正月早々、二時間半のこの大作を、私は三日かけてようやく見終えました。


オープニングから、「シャイニング」をやらかすは、「付き合って半年過ぎても手も握らない」(これで笑えなければ、このドラマを見るだけムダです)は、宮藤官九郎は、フルスロットルです。


ただ、一時間なら付き合えますが、このコッテコテの中華料理みたいなドラマは、長時間になると胸焼けしてまいります。面白いのには違いないのですが、途中でギブアップしてしまい、なんと三日もかかってしまいました。


相変わらず、見事なほどバカバカしいのですが、宮藤官九郎の、今のテレビに対する強烈な皮肉が溢れております。何もしていないのに、番組をおろされる八嶋智人は、まさに象徴です。


もろに、あの騒動師をモデルにした、アクセス稼ぎの目立ちたがりも出てまいります。そして、人畜無害の無能政治家ばかりをありがたかる国民に対する警鐘も。


ミュージカルの曲は、何がモデルか、全くわかりませんでしたが、マッチの曲は、まんま使われておりました。「情熱☆熱風☽せれなーで」や「ケジメなさい」には、大笑いしましたし、何せ「俺の愚か者が、ギンギラギンにならない」のです。


それにしても、です。


放送からわずか2年で、河合優実は大ブレイクし、ポジションを大きく変えました。朝ドラで、ヒロインの妹まで演じました。このドラマの前から、私はずっと彼女のことを書き続けておりましたが、世間一般に河合優実を知らしめたのは、やはりこのドラマです。


まだ、続きが何かありそうですね。


※錦戸亮の未来が古田新太で、磯村勇斗の未来が彦摩呂というのは、阿部サダヲの言う通りで、面影というものが、普通はあるでしょうに。


このキャスティングのセンスは、ただ事ではありません。勿論、褒めているのです。



わたくし、昔からわかっているのですが、治らない癖があります。


落とし物、忘れ物です。


小学生の時、ランドセルを学校に忘れてきて、母親から、「あんた、背中軽くなかったかい?」と呆れられたものです。


中学はバス通学でしたが、この時はバスのなかに、通学用のショルダーバッグを忘れました。


ハワイのショッピングセンターで、財布を落とした時も、奇跡的に見つかりましたし、空港でパスポートを忘れそうになったこともあります。


お財布に関しては、記憶しているだけで、ハワイも含めて3度は落としております。ただ、それが全て出てくるのは、私の悪運の賜物であります。


一番酷かったのは、大学のとき、実家に帰省して、帰り際に祖母から、私と、東京て同居していた弟の分のお小遣いを預かりました。弟は、当時浪人だったため、夏は帰らなかったのです。


飛行機で東京に戻ったのですが、まっすぐ帰れば良いものを、ガールフレンドにお土産を届けに、目黒のほうに寄ったのです。


ふと気づくと、財布がありません。真っ青になり、そのガールフレンドと探しましたが、どこにもありません。仕方なくお金をいくらか借りて、警察に行き、遺失物届を出しました。


私は、バスを使ったので、てっきりバスのなかで擦られたと思いました。なので弟にも、擦られたと説明をいたしました。


数日後、警察から電話がきて、財布はお祖母ちゃんに拾われておりました。中身も当たり前ですが、手つかずです。


弟には、「擦られた財布が、戻ってくるかよ」と、思い切り嫌味を言われました。その通りです。


昔、倉本總のドラマのなかで、こんな台詞がありました。「病気は治るが、癖は治らん」。


仰る通りであります。未だにこの癖は治りません。

このドラマが放送されたころ、私は小学生でした。そして毎週、楽しみにしておりました。


半世紀以上経っての再見でしたが、わたくし半分まで見られませんでした。理由は単純、ついていけないのです。


なぜ、当時私が熱中していたかといえば、極めてわかりやすいコントドラマだからなのです。堺正章がギャグを飛ばし、猫八さんが女湯を覗き、天地真理が屋根の上で唄う。全てがお約束なのです。


そして、まだガキだった私は、それらが見られれば、ストーリーなどどーでも良かったのです。ましてや、当時は女性のオッパイもばんばん映っておりました。そりゃ、男の子は見ますって。


しかし、それを今見直すと、さすがに陳腐です。後の久世光彦作品の原点のようなドラマですが、私も録画予約を消去いたしました。


ただ、松山英太郎は懐かしかった。早くに亡くなりましたが、何ともいえない味わいのある方だと、今更ながら思いました。