チェンマイに行く前から
ずっと淋しかった。
その淋しさとは
父ちゃんとの分離感だった。
人と人は分かり合えないものだと
絶対的に越えられない壁があって
ひととき笑い合ったり共感し合ったりできるけど
それはうわべだけで
この世界の中で、うまく傷つかないように渡り歩く
一つの礼儀作法で
本当のところでは無理なのだろう
個々の存在は大いなるものから分離して個体になって
この世界に生じてきた
その分離した苦しみを
わたしは感じているのだろうかー
と、思っていました。
この思いは思春期の頃に感じていたもので
もう解消されたものだと思っていたけど
久しぶりに去来したのです。
それがチェンマイで一気に吹き出しました。
腸内洗浄の翌日のシロダーラを受けた後に。
ずっと疲労感で力なく下がっていた顔がリフトアップして
頭がとてもクリアになった後に。
人と人とは根本的にわかりあえない
本質的に孤独だ
そんな思いが内部で爆発したのだけれど
それは、わたしの中のただの幼い感情だったんです。
ただ
父ちゃん（夫）にわかってもらえなかったこと
厳しく諭されたこと
無言であしらわれたこと
そういうことに拗ねていただけ。
子供かっ！
拗ねるって、幼いって書きますが（笑）
まさに幼いだだっ子みたいに
拗ねて自分の感情の中に凝り固まっていました。
タオガーデンに来て
硬くなっていた臓器や身体がほぐされ
臓器に微笑みながら瞑想したりして
自然とゆる〜くほどけていったのでしょう。
自分自身で、大層な、高尚な悩みだと
勝手に考えすぎていました。
難しいことを考えるのをやめて
臓器に優しく微笑みかければよいだけだったのにね。
そういえば、自分でそれに対して調整すらしていなかった。
量子場師なのにね、肝心なことは忘れてしまう。
自分と一体になりすぎていて
その思いを手放せていなかったんだ。
気づかせてくれた仁美さんにも感謝です。
父ちゃんに
わかってもらえなかったことから
わたし自身が
どうせ人はわかってくれないと思っていた。
拒絶されたことから
わたし自身が
どうせ人は離れていくだろうと思っていた。
わたし自身がそんな世界を創っていて
そこで勝手に寂しかっていった。
アホや...
それは親に冷たくされた子供が
プイッと拗ねて、かたくなに黙りこんでしまうのに似ている。
そして、わたし自身が
いつも人をガッカリさせて
人に愛想をつかれて
見捨てられる人間だと
自分に対して思っていた。
本当は愛されたいのに
愛されない（と誤解している）辛さに耐えかねて
世界と人を否定してるだけだった
しまいには、そんな自分自身すらも否定してしまうー
ここに来て父ちゃんからは毎日テレビ電話があり
父ちゃんの優しさと愛をいっぱい感じています。
父ちゃんなりの優しさだから
あいかわらずちょっとずれているけど（笑）
かあちゃん父ちゃんがいなくてほんとうに大丈夫か？
父ちゃんがいないとワンちゃんみたいに淋しがっているな？
かあちゃんすごくツルツルして可愛くなっているぞ！
と、毎日画像をじっと見ながら言うその眼差しが
驚くほど愛を感じられた。
わたしはずっと愛されていた。
人はもともと孤独なもの。
だからわかりあえるし
だから求め合って一緒になる意味がある。
心臓や肝臓や肺臓が
それぞれ独立した個体で
それぞれ機能があって
一つの身体という家があるように
人間も分離して一つになれない個体だから
夫婦や家族として一緒になる意味がある。
一緒だったら悲しみも淋しさもないから
愛の意味もわからないのだろう。
タオガーデンには
カップルで来ている西洋の方もたくさんいて
陰陽のエネルギーを上昇させているのだろうなあ
愛を得られないと拗ねるところから
愛を自分から求めてみよう。
帰国するのが楽しみだ！
TAOガーデンシリーズ
①デトックスリゾート☆タオガーデン到着！
②愛の教え
⑤感情が昇華された（この記事です）