「豊臣兄弟!」が始まった時、キャスティングの若さを私は危惧いたしました。


ただ、「国盗り物語」の時のように、演者が一気に若返るとあうことは、悪いことばかりではないため、むしろ期待しておりました。


しかし、いくらなんでも、この脚本はない。武田信玄の死因の時にも書きましたが、奇をてらい過ぎです。


先週は、秀吉が一時的に記憶喪失になり、今週に至っては、信長から、謀反の疑いを持たれた黒田官兵衛の息子を殺すよう、秀吉たちは命を受けるのですが、その息子を隠す秀吉の家族と、探す竹中半兵衛を、延々と描きました。


菅田将暉扮する半兵衛が、退場する回ですから、彼にスポットをあてるのはわかります。しかし、それが子供探しはないでしょう。


時代劇はフィクションです。史実を踏襲さえしていれば、様々な解釈は可能です。しかし、大河ドラマには、踏み越えてはいけない一線があると感じでおりました。


「豊臣兄弟!」は、時代劇としての重みが、決定的に足りません。これは、致命的です。



今週の、BS―NHKの映画のラインナップを見ていたのですが、これは尋常ではありません。


と、いうか、担当の方々のあたまの中は、どうなっているのでしょうか?これ、一応褒めているのです。


まず、明日が、松本清張の「張り込み」です。野村芳太郎監督は、後に「砂の器」や「鬼畜」、「わるいやつら」など、清張作品を次々と映画化いたしますが、その原点ともいえる作品です。


火曜日が、「フェリーニのアマルコルド」。これがいま、見られるとはさすがに思いませんでした。私には幻といってもいい作品で、レンタルでは見かけたことがありません。公開時は、確かキネ旬で洋画のベストワンになったはずです。


水曜日が、「マグノリアの花たち」。「グッバイガール」のハーバート・ロス監督作品で、ジュリア・ロバーツ、シャーリー・マクレーン、サリー・フィールドという、強烈な組み合わせですが、私は未見です。


木曜日が、「眼下の敵」。これは、亡き父が大好きな戦争映画で、ロバート・ミッチャムとクルト・ユルゲンスというのが、実に渋い。


そして金曜日が、「闘う幌馬車」です。この並びの終わりに、これをもってくるのが凄い。典型的なB級映画で、それでもジョン・ウェインとカーク・ダグラスが出演しております。これはもう、なーんにも考える必要がありません。


凄いでしょ?配信でも、ほとんど見られない作品ばかりです。こういう映画を、ノーカット、字幕スーパーで真っ昼間に放送するなど、NHK以外には考えられません。


マニアックも、ここまでくれば大したものです。

「ミュージシャンアワードジャパン」、ご覧になりました?


とにかく、東京スカパラダイスオーケストラ!スカパラに尽きますわ。


フェス最強と言われるバンドの面目躍如で、今回は、このイベントのために、LiSA、10-FEETのタクマ、アイナ・ジ・エンドが歌ったアニメをアレンジしてパフォーマンスいたしました。


以前、桜井和寿と、「イノセントワールド」をコラボしたことがありましたが、ある意味オリジナルを超えてしまうのです。谷中敦は、演奏しながら、泣きそうになったと言い、桜井和寿などコンサートのお客さんに、聴いたほうがいいとまで言っておりました。化学反応を起こしてしまうのです。


「ルパン三世」に始まり、「紅蓮華」、「第ゼロ感」、「革命道中」、そして全員での、「パラダイス ハズ ノーボーダー」という流れは、まさに圧巻でした。


ともすれば、お行儀良く座っていたミュージシャンたちが、自然に立ち上がり、はしゃいでおりました。これぞ、スカパラなのです。


※私は前から何度も書いておりますが、なぜ、きちんとスカパラを紅白歌合戦で使わないのか、不思議で仕方ありません。


坂本冬美の「お祭りマンボ」のバックなんて、頭大丈夫か?と、思ったものです。


スカパラが出るならと、サプライズで参加してくれるミュージシャンは、山ほどいるでしょうに。