「美味しんぼ」より
「いいかい、学生さん、トンカツをな、
トンカツをいつでも食えるくらいになりなよ。
それが、人間えら過ぎもしない、
貧乏過ぎもしない、
ちょうどいいくらいってとこなんだ。」
(解説)
身近な食べ物だけど、ちょっぴりごちそうでもある
「トンカツ」がキーとなったこの言葉。
食いしん坊の私には とてもしっくりきて、
初めて読んだ子どもの頃から
好きなセリフです。
トンカツをいつでも食べられるように
一生懸命に働くこと。
お金持ちになったとしても、
勤勉かつ謙虚でいることの大事さを、
この言葉が教えてくれました。
子どもができてからは、トンカツを
いつでも食べさせてやれるくらいには、
頑張らなくてはと、
この言葉に、再度、励まされました...。
Recommender 倉持佳代子さん
京都国際マンガミュージアム学芸員、
執筆業も。
近著は、図書の家と、
共同編集の「かわいい」少女漫画・
ファッションブック」(立東舎)。
備考:この内容は、
2024-1-18
発行:宝島社
「心が楽になる言葉、豊かになる言葉」
より紹介しました。