予言は当たるのか
私がまだ子供だった頃、家にノストラダムスの大予言という本があった母が買ったのか父が買ったのかは分からないが内容は大層私を怯えさせた”1999年7月、恐怖の大王が降ってくる”この抽象的な表現は相当多くの子供達の想像力と恐怖心を掻き立てたに違いないと思う何故なら私は毎晩、恐怖の大王が降ってこないようにマジで祈ったからだ(私は真面目すぎる世間知らずな子供だった)今なら、都市伝説、大予言、滅亡などの言葉は日常的に流れ続けているが当時はそんな恐ろしい内容の”予言”は確かそれだけだったと記憶している何故か誰ともその件について話した記憶はないのだが1999年7月当時、みんな普通に生活しているのが不思議だったえっ?世界が終わってしまうのに学校に行くの?会社に行くの?私だけ異世界にどっぷりとはまっていたここ数年、日本では予言フェスが絶賛開催中私達はこういうのが好きと言うと語弊があるかもしれない実際に地震や津波が起こり得る地域だしご近所さんとも一見そんなに仲良しではないお金はどこかに投資しましょうとか税金の不本意な使われ方とか種はどこそこから買えとか原材料の表示方法とか緊急時に役立つ何とかとか滅入ることばっかり目にしてそれに追い討ちをかけるようにどこの国の誰がこう予言したこの部族がこう言っている世界中から誰かを見つけ出してひっぱり出してきているそこまでして何かを買わせたい?そこまでして免疫力低下させたい?そこまでして私達を不幸にしたいの?それよりも私達はこれがあるから絶対に大丈夫!というニュースや投稿を探そうね心、大事だよ