僕はボーっとしている割には用心深いので、危ない目にあったり怪我をするという事は殆どない。
仕事中も常に集中しているので、包丁で手を切ったりすることも無い。

今回の若気のITALYは、そんな安全人生の中で起きた、ある出来ごとについてかたつむり

事件当日の夜、僕は家に一人きりだった。
妻が長女を妊娠中で、検査入院か何かで留守だったと記憶している。

夜も更けてきたが、当時はパソコンも持っていなかったし、テレビも壊れかけのボロだったのでする事がなく手持無沙汰になった。
さて、小腹も空いてきたし何か食べることにしよう、と冷蔵庫を物色するサーチ

めぼしいものが見当たらない中、冷凍庫にコトレッタ(カツレツ)を発見!
しかし今から油で揚げるのも何だし、オーブンで焼こうか、という事になった。
その方がヘルシーだし夜食にはもってこいだひらめき電球

日本ではガスコンロの下には魚焼き器がついているのが一般的だと思うが、イタリアではオーブンが大抵の場合付いている。
日本のように、ひねったら着火、というのではなくライターで点火する物が多い。
我が家の物もそのタイプだったので、オーブンシートに置いたコトレッタを入れて着火した。

静かな夜更けに一人待つコトレッタ。何だか文学的な香りさえする、、、などとアホな事を思っていられるのも束の間であった。

ほどなくして、シューという音が聞こえてきた。‘?‘とは思ったものの、僕のコトレッタはオーブンの中でジュージューいい始めていたし、外も異変はない。
気にせずに待ち続けた。が次第にその音が大きくなり始めた。

さすがに心配になってきたが、オーブンはついているしガス臭くもない。
イタリアはおかしな事が起こるところだし、この音だって何かヘンテコな理由で何処かから聞こえてきているに違いない、とタカをくくっていたのがいけなかった、、、。

と、突然シューーーーーー!!ボンッッ!!

という爆音が鳴り響き、パニックになった。その後にとった行動は覚えていないのだが、とにかく家のオーブンで大変な事が起きたらしい。ということしかわからなかった。
見回すと家の中は何も変わっていないし、体にも異変は無い。
しかし大変な音だったので、きっと近所の人が救急車を呼ぶに違いない。
もしかして元気なのは錯覚で、実は意識を失っているのかもしれない、、、

という事で床に伏せて目を閉じ、サイレンの音を待ち続けること数分。

タイムマシンがあったら当時の自分に会いに行き、”他にする事があるだろうが、ボケ!!大体、変な音が聞こえたらもっと周りを確認しろ!!”
とでも怒鳴って殴りつけてやりたいほどである。

しかし当時の僕は無事だという事がうすうすわかると、”なぜ誰も救急車を呼ばないのか?あの爆音は生活音の一部として聞き流せる範囲なのか!?”と、怒りの方向を罪のない周りの住人に向けるという、とんでもないやつであった。

そしてよろよろと床から立ち上がると、問題のオーブンを見に行った。
コトレッタは無事であった。オーブン自体にも破損は見られない。
ではなぜ!?
と思いよく見てみると、黄色いガラス状のものがそこに散乱している!

!!こ、これは、、、、。と分かった途端、やっと自分自身の阿呆さに気がつき、それ以来少し頭の回路が改善されたように思う。ショック療法であったのかもしれない。

で、原因はと言うと着火時に使った100円ライターをそのまま入れっぱなしにしておいたのでそれが爆発した、、というものであった。しかし大ごとにならなくて本当に良かった。今でも自分自身への戒めとしてよく思い出す出来事である。
問題となったコトレッタは冷えていて美味しくなかった。
ああ、やっぱり普通に揚げればよかった、、、なんてタメ息をついて眠ったその夜であった、、、。

$イスキア島から吹く風
音譜日本も貝類は豊富ですが、イタリアでも様々な種類の貝を見かけます。

日本でもおなじみのムール貝やアサリを始め、マテガイ、イシマテガイ、ニッコウガイ(法律では捕獲禁止ですがたまに見かける)、マツヤマワスレガイ、アラヌノメ、、、、などと言った貝類をイスキア近郊ではよく食用にします。
和名があるという事は日本にも存在するのでしょうが、僕はイタリアに来て初めて食べました。


今回はしかし、そういった料理用の貝ではなく、宝石のように美しい2つの貝をご紹介したいと思います宝石紫宝石紫

まずは1つ目の貝から。見た目は、少しサザエにも似た地味な感じですが、、、、、



$イスキア島から吹く風

裏を返すとこんなにも美しい色をしています目


$イスキア島から吹く風
この貝はbolma rugosa(通称=サンタルチアの目)とよばれています。
カトリックの聖人で信仰の象徴として自らの目をくりぬいたと言われる聖ルチアに因む名を持つこの貝は、貝蓋の部分が非常に美しいオレンジ色をしており、宝飾品にも加工されています。

いや~、何か役に立つブログっぽくていいですね~OK
今回は脱線しませんよ地下鉄

魔除けや、幸運をもたらす貝としても知られています。
イスキアの海にもいますし、宝飾店やお土産屋などにも手ごろな値段で置いてあるので、旅の思い出にも最適だと思います。


$イスキア島から吹く風

写真に撮ったものは、レストランで仕入れたある大量の貝に1つだけ紛れて入っていたもの。その貝というのはこちら

$イスキア島から吹く風

和名はホネガイというそうです。
小さなツブのような感じで、オリーブオイルとレモンで食べるとすごく美味!
魚介のサラダに、タコやイカと混ぜたら最高の御馳走ですね。

さて、2つ目の貝はPatella=カサガイというものです。
これはイスキアの浜辺にある岩べりなどにくっついています。
まずは見た目から

$イスキア島から吹く風

これまた地味な貝、、、なんて思うでしょう?
しかしこの貝も裏を返すと、、、、、

$イスキア島から吹く風

びっくりする位きれいな色です!
これは宝飾に使われているのは見た事がありませんが、何かのオブジェに利用したり、ただの飾りとしても十分きれいです。何より、手軽に採取出来るのがいいですね。
因みに中身も食用にされますが、あまり、、、といった感じの味です。

僕も一時期この貝集めにハマり、岩を探してはベリべりとはがしていました。
でもやっぱり大きめのものになると、実を取り出すときちょっとかわいそうな感じがしましたね。海の中で‘うわー、ごめん、、、‘なんて思いながら取り出していました得意げ

さて、今回ご紹介したイスキアの貝たち、いかがでしたか?
皆さんもイスキアに来る事があったら、ぜひ探してみてくださいね。
素朴で神秘的な自然美にきっと魅了されるはずですラブラブ!
最後までお付き合い頂きありがとうございました音譜

(追記)
サンタルチアの目と呼ばれている貝について。
和名が知りたかったのですが、どうも一致する貝が見つかりませんでした、、、、。一番近いのは‘ハリエビス‘という貝なのですが、ネットの写真では貝蓋の部分が白くて、違いました。外側はそっくりなんですけどねえ、、、。
前回は話が脱線して、1回分にまとめ切れなかったたこの記事。続きですカチンコ

ええと、、、そう、、、前回ご紹介したタリアッテッレと同じ時に作ったパスタです。
これはカンネッローニというパスタで、日本でもおなじみのラザニアと似たようなものです。
ただこちらは詰め物をして春巻きのようにクルクルと巻きます。
こちらは調理前の写真。
$イスキア島から吹く風
詰め物の中身は色々ありますが、これはリコッタチーズやひき肉を和えた物です。
これが調理後

$イスキア島から吹く風

寒くなってくるとこういったオーブン料理も恋しくなってきますね音譜

日本だったら鍋の季節と言ったところでしょうか。我が家でもたまにやりますよ~。
近頃じゃスーパーでもパック入りの豆腐が売っているんです!
もちろん、ぼそぼそしていたりして日本のものとは比べ物にはならないんですけど、鍋やみそ汁に入れたら意外といけるにゃー

はるさめも手に入るし、魚や肉は問題なし。春菊もほしいところだがフリアリエッリという野菜が代用になるし、たまに白菜も売ってるんです。今日なんて高野豆腐とほうれん草の卵とじとか食べちゃいました。高野豆腐っておいしいですよねえ晴れ

、、、、、、、また脱線しかけましたね。
でも脱線ついでに1つだけ、僕が持っているささやかな夢(?)について書きます。僕は乾物系の和食は全般好きなのですが、その中でもキクラゲがすごく好きなんです。
で、いつかキクラゲがメインの料理を思いっきりたべたーい!と思っているんですよ。以上。話を戻します。


ええと、、、、そう、魚!
秋は魚もおいしいですよね。この間お店に大量に届いたのはこの魚。
$イスキア島から吹く風
日本では何ていうんでしょう。ちいさめのマグロの様な味で、茹でて瓶詰めにしたりカルパッチョにして出しています。

あとはハマチの仲間もよく見かけます。今年はカツオが少なかったかな。
それと値段も安くておいしいのが、シイラという魚。
魚介のスープに入れたり、アックアパッツァトいうトマト煮にしたりしますが僕のお勧めはマリネ!

少し厚めに切って、オリーブオイルとレモン、塩コショウ、好みでニンニクやトウガラシを加えて付け込むんです。1~2時間くらい置いたものが個人的には好きです。
ワインにも合うし、以外と日本酒のおつまみにもなるのではないかと思っています。

日本ではどのように調理されるんでしょう?僕の地元では見かけない魚だったのでわかりませんが、、、。写真撮っておけばよかったな。
額の部分が大きくてすごく童顔(?)な魚で、見るたびにイクラちゃんを思い出します。

、、、、2回にわたって書いた割には紹介した食べ物が少なかったですねあせる
また機会があったら書くかもしれませんが今回はこの辺で。

皆さんも食べられることの幸せを忘れずに、食欲の秋を謳歌してくださいね音譜
最後までお付き合いいただきありがとうございました。