機内食に料金を払ったおとぼけタレントって誰?! | Q太郎のブログ

Q太郎のブログ

パクリもあるけど、多岐にわたって、いい情報もあるので、ぜひ読んでね♥
さかのぼっても読んでみてね♥♥


Q太郎のブログ


 飛行機に乗ると、長距離飛行であれば、頼まなくても機内食が出てくる。最近の


飽食に慣れてしまった人は、


「やあね、こうやって出されると、つい食べて太っちゃうのよね」


「うまいモンが出たためしはないよな」




 と、ありがたみを感じていないようだが、中にはこんな素朴な反応を示す人も


いる。




 もうずいぶん前のことだが、タレントの斉藤清六さんが後輩の西山浩司クンと


ホノルルに向かった時のことである。飛行機が離陸してしばらくすると、機内食が


運ばれてきた。それを見た清六さんは、さっと100ドルのトラバラーズチェックを


出してスチュワーデスに押し付けた。



「オー、ノーサンキュー!」



と、スチュワーデスが受け取らないと、


「遠慮しないの。こらは日本人の心意気だから、受け取ってよ」


と、太っ腹なことをいう。西山クンがあわてて、


「清六さん、これタダなんですよ」


と、止めると、


「えっ、ホントなの?」



 後輩の手前、大枚払ってカッコつけようとした清六さんだったが、どうやら


とんだ勘違いだったようだ。










備考:この内容は、1994年1月5日発行 KAWADE夢文庫 ユーモア人間倶楽部:編

「世にも恥ずかしい人々Ⅱ」より紹介しました。