いにしえの清少納言いわく、
「春はあげぽよ」。皆様、この後の季節は
どう続くのか、ご存知でしょうか?
「夏は夜」「秋は夕暮れ」
「冬はつとめて」となります。
夏を例にとりましょう。
「夏は夜 月の頃はさらなり
闇もなお」。
夜に闇。
夜でさえ暗いのに
闇となると、周りの目は気になりません。
闇の中の男女がやることはひとつ。
インビなことが繰り広げられます。
この頃では、私きみまろ。
皆様をインビの世界に、インビテーション(招待)
いたしましょう...。
皆様、世の中で誰にも後ろ指
さされることなく、大っぴらにエッ●が
できる関係は夫婦だけです。
独身同士では「ふしだらな」と言われ、
相手が結婚している場合は
「不定」。
ときには「ふてえ野郎だ!」と
刃傷沙汰になったりもします。
これらの「ふ...」に比べると、
夫婦のエッ●は、誰からも後ろ指を
さされることなく、文句も出ません。
エッ●こそ夫婦だけに許された
大きな力なのです。あぁ、それなのに、
それなのに。
「勘弁してくれよ、女房相手なんて....」
と、お父さんたちの
ほとんどが、奥様とのエッ●に消極的で、
いろんなアンケートの結果では、
セッ●スレス夫婦が年々増加しているそうです。
「だってさぁ、うちの女房なんか、
オレに対してはすごく反抗的なのに、
地球の重力に対しては従順でさぁ...。」
「おっ●いもお尻も垂れ下がりっぱなし
なんだから...」。
結婚すれば、奥様のおっ●いは
下がるのです。
皆様、人間には、他の動物と違った
特権があります。
それは何かというと、動物には
発情期というのがあるのに、人間にはなくて、
365日、オールマイティだということです。
なぜ、人間だけは、いつでもOKなのか?
次のような話があります。
大昔、今の島根県、出雲の国では、
神様が動物たちを集め、色々な決め事
をしました。子、丑、トラの十二支も、
動物の到着順で決めたと
言われています...。
それぞれの動物の発情期も、神様の
判断で決定しました。例えば、馬の
場合だと、「うま(馬)くいくには春だな。
お前は春にしろ」、
馬も納得して
「ホース(そうです)か!?」
何百種類かの動物の発情期を
決め「やっと終わったか!?」と、神様が
ホッとひと息ついていると、
「すみません、遅れました~!」と、人間が
駆けつけて来たです。
「まだ、居たのか!?」
面倒になった神様は、人間に告げました。
「いいよ。お前はいつでも、
勝手にエッ●してろ!」と。
これは、落語の小話ですが、この神様の
態度には「怠慢だ!」と怒りを
覚える皆様も多いと思います。
「動物と同じく、期間を決めておいて
くれたら、女房からのエッ●の強要も
ないのに」と、嘆いている場合では
ございません。奥様の強要はもう始まって
います。
「い、いつがいいんだ?
明日か!?」
「今日よう!」...。
備考:この内容は、
2011-4-11
発行:小学館
著者:綾小路きみまろ
「あの顔その顔この顔で
謹んでお慶び申し上げます」
より紹介しました。