「シャガ」 反抗
直射日光の射さない林の中に群生する。野趣あふれる
美しい花です。かなり古くに中国から入ってきた、
帰化植物で、自然林よりも人里の林の中でよく見かけます。
白地に黄色と紫の斑紋は、薄暗い林の中で鮮烈な印象です。
剣状の鋭い常緑の葉や、花びらの切れ込み、陽光を
避けて日陰で強く自己主張する様子は、他に流されない強い意思を
感じさせます。
「反抗」の花言葉にぴったりです。
「シャクヤク」 はにかみ、恥じらい
ボタンと似ていますが、ボタンが低木であるのに対し、
シャクヤクは早性(そうせい)です。花言葉は、英語で恥じらいや
はにかむ仕草を示す慣用句、”bush like a peony”
(シャクヤクのように顔を赤らめる)からきています。
当初は薬草として導入されましたが、その美しさと
花姿の多様さから、次第に園芸植物として親しまれ、
「立てばシャクヤク、座ればボタン、歩く姿は百合の花」と、
美人を指す形容詞にもなっています。
「ボタン」 風格、恥じらい
園芸花としての歴史は非常に古く、
中国では、唐の時代には、すでに庶民の
間で、親しまれていました。絹のような
薄い花弁を何枚も重ねた大きな花は、
「風格」の花言葉にふさわしい姿です。
ヨーロッパでは、シャクヤクとボタン
の両方をペオニー(peony)と呼ぶ
ため、シャクヤクと同じく「恥じらい」
の花言葉もあります。
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【カノコユリ...】
「ユリ(全体)」子の愛、孝心
【カサブランカ...】
ユリ (白色) 純血、高貴
【ル・レーブ...】
ユリ(赤、桃) 虚栄心
【ハニーレッドヘッド...】
ユリ(黄色) 不安
キリスト教では、ユリはエデンの園を追われたイブが
流した後悔の涙から生まれたとされ、多くの宗教的な伝説に登場します。
白いユリは歳暮マリアに捧げられた花であることから純血のシンボル
とされ、レオナルド・ダ・ヴィンチが描いた「受胎告知」でも、
神の子の懐妊を告げる大天使ガブリエルの左手に白いゆりが
描かれています。
また磔刑が決まったキリストが花園を歩いていると、
多くの花がキリストの運命を嘆いて首を垂れる中、ユリだけは、自分の美しさが慰めに
なると、誇らしげに顔を上げていました。
シカシ、キリストに見つめられると、
自分の思い上がりに気づき、赤くなって、首をうなだれたといいます。
赤とピンクのユリの花言葉は、この伝説からきています...。
備考:この内容は、
2011-1-4
発行:ナツメ社
監修者:国吉純
発行者:田村正隆
「想いを贈る 花言葉」
より紹介しました。
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【おまけ...】
1.赤の芍薬
赤の芍薬の花言葉は、「誠実」「荘厳」「はにかみ」です。
誠実さを併せて、お祝いの場や深い愛情を伝えたいときに赤い芍薬はぴったりな贈り物となります◎
2.ピンクの芍薬
ピンクの芍薬の花言葉は、「恥じらい」「はにかみ」を表します。
ピンクの芍薬は、芍薬全体の花言葉と同じですね!
大輪で、可愛らしい色の芍薬を花束に入れたり、花瓶に入れてインテリアに飾ったりするとお部屋が明るくなるのでおすすめです◎
3.白い芍薬
白い芍薬の花言葉は「幸せな結婚」や「満ち足りた心」を象徴します。
大輪の芍薬と白という色の組み合わせだけなく、花言葉からも、結婚式や新婚を祝う時に贈るのに最適な花と言えますね◎
また、「満ち足りた心」の花言葉から可愛らしい白い芍薬は、心が満たされていることを表現するのにも適しています。
白い芍薬は、その人が幸せで充実した毎日を過ごしていることを示す贈り物ともなります◎
しっかりと花言葉を添えて、その人にメッセージを伝えましょう!
一度はことわざで「立てば芍薬座れば牡丹歩く姿は百合の花」と聞いたことがある人は多いのではないでしょうか?
このことわざの意味は、『立っても、座っても、歩いても、姿が魅力的な美人の人』を表現しています!
芍薬は、すらっとした姿なので女性の立ち姿を。
牡丹は、枝分かれして横向きの枝に花をつけ座るように見えることから。
百合は、風を受けて揺れる姿から女性の歩く姿を指しています。
ちなみに元々は、それぞれのお花の皮や根が漢方として適した使い方があることを示すことわざなんです。
備考:この内容は、
「Flower」さん
より紹介しました。