SF 時速3,000kmで走るマシン...その4(最終回かも?) | Q太郎のブログ

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パクリもあるけど、多岐にわたって、いい情報もあるので、ぜひ読んでね♥
さかのぼっても読んでみてね♥♥

 

レスキューポリスマシンの集大成! 特捜エクシードラフト DX ...

 

 

 

 

【灼熱地獄とは、このコトだ...】

 

 

 

 また、この速度では、空気との摩擦熱も

 

無視出来ない。気温20℃の空気中を

 

マッハ2.5で走ると、空気が正面から

 

ぶつかる部分の温度は370℃になる。

 

 

 

 

 

これは、たいていの石油製品が発火してしまう

 

温度だ。もちろん、ゴムタイヤなら炎上し、

 

普通の塗料では、車体が燃え上がる。

 

乗っている人間は、蒸し焼きだ...。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

クルマはどんな状況なら炎上・爆発するのか? - 自動車情報誌 ...

 

 

 

 普通、温度を上げるためには、通風を

 

よくするが、この場合は、それも厳禁である。

 

 

 

 

通気口を作ると、そこから秒速830mの

 

風が入ってきて、クルマの中で超局地的な

 

大嵐が荒れ狂う。運転なんかしてられるか! 

 

空冷式エンジンなど、もってのほか。

 

エンジンが、よけいに熱くなってしまう...。

 

 

 

 

 蒸し焼きに、ならないためには、クーラーを

 

つけるしかないが、370℃を快適な

 

温度にするには、340℃前後冷却する

 

パワーが必要である。

 

 

 

 室温を、絶対零度に

 

するより、さらに大幅な冷却をせねば、

 

ならないのだ。家庭用のクーラーの冷却力は、

 

どんなに頑張っても20℃程度、

 

業務用冷蔵庫でさえ、50℃程度である。おそらく、

 

クルマより、大きなクーラーが必要だろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アルファタウリの2022年型F1マシン「AT03」シェイクダウン!走行 ...

 

 

 

 したがって、「バリアス7」には、人間は

 

絶対に乗れない。乗ったとしても、生きて

 

いられるのは、最初の数十秒だけである。

 

 

 

 

カーブを通りすぎたら、操縦者は、確実に

 

絶●するため、暴走ミサイルを地上に

 

放つのと同じことになる。

 

 

 

 

したがって、

 

無線操縦ができるようにしておかなければ

 

ならないが、そんなことをするくらいなら、

 

初めから人を乗せなければいいと

 

言う話になってしまう...。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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 しかし、「バリアス7」には、乗車不可能

 

という結論では、面白くもなんともない、

 

 

 

あらゆる艱難辛苦を、科学の力と精神力で

 

克服したとして、無理やり「バリアス7」に

 

乗り、時速3,000kmで逃げる敵を追跡した

 

と考えよう...。

 

 

 

いったい、何が起こるのか...?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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【後には、ペンペン草も生えない...】

 

 

 

 物体が、空気中を運動すると、

 

空気が圧力を受けて、その圧力変化の波が周囲に

 

伝わっていく。

 

 

これが音だ。

 

 

 

 

 

 ところが、物体の速度が、

 

音速を超えると、後から

 

後から、起こり続ける圧力変化を空気が

 

運びきれず、時間を置いて発生した波が

 

固まって同時に進んでいくことになる。

 

 

これが、衝撃波である...。

 

 

 

 

 衝撃波は、一定時間内に発せられた

 

エネルギーが、ひとかたまりになっている

 

ために、他の物体に到達したときに

 

大きな破壊力を持つ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コンコルドの失敗から学ぶスペック至上主義の危険性 デザイン ...

 

 

 

 コンコルドなど超音速機が

 

細長い三角形をしているのは、、

 

自分が出した衝撃波を受けないようにするため

 

でもある、

 

 

 

 

 また、上空を超音速機が、

 

通過すると、高度が5,000mのとき、地上の

 

建物の窓ガラスが割れるという。こうした

 

被害を避けるために、コンコルドは

 

2万mもの高さを飛んでいるのだ...。

 

 

 

 

 マッハ2.05のコンコルドでさえ、

 

これだけ気を使っているのに、それより、

 

速い「バリアス7」が、市街地を走り回る!

 

 

 

前代未聞、傍若無人の振る舞いである。

 

 

 

周辺住民の鼓膜はもちろん、窓ガラスや

 

シャッターは、バンバン破れ、距離に

 

よっては、建物ごと破壊し、すれ違ったクルマは、

 

落ち葉のように舞い上がる、地面には

 

衝撃波の深い爪痕が残るはずだ。

 

 

 

 

 しかも、その前を、露払いのジェット戦闘機が、

 

1秒に33万発の機銃掃射を行いながら

 

飛んでいく...。

 

 

 

 

 

 これでは、追いかけられる悪人は、

 

生きた心地がしない。追跡してくる

 

マッハ2.5コンビに対する恐怖は、もちろんだが、

 

自分が逃げることによって、街が

 

際限なく破壊され、人名が●われていくので

 

ある。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

空気砲 (くうきほう)とは【ピクシブ百科事典】

 

 

 

あまりの罪深さに絶えられず、

 

反省して自首してしまうのではないか?

 

 

 

そこに漬け込むのも、作戦としては

 

なかなかいい...。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ネオンロード上の未来的なスーパーカー、高速運転、加速、ネオン ...

 

 

 

 時速3,000kmで走るマシンから、正義の

 

ヒーローは、こう叫ぶだろう。

 

 

 

「オラオラオラ~! いつまでも逃げて

 

ると、罪もない人が、どんどん●ぬぞ~!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

備考:この内容は、

2018-11-30

発行:KADOKAWA

cy社:柳田理科雄

「空想科学読本 1」

より紹介しました。