
一応、LINEは交換した。家に帰ってからお礼のメールをすると向こうからも返信があった。
彼女の家と私の家は近いらしかった。お互い素性のわからない同士、家や仕事を特定されるのも困る。
それに私は既婚者と言ってなかったのでそれがバレて家や会社にこられるのも困ると思っていたので、彼女があまり情報を公開してこないこともこちらにとってはむしろ好都合だと思っていた。
それからは家が近所ということもあり、仕事終わりに外食をするようになった。
彼女の過去の話を色々と聞いた。若い頃はモデルをやっていたらしい。その時の写真も見せてもらった。
確かに綺麗だった。若い頃はすごくモテただろう。ただちょっと水商売的な感じだなと思った。ある意味水卜アナっぽいところがあるのだ。年齢は聞けば1つ上。水卜アナと同い年だ。
昔は仕事柄、金持ちの既婚者とも付き合っていたらしい。その金持ちに連れて行ってもらったラスベガスとかの旅行の話や写真なども見せてもらった。
今、考えたら容姿がそこそこで男にもそんなに困らなかった人がなぜ今、マッチングアプリをやっているのか疑問に思わなかったのだろうかと思う。
結婚がすべてでもないし、お付き合いしている人がいたり家庭を持っているからといってそれがまともだとも思わない。
だが経験上、男も女も歳をとって1人でいる人はなにかどこかが人と大きく違っていることが多い。水卜アナもそういう意味ではそうだ。たぶん彼女と一緒に生活したいと思う人はなかなかいないだろう。
などという違和感を感じながらも、単身赴任で時間を持て余していた私は彼女とのお付き合いを深めて行き、週に2〜3回は会うようになっていった。