といってもいい、三宅喜重です。


元、大手商社で働いていた、草彅剛扮する鳥飼は、仕事に追われ、妻が倒れた時も、すぐに病院には行けず、最期を看取ることも出来ませんでした。


そのことがショックで、鬱にかかり、会社も辞めてしまいます。まだ幼い子供を抱え、選んだ仕事は遺品整理でした。


中村ゆり扮する御厨真琴は、要潤扮する利人の妻で、絵本作家でもありますが、利人が専務をつとめる御厨ホールディングは大企業ですが、パワハラが原因で何人もの社員が、過去に自殺しておりましたが、村上弘明扮する社長の剛太郎が、事件をもみ消し、表に出てはおりませんでした。


遺品整理会社の社長は、中村雅俊扮する磯部ですが、過去に子供を亡くしており、どうやらに勤めていたようです。


風吹ジュン扮するこはるに、鳥飼は、荷物の整理を依頼されます。どうやら、こはるは、余命わずかなようです。彼女は、清掃の仕事をしておりますが、真琴の実の母親でした。荷物の整理の見積もりをしている時に、鳥飼は真琴と出会います。


キャスティングを見れば、制作する関西テレビの力の入れ方がわかります。ただ、面白いかどうかといえば、初回は正直様子見です。


草彅剛は、相変わらず巧いです。様々な経験を積み、このてのストーリーに派手さはなくても、じっくり見せるタイプの作品には、欠かせない存在になっております。


中村雅俊が演じている、遺品整理会社の社長は、今までならば、大杉漣さんだったろうなとか、要らぬことを考えてしまいましたが、これも次回見ると思います。まさかのフジテレビは、月曜日はドラマの二連チャンです。



吉岡秀隆主演の、「夜の道標」が終わりました。


これ、私の予想の遥か上をいく内容でした。元々、暗く重いことは承知しておりましたが、野田洋次郎扮する阿久津の犯罪動機は、あまりに辛いものでした。


吉岡秀隆扮するベテラン刑事、平良は、ある事て窓際に追いやられ、高杉真宙扮する新米刑事、大矢とふたりだけで、宇野祥平扮する塾講師、戸川が殺された事件を追っておりました。


阿久津が容疑者として名前が挙がるのですが、事件から二年経っても、彼の足取りが全く掴めなかったからです。


戸川は、学校ではじかれたような子供を受け入れ、大変評判の良い先生でした。私はてっきり、戸川には裏の顔があり、そのことを阿久津が知り、殺害したと思っていたのですが、そんな単純なものではありませんでした。


一方、阿久津と知り合う小学生、小谷興会扮する波瑠は、無職の父親から、あたり屋を強要されておりました。お金をせしめ、その金で酒を飲み、女と出かけ、その間息子をほったらかしで、金がなくなるとまた、波瑠にあたり屋をさせるという、最低の父親なのですが、演じる吉岡睦雄という方が、とにかく素晴らしい。これ以上ないというくらちのろくでなしなのです。


これ、何かの機会があれば、ぜひ御覧ください。決して楽しいものではありませんが、再放送があることがわかっていても、リアルタイムで見たいと思うドラマでした。



「ロイヤルファミリー」が始まりました。


今や映画監督としても、評価されている、塚原あゆ子ですが、私が彼女に注目したのは、確か今から10年以上前の、「Nのために」でした。このブログを書いて間もない頃です。


ブログには、こう書きました。「塚原あゆ子という名前を覚えておいたほうがいい」と。


今や、テレビドラマを演出するディレクターのなかでも、彼女は一般にも名前が知られるようになりました。その塚原あゆ子が、このドラマのメイン演出です。


「Nのために」を見た時、自然の美しさの描写に目を見張りました。それからも、「再愛」や「海に眠るダイヤモンド」など、地方は変わっても素晴らしい映像でした。


今回は、北海道であり、馬の美しさです。そして、競馬を知っている者には、たまらないものでした。それだけでも、このドラマを見る価値があります。


妻夫木聡扮する栗須は、大手税理士事務所で働いております。元々父親が税理士事務所を営んでおり、後を継ぐための修行として入社したのですが、それなりのポジションにつくにつれ、地元に帰るのが惜しくなり、そのうちに父親は急逝してしまいます。


栗須は、小泉孝太郎扮する山王優太郎から、佐藤浩市扮する父親の山王耕造の競馬事業を潰すよう依頼されます。


税理士でいる目的を見失っている栗須は、仕事のひとつとして競馬事業を洗い直すのですが、耕造とともに牧場や厩舎を回り、競馬事業を廃止した場合に、馬がどうなるかを知ることで、真剣に事業を見直すようになります。


栗須はそのなかで、ある不正を発見しますが、クライアントの意向に反するものだったため、事務所を退職します。


挫折と復活、日曜劇場らしいつくりですが、チーム福沢のような仰々しい演出ではなく、塚原あゆ子らしさが良く出ております。しかも、ドラマの終わりは、2030年です。恐らく5年後の有馬記念がエンディングなのでしょう。


私好みのドラマです。


※目黒蓮は、未だに何の役か明らかになっておりません。一部ではジョッキーだと言われておりますが、あの身長でジョッキーはないでしょう。