久しぶりにマッサージに行ってきた。
旅先で、東京に帰る新幹線の時間を潰すため
(どこに行っても観光には興味ない)
すぐに施術の予約ができた
タイ古式マッサージに行った。
空き時間に受けられるのは助かったものの
現場のセラピストの対応にはうんざりした。
(すみません辛口です)
何にうんざりしたかというと、
彼女の想像力の無さにである。
お話しの内容が、相手のことを考えてない。
客に関心はなく、自分視点の話ばかり。
相手の状態や見た目から想像を巡らし
その人に寄り添う対応というより
無難に時間をこなすための応対だ。
独立して起業しているわけではなく、
所属している一スタッフだという。
それはそうだろうな、
これじゃ起業はできないなと
申し訳ないが思った。
人に対する想像力と
応用力がなければ
起業はできない。
と思います。
起業すると、仕事の責任は全て自分です。
予約の応対、電話、メールの内容も
実際の施術やカウンセリングも。
全て行ったことは、自分が全責任をもつ。
そのことにプレッシャーを感じる人と
おもしろい、と感じる人では
ずいぶん仕事に対する姿勢が違うでしょう。
自分が全責任を負う、ということは
自分が全て自由にできる!ということ。
そこに面白さを感じ挑戦していく。
でも、プレッシャーに感じる方は
与えられた仕事はできるでしょうが
創意工夫して仕事から学ぶことは
できないんじゃないか。
特に会社員を長く務めていた方など
細かいミスや矛盾などはうるさいけど
ゼロから何かを生み出すことは
苦手なような。
会社でミスをしないように、
目立って鍵を打たれないように、
間違えて怒られないように、
日本の会社の雰囲気に
すっかり慣らされてしまったから
新しいことに慣れていない。
相手に気を遣うことはできるけれど
それは本当に他人のことを思って
するわけではなく
自分が非難されないように
間違えないように
自分のためにやっている。
〇〇のないように、と
失敗やはみ出すことを恐れてばかりで
なぜ相手への想像力が生まれるでしょうか。
日本の社会は、
そんな人間ばかりを量産している。
はみ出たことはしないが、
特に意見も新しいアイデアもない
自分しか意識にない超個人主義の人間ばかり。
起業することは
全くそういうものと
全く別の存在になるということ。
会社でやってることと真反対です。
だから、おもしろい。
相手の身になるから、
集客への想像力が養われる。
目立つことを恐れないから
どんどん発信できる。
意識が他者に注がれているから
応用力が培われる。
起業することは
金儲けすることや承認欲を満たすという
既知のものを達成することではなく
未知な自分を育てていくことだと思う。