むかしばなしをいたします。何かに似ていても、それは偶然です。


関西に巨大暴力団があリました。しかも、その隣には小さい組があり、長年反目しあっておりました。


その小さい組に、巨大暴力団が、カチコミをかけられたらと聞かれて、小さい組と友好関係にある、関東の組の姐さんが、「そりゃ、うちの兵隊を差し向けるしかないでしょう」と答えたらどうなります?


関西が黙っているわけがないでしょう。「おのれら、わしらと戦争する覚悟、ほんまにあるんやろな?」と、凄むに決まっているではないですか。


本来、関東と友好関係にある、アメリカのマフィアのボスも、知らぬ存ぜぬを通しており、当事者の小さい組も、ありがた迷惑と言わんばかりの発言をしております。


当たり前です。だれもドンパチなどしたくないのです。それなのに、横から、「おお、やったるわい。かかってこいや」と、姐さんひとりがはしゃいでいるのです。


要するに、大きなお世話なのです。ほっといてくれ、という話なのです。


その前に、組で雇っている、怪しげな連中を、何とかするのが先だと思います。


森下佳子ですねえ。


「べらぼう」は、思い切り大胆な着想になりました。井上祐貴扮する、失脚させられた松平定信、彼に取り立てられた、中村隼人扮する長谷川平蔵、田沼意次の腹心だった、原田泰造扮する三浦庄司、そして横浜流星扮する蔦屋重三郎が、共通の敵である、生田斗真扮する一橋治済に立ち向かうというのです。


こんな仮説など、聞いたことがありません。ましてや、定信と蔦屋は、天敵といってもいい立場です。三浦も、定信に追放されました。


さすが、「おんな城主 直虎」で、直虎の政敵とされていた小野政次を、井伊を救った名家老に設定した森下佳子です。こんな大胆な発想が出来るのは、他にはおりません。


実際、将軍家斉は、任期だけは長い、愚劣な将軍と評されております。残りひとつき、「べらぼう」から目が離せません。

ネットで読んだのですが、今週の「ばけばけ」は、作り手側からすると、かなりの自信作だそうです。


特に、吉沢亮が見ものなのだそうです。脚本のふじきみつ彦自らが公言するほどですから、相当なものでしょう。


ひょっとすると、予告に流れていた、スキップかもしれません。


それにしても、高石あかりです。


私が思っていた以上に、とんでもない逸材かもしれません。私が毎年選んでいる、私的ドラマ大賞では、まだ年末にドラマが終了していないため選びませんが、来年の主演女優の有力候補です。


金曜日の彼女が扮するおときを見ましたか?


あれが、まだキャリアの浅い女優の芝居ですか?台詞まわしも含め、本当に将来が楽しみです。コメディエンヌとしてもいけると思います。