
マッチングアプリではかなり長めのやり取りをしていた女性だ。
マッチングアプリは突然連絡が取れなくなる女性も多い。会う日程も決めていて、突然ドタキャンされて音信不通。そんなこともあったのでサクラなのかと思っていた。その女性も半月ぐらいアプリ上のやり取りだけだった。
その女性は体調があまり思わしくなく、子宮からの出血が多くて不安定らしく、生理もものすごく出血が多くて貧血になるらしい。ちゃんとした病名もあって過去2回ほど入院もしていたらしい。
一緒にカラオケにいく約束をだいぶ以前からしていたのだが、いつも体調次第だという。それと仕事だが、時間調整はできる、在宅が多い、平日の午後、切り上げることは可能だという。一体なんの仕事をしているのかもよくわからなかった。
8月初旬のとある日の週末、カラオケに行こうということになった。ただ、いつものように体調次第だという。何回かこのやり取りをしていて、会うことが実現していなかったので、ドタキャンする理由だと思っていた。
ただ、その日は出血もなく体調も問題ないのでついに彼女がカラオケ店を予約してくれてその店で会うことになった。
大体の女性は会う前に写真を送ってほしいと言ってくる。お互い交換するのだが、酷い人だとそのまま連絡が取れなくなることもあったし、逆にちょっと美人やかわいい人は美人局とかでなんかヤバいことになるのではと違う心配をすることもあった。
だが彼女は一切写真を送ってとは言わなかったし、こちらも写真は要求しなかった。
逆に会う前に写真のやり取りをしようと言い出す人は言い方はよくないが女性側に自信がなかったりすることが多いか、(実際にあった女性で以前、「ブスすぎるからずっとマスクをしておいて」と言われたという人に会ったことがあった。まあ美人ではないがフツーの女性だったのだが)女性側がメンクイかのどちらかだ。
写真のやりとりがなかったので、たぶん残念な結果のほうだと半ば諦めて店に向かった。
店に向かうとすでに彼女はいて、待合の椅子に座って待っていた。マスクをしていたので顔はよくわからなかったが、背中まで伸びた長い髪が印象的だった。
軽く挨拶をして部屋に入った。最初は歌は歌わず、お互いの話などをしていた。その時彼女がマスクを取った。
なるほどと思った。彼女は自信があったのだろう、一般的に見たら美人と言われるレベルだ。だから写真を要求したり、写真を送ってきたりしなかったのだろう。容姿には自信があったのだ。
体型も普通で胸も大きい。若い頃は相当モテただろう。
顔は誰に似てるかといえば、誰がなんと言おうと「アン・ルイス」だ。ちょっと日本人離れした顔立ちでマスクを取ったときはハーフかクオーターかと思った。よく言われるらしいが親戚には外国人はいないという。詳しくはないがハーフっぽいが欧米系ではなく、ロシア人とかのハーフっぽい感じだ。
ただ、顔全体はアン・ルイスだ。
よく考えると一度も結婚したことがないそこそこ顔立ちのいい女性がなんの問題もないわけがなかった。今、それを後悔している。