少し遅かったですね。


昨日の、「もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう」は、実に面白かった。私が、初回を見た後書いたように、視聴率は全く回復しませんでしたが、これぞ三谷幸喜でした。


なんたって、初っ端から小栗旬による、蜷川幸雄の完コピです。本人が楽しんで演じているのが、よーくわかります。服装、セリフ回し、しぐさまでまんま蜷川幸雄です。


菅田将暉扮する久部は、間違いなく転落します。蜷川幸雄に認められ、劇場の支配人となり、リカに言い寄られ、完全に調子に乗っております。


しかひ、菊地凛子扮するオババの占いは、オトコから生まれたオトコに気をつけろ、でした。


そんな人間はいないと、久部は一笑に付しますが、そのオトコが誰かは、きちんと最後で明らかになります。ある人物の母親の名前が、乙子と書いてオトコと読むのでした。


生田斗真扮するトロのその後など、エピソードのてんこ盛りで、1時間があっと言う間でした。やはり、初回が全てでしたね。


何度も書きましたが、登場人物が多い以上、初回が人物紹介に費やされるのは仕方ないのです。しかし、登場人物が多すぎました。


特に今は、初回から見せ場が多くないと、見る側はすぐに見放します。ましてや、三谷幸喜の脚本に、あれだけの面子を揃えたにも関わらず、初回は視聴率は5%だったのです。そう、はなから見てすらもらえなかったのです。


最終回、久部は真っ逆さまに叩き落ちるでしょう。私は相当面白くなると思っております。



ネットに、倉本總さんのインタビューが載っておりました。


かつての名作、「玩具の神様」についてのインタビューなのですが、この作品、ご存知ですか?


確か、NHKのBSだったと思います。倉本總さんが実際に体験した、自身の偽物についてのお話で、このエピソードは、私は倉本さんのエッセイで知っておりました。


「勝海舟」を書いていたころ、全国をまたにかけて、倉本さんの偽物が現れ、旅館で無銭飲食を繰り返すのですが、ほとんどの場合、旅館の人達は、騙されたとさえ思わなかったというのです。


執筆料が振り込まれない、旅館から何度も電話をするがらちがあかない。それでNHKまで行きたいが、手持ちがないからと、旅費まで用立てる。そして、東京駅や上野駅から、今着きましたと、電話までする。それが最後で、そこからは音信不通です。


倉本さんのところに刑事が現れ、偽物が置いていった原稿を持ってきたそうですが、それが達筆で、しかも自分より先を書いていたというのです。


たまたまNHKで、倉本さんのインタビューが流れ、それで偽物だと発覚したのでしたが、だれも偽物を悪く言わなかったというのです。


では、本物と偽物を、誰が演じたかと申しますと、舘ひろしと中井貴一なのです。そう、本物が舘ひろしで、偽物が中井貴一です。普通なら逆です。けれど、倉本さんの持論で、騙しそうもないように見えるから、騙されるのだ、だから中井貴一は、日本一の詐欺師になれるというのです。


インタビューでは、もし今リメイクするなら、このふたりを誰が演じるかというお話になり、詐欺師は本木雅弘、本物が真田広之だというのです。


詐欺師の本木雅弘は、さすがと思いました。ただ、真田広之は、今の日本では無理でしょう。


ちなみに、恐れ多いですが、私がリメイクするなら、詐欺師が上川隆也で、本物が岸谷五朗です。胡散臭いほうが、本物なのです。


私が驚いたのは、皆さんアラ還なのですね。ドラマ当時、舘ひろしは50過ぎだったと思いますが、やはり、今の皆さんは若いです。



そんなこと、出来ます?


「ザ、ロイヤルファミリー」の原作を読んでおりませんので何とも言えませんが、最終回を控えて、ネットニュースでは、佐藤浩市扮する耕造と、沢村一樹扮する椎名が、生前何かの約束をしていたことに関して、耕造の所有馬との種付けではないかと出ておりました。


そして、ロイヤルファミリーや中川大志扮する展之の、ソーパーフェクトのライバルとして立ちはだかるというものなのですが、そんなことあり得ます?


私のブログの読者で、大変競馬に詳しいチューさんという方がおりますが、無理ですよねえ?


まず、競走馬は、いきなり大きなレースには出られません。そして、デビューから必ず出走する時には、父親、母親の名前が、出走表に掲載されるのです。だから、存在を隠すなどということは不可能なのです。デビューすれば、栗須や耕一たちが知らないわけがない。ましてや、息子の展之なら尚更です。


ましてや、母親がロイヤルの所有馬であれば、お腹が大きくなるのです。それに、椎名には、血統も間違いない、有力馬が山ほどいる設定です。わざわざ耕造に頼むとは思えないのです。


このドラマは、競馬の世界について、とても詳細に描いております。だから私には、違う約束だと思うのですが、さて、どうでしょう?


※唯一、これはないと思ったのは、まだ新人のジョッキーである翔平に、G1のようなビッグレースを委ねるということです。


競馬は、馬の能力は勿論ですが、ジョッキーの能力にも大きく左右されます。だからジョッキーの選定には、とてもシビアなのです。