「ザ、ロイヤルファミリー」は、いよいよ終盤にさしかかりました。
妻夫木聡扮する、栗須たちの期待を一身に集めたロイヤルホープは、念願の有馬記念において、なんとハナ差の二着でした。ハナ差でも、負けは負けです。
そのホープが引退し、種牡馬としてスタートするのですが、佐藤浩市扮する山王の愛人の息子だった、目黒蓮扮する耕一が、独自の分析を行い、ロイヤルハピネスに種付けすることを要請いたします。その馬は、かつて耕一の亡き母が選んだ馬でした。
そして、耕一は、その馬を相続したいと山王に希望します。耕一から法定相続すれかたちを取れば、年収や資産など、馬主になる条件をクリアできなくても、相続出来るのですが、それは競走馬として登録された場合のみに適用され、そのためには、癌に冒された山王に、あと三年生きてくれということでした。
山王は、苦しい治療にも耐えますが、次第に衰弱してまいります。それでも何とか競走馬として登録されるまで生き抜き、馬の名付け親になります。
その名は、ロイヤルファミリー!
ここにも、タイトルのロイヤルファミリーがかかっておりました。
もう、レースのシーンなど、JRAの全面協力があるとはいえ、よくぞ撮ったというくらいパーフェクトです。走る馬の息遣いが聞こえるようです。塚原あゆ子の本領発揮です。
好きでなければ馬主にはなれない、しかし、好きなだけでは馬主は続けられない。生産地、調教師、騎手など、競馬に関わるあらゆる人達の人生を背負う覚悟がなければ、馬主などなるものではないのです。
そして、山王の思いは、息子である耕一に引き継がれていきます。これからは耕一が、ロイヤルを背負っていくのです。
目黒蓮は、バリバリのアイドルですが、いい仕事を選びました。これに、「将軍2」も決まったのですから、ただのアイドルでは終わらないでしょう。
それと、脚本の喜安浩平です。私は、「桐島、部活やめるってよ」や「ディストラクションベイビーズ」で注目しておりましたが、NHKの横溝正史もので、テレビドラマでもいい仕事をしておりました。
トップジョッキーのひとりである、坂井瑠星まで登場しました。これから、フィナーレに向かって、ますます面白くなるでしょう。