前回の続きです

さて、再びメインストリートのボッカッチョ通りに戻る。


こんなに可愛らしい町がここまで閑散としているなんてもったいないと思うが、観光地化して俗っぽくなるのも、それはそれでいやだな、、、。

道の突きあたりには、町で一番威厳のあるプレトーリオ宮が見える

滞在中にすれ違った車はたったの2台!+工事をしている車1台だけだったので、子供たちも安心して歩ける。

途中ボッカッチョの生家があるけれど、もちろん閉館中汗
でも散歩だけでも十分に楽しめる街並みですから音譜

ボッカッチョのお墓がある教会は開いていました。
すごく素朴な教会で、床に彼のレリーフが刻まれた墓石が埋め込まれています。
子供たちは気付かず、フツーに踏んでましたけど、、、

ほどなく鬼ごっことかも始まったので、誰もいなかったけどすぐに出ました、、、、ガーン
この町で響き渡るのは、うちの子たちの声くらいなものであった、、、

そのうち妻が”すごくかわいいものを見つけた!”との報告をしてきたので
”この町ではみんな可愛いんだよ。もう、初めてだから舞い上がっちゃって、フッ。”と思いつつももちろん口には出さず、どれどれと見に行ったところ、、、

わービックリマークラブラブ!チョーカワイイー!!、、、、と思ったし実際言ってしまったあせる郵便ポストがありました。それがこちら!


この絵のアイディアはもちろんのこと、壁の色も素晴らしい!そしてこちらが全体図。

我が家でも中庭のペンキ塗りが急務(と言われて久しい)なんですけど、何かだまし絵的なものを描きたいなと考えていたところでした。
ちょっと参考にしようかな。(さっきとは逆に、これは思っていても口には出さない方が賢明)、、、、、って書いてて思ったんですけど、日本では不言実行という言葉が美徳としてありますよね?最近では有言実行という言い方までありますが。

でもイタリアでは有言不実行が当たり前、というか常識
”あー、また言ってるよ~”みたいなシラー
でもそれよりもさらにメジャーなのが不言不実行


つまり、何にも言わないし、実際しないし音譜的な、、、

そして”何にもしないキャラ”を定着させた人々が当たり前の事を何かした時に享受する賛辞の数々、、、、、

腑に落ちないむかっ

いつも黙々と頑張っている人は”頑張る事が好きな人、というか趣味?”位のとらえ方をされているのではないだろうか。

そこで必然的に”やるべきことは黙ってやるが、時折きちんとやっているという事はアピールする。でもそれは当たり前の事なんだからみんなもやってねグー
というスタンスを打ち立て、周囲にプレッシャーを与える。
じゃないと仕事にならない!

あー、、、、なんか愚痴っぽくなってしまった。僕の嫌いな、、、
そしてイタリア人が大好きな、、、、、、

せっかくチェルタルド散策ロマンチックに(?)進んでいたのに!

今回はもう軌道修正無理なので次回に希望を託します。
万が一ロマンチックな気分で読んでいる方がいたら,ゴメンナサイ!
次回に期待してくださいね!(注)有言不実行の可能性アリにひひ

今回もお付き合いいただきありがとうございました音譜

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前回の続きです

ケーブルカーを降りてチェルタルド アルトの町の散策を始める。
町自体は本当に小さくて、道も建物も赤茶色のレンガでできている。

以前に来た時はメルカンティアという、町を挙げての夏祭りの最中で、それはそれは賑わっていた。
まだユーロが導入される前で、1000リラで(当時で約60円位かな?)白トリュフのブルスケッタを屋台で食べたっけ、、、。

今はまるで住民たちが忽然と姿を消してしまったかのようにひっそりとしている。
人知れず佇む中世の町に迷い込んだかのように。


町の入り口付近にある有名なレストラン。
ここを含め、驚く事にレストランやカフェが一軒も開いていなかった!
予想はしていたが、ここまでひと気が無いとは、、、、ほとんど町を貸し切り状態だ。


この町は「デカメロン」の作者として有名なボッカッチョの生誕の町とされている。
もちらん、メインストリートの名もボッカッチョ通り。



夏祭りの最中はあちこちに松明がともされ、火を噴く大道芸人や屋台でごった返していた。
それが今ではこんな感じ。

滞在中に道で通りすがった人は10人にも満たないのではないだろうか?
観光案内所は辛うじて開いていた、、、、
でも観光名所が悉く閉まっているのに3人も係の人がいるのって、、、汗

メインストリートは真っすぐの一本道だが、脇道は結構入り組んでいて変化がある。





そして意外なところに小さな広場や公園が姿を現す。

あまりよい写真が無くて伝わりにくいが、街の造りは本当にかわいらしくて、昔の姿が見事に保存されている。
世界遺産に登録されているような街と比べても遜色がない。

これでもし世界遺産に登録されたら一気に観光客が押し寄せるんでしょうねえ、、、

歩いていると、向こう側に光が射すアーチを見つけたのでくぐってみたら、、、



春を待つ、2月の景色が広がっていた。

ここにきて良かった、、、、
気がつけば疲労していた心に、今回の旅は春の日差しのようだった。
原点回帰的な旅をするうち、僕の中に懐かしい、前へと押してくれる何かが湧きあがってくる気がした。

芽生えを待つ木の様に。

チェルタルド散策、次回に続きます。
今回もお付き合いいただきありがとうございました音譜
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旅の3日目も早朝に目が覚める。
昨日までは天気が不安定でたまに小雨が降っていたのだが、今日は快晴の予感晴れ

遂に雨女妻との戦いに勝ったのだろうか?

今日はフィレンツェを離れて小旅行に行く予定なのでなおさら気になる。
行先はチェルタルド。
フィレンツェからローカル線で50分余りのところにある、小さな町だ。

日帰り旅行の行先については随分と思案した。
シエナやピサ、ルッカやピストイアなど日帰りで行ける中都市を基準に選んでいたが
どうもピンとこなかった。

そんな中、イタリアに来た年の夏に友人たちと訪れたチェルタルドが思い浮かんだ。
ちょうど夏祭りがやっていて、小さいながらも随分とにぎわっていた記憶がある。

当時は車で行ったのだが、ネットで調べると電車で行くのが便利な事がわかった。

ゆっくりめにアパートを出て駅に向かう。
お菓子や水を買いこんで、ホームで待つ間の何とも言えない気持ち、、、

立派な電車も良いが、やはり旅の醍醐味を感じるのはローカル線だ地下鉄

のどかな景色の中を走り抜け、電車はチェルタルドへたどり着く、、、、



小さな変哲のない建物なのにどこか親しみを感じるのは、小ぎれいであったり、ちょっとした照明や観葉植物に気を配っているためだと思われる。

簡単なようでこういう事が出来ているところって、意外と少ないんですよねえ、、、

チェルタルドは2つの地区に分かれている。

高台の上に立つチェルタルド アルトと、そのふもとに広がるチェルタルド バッソだ。

防衛上の理由などから高台の上に町が栄え、その後に麓まで市街が広がるというパターンはイタリアでよく見られる。

駅を出て、真っすぐ伸びている大通りを少し行くと、チェルタルド アルトに向かうケーブルカーの発着所がある。

切符を買い、他に乗客もいない無人のケーブルカーに乗りこむ。
時間にして2,3分程だろうか?

しかしそれは中世の町へとタイムスリップするには十分すぎるほどだった。

斜面をかけのぼるたびに広がる景色と反比例して、現実の世界が遠ざかって行くようだ。


ケーブルカーの扉が開き外に出る。
空気も幾分か冷たく感じる。
そして静寂と鳥の声、、、


帰りの電車も、見る所も食べる所も何も決めていない。ただ気の向くままに散歩に来た。

今の僕にとって、それは最高の旅の形だった。

次回、出来るだけ写真を多くアップして、その様子をお伝えしたいと思います。
よければぜひ、チェルタルド散策にお付き合いください音譜


今回もお読みいただきありがとうございました。
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