先程、偶然、「タビフクヤマ」なる番組を目にしました。


福山雅治たちが、横浜を散策するのですが、その中で福山さんたちは、崎陽軒を訪れます。


崎陽軒!崎陽軒といえば、なんといってもシウマイ弁当であります。


しばらく食べておりませんが、幕の内の王道である、俵型のごはん、シウマイに唐揚げ、筍煮、魚の照り焼き、卵焼きにかまぼこ、そしてなぜかあんず。


マイナーチェンジはあったのかも知れませんが、本当に変わらない。恐らく、これが最強の組み合わせという自負があるのでしょう。


初めて食べた時の感想は、別にどうということはない、でした。極めてオーソドックス、極めて予想通りの味でした。けれど、食べ残すものがないのです。しかもお弁当ですから、冷めても美味しい。考えて考えて考えぬかれたものなのだと思いました。


定期的に食べたくなるものとは、こういう予想通りの味のものなのです。吉野家の牛丼然り、王将の餃子然り。吉野家の牛丼など、昔はなぜ、この程度のものが賞賛されるのかとさえ思いました。


しかし、なぜかこれが無性に食べたくなるのです。普通だからこそ、長く愛されるのです。


※以前、吉野家の社長が、私と同じつゆ抜きを好むと聞いて、さすがわかってらっしゃると思いました。カツ丼であれ、天丼であれ、丼つゆなんざ、さらりとかかっているものです。


つゆだく?


御冗談を。




三谷幸喜が、久しぶりに民放で書く連ドラ、「もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう」ですが、主演の四人以外の配役が発表されました。


こりゃ、本気ですわ。相当気合が入っております。


元々、三谷さんがテレビで注目されたのは、フジテレビでした。「やっぱり猫が好き」や、「振り返れば奴がいる」で注目され、「王様のレストラン」、「古畑任三郎」、「合い言葉は勇気」、「HR」とヒット作を連発し、映画もほぼ全てフジテレビ制作のはずですし、クリスティものなどの単発のドラマスペシャルも、ほぼフジテレビです。


その窮地のフジテレビに、あえて三谷さんは新作を発表するのですが、いわゆる三谷組が勢ぞろいいたしました。特に、「鎌倉殿」からの参加が多く、坂東彌十郎、菊地凛子、野添義弘、市原隼人、秋元才加、シルビア・グラブなどで、その他に小林薫、井上順、戸塚純貴らも出演します、井上順など、確か渋谷育ちです。


私は、三谷さんと同世代ですから、舞台となる1984年の渋谷は、よーく知っております。あれから40年、当時の若者は、私同様アラカンです。そして、一番ドラマに小うるさい世代です。


ならば、あくまで私ならですが、主題歌は桑田佳祐一択です。湘南だけでなく、青学出身の彼は、あの頃の渋谷のことを熟知しております。


野木亜紀子の新作とともに、この秋の大本命です。出演者の顔を隠すだのと、奇をてらうのではなく、こういうのが見たいのです。



「しあわせな結婚」が終わりました。


前回、阿部サダヲ扮する幸太郎と、松たか子扮するネルラは離婚しました。なので、ドラマのカギは、タイトルです。「しあわせな結婚」とは、その通りの意味なのか、逆説的に使われているのか、ということです。


裁判が進み、岡部たかし扮する考は執行猶予がつき、板垣李光人扮するレオは、罪には問われませんでした。しかし、どこぞの阿呆がネットに彼らを晒し、鈴木一家はめちゃくちゃになりました。


そんな時、ネルラが失踪します。彼女のパソコンを幸太郎たちが調べたところ、幸太郎へ向けてのメールの下書きが出てまいりました。彼は、杉野遥亮扮する警視庁の黒川のところにパソコンを持ち込み、SSBCで調べてくれと懇願します。


SSBC?


大森南朋や相葉雅紀が出ていた、テレ朝のドラマの組織ではないですか。こういう遊び心は、さすが大石静です。SSBCは、削除されていた下書きの復元に成功し、ネルラのある秘密にたどり着きます。そしてそれこそが、ネルラの居所を解き明かす手掛かりでした。


はったりの効いた、いわゆる驚愕の結末などではありませんが、実に良く出来ておりました。ネルラの秘密も、私が想像できるような内容ではなく、まさにプロの仕事です。これ、完全オリジナルですからね。


鈴木家と幸太郎のその後も描かれました。幸太郎は、やはり親戚付き合いなどには向いておりませんが、なんとかうまくやっております。


色々な意味での、しあわせな結婚でした。