前回の続きです

ケーブルカーを降りてチェルタルド アルトの町の散策を始める。
町自体は本当に小さくて、道も建物も赤茶色のレンガでできている。

以前に来た時はメルカンティアという、町を挙げての夏祭りの最中で、それはそれは賑わっていた。
まだユーロが導入される前で、1000リラで(当時で約60円位かな?)白トリュフのブルスケッタを屋台で食べたっけ、、、。

今はまるで住民たちが忽然と姿を消してしまったかのようにひっそりとしている。
人知れず佇む中世の町に迷い込んだかのように。


町の入り口付近にある有名なレストラン。
ここを含め、驚く事にレストランやカフェが一軒も開いていなかった!
予想はしていたが、ここまでひと気が無いとは、、、、ほとんど町を貸し切り状態だ。


この町は「デカメロン」の作者として有名なボッカッチョの生誕の町とされている。
もちらん、メインストリートの名もボッカッチョ通り。



夏祭りの最中はあちこちに松明がともされ、火を噴く大道芸人や屋台でごった返していた。
それが今ではこんな感じ。

滞在中に道で通りすがった人は10人にも満たないのではないだろうか?
観光案内所は辛うじて開いていた、、、、
でも観光名所が悉く閉まっているのに3人も係の人がいるのって、、、汗

メインストリートは真っすぐの一本道だが、脇道は結構入り組んでいて変化がある。





そして意外なところに小さな広場や公園が姿を現す。

あまりよい写真が無くて伝わりにくいが、街の造りは本当にかわいらしくて、昔の姿が見事に保存されている。
世界遺産に登録されているような街と比べても遜色がない。

これでもし世界遺産に登録されたら一気に観光客が押し寄せるんでしょうねえ、、、

歩いていると、向こう側に光が射すアーチを見つけたのでくぐってみたら、、、



春を待つ、2月の景色が広がっていた。

ここにきて良かった、、、、
気がつけば疲労していた心に、今回の旅は春の日差しのようだった。
原点回帰的な旅をするうち、僕の中に懐かしい、前へと押してくれる何かが湧きあがってくる気がした。

芽生えを待つ木の様に。

チェルタルド散策、次回に続きます。
今回もお付き合いいただきありがとうございました音譜
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