つぐみさんという方から、この間書いた、「相棒」の傑作、「聖戦」を見て、大変面白かったので、他のお勧めを教えてほしいというコメントを頂きました。
今から10年ほど前に、「相棒」の傑作について、10本を選びましたが、あれからかなり時間が経ち、改めて選びました。前回選んだものも含まれております。
「聖戦」シーズン9
先日も書いた、私の「相棒」のベストです。南果歩扮する普通のおばさんの復讐のお話で、杉下たちとの心理戦が素晴らしい。
「双頭の悪魔」シーズン3
私が、「相棒」にはまったきっかけになった作品で、木村佳乃、津川雅彦ら、後にセミレギュラーになるキャラクターが登場します。官房長官に扮する本田博太郎が怪演をみせます。
「バベルの塔」シーズン5
「聖戦」同様、古沢良太の元日スペシャルです。
オープニングで、いきなり古沢ワールドが炸裂します。ゲストは大塚寧々ですが、後に副総監を演じる杉本哲太が、全く別の悪役で登場します。一瞬だけ登場する、寺島進も儲け役です。
「ピエロ」シーズン10
「聖戦」の次の年の元日スペシャルで、斎藤工がゲストです。太田愛の脚本が光ります。
「ついている女」「狙われた女」シーズン6
これは、「ついてない女」という、鈴木杏樹扮する月本幸子が登場する回のその後で、MEGUMIの脱獄に巻き込まれるお話なのですが、二転三転するストーリーが素晴らしい。
「還流」シーズン7
津川雅彦扮する法務大臣、瀬戸内米蔵がメインで、寺脇康文扮する亀山薫が、刑事を辞めるきっかけになる回でもあります。
「birthday」シーズン11
加藤清史郎がゲストで、一種オカルトなお話なのですが、私、このエピソードが大好きで、不覚にも泣いてしまいました。
「越境捜査」シーズン7
益岡徹がゲストなのですが、彼のキャラクターを逆手にとった設定が見事で、私も見事にしてやられました。
「密愛」シーズン7
ゲストはなんと!岸惠子で、他に国広富之の、ほぼ三人だけでお話が進む異例の回です。岩下志麻、渡哲也、三田佳子など、かつてはとんでもない大物が、ゲストで登場いたしました。
「黙示録」シーズン6
石橋凌扮する三雲判事がメインの回です。杉下たちが、すでに死刑が執行された容疑者の冤罪を暴くお話で、この頃の2時間スペシャルは、気骨がありました。
これて10本ですが、実に半分が古沢良太作品で、私の好みがもろに出ております。そして、このドラマは、こうやって並べると、シーズン5から9くらいがピークだったと感じました。
この他にも、夏八木勲が警視総監に扮した「サザンカの咲く頃」や、古谷一行が、破壊組織、赤いカナリアの幹部、本多篤人に扮し、映画で殉職した岸部一徳扮する小野田官房長が、過去の話として唯一登場する、「亡霊」などの「相棒」らしい骨太な作品もお勧めなのですが、あまり、語られない古沢良太作品を紹介いたします。
ひとつは、「右京、風邪を引く」。これは、ザ、古沢良太です。実にトリッキーなつくりになっております。
もうひとつは、「待ちぼうけ」。これは、太川陽介、芳本美代子、さらには芳本美代子の夫役で新田純一という、わかる人にはわかるキャスティングがたまりません。