マルチツールFMT-200M | CLAYの日記

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老後の為の忘備録

 先週お店でマルチツールが1,100円(税込み)で売っていた。
ひょっとするとネットでもっと安く売ってるかも知れない。
販売元は違うけれど、中身は多分全く同じものがありました、1,000円以下(笑)

(後日見直したら、柄の部分のプラスチックの形状が少し違ってた)

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4月11日追記

先程見つけたのですが、BE-PAL2021年1月号の付録にあるのとほぼ同じですね。

粗悪品とか書いて良いのだろうか(笑)

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 11in1の頼れるやつです。
そのうち3つはマイナスドライバー(大中小)です。
こういったガジェットは少年の心を甚く刺激します。
そしてまたそんな期待とは裏腹に、現実に役に立つ場面は万に一つも無いのが常。
多分これも10倍以上金を掛ければ、それなりに個々の機能がまともな物があるのかも知れません。
でもそれなら専用工具に金掛けろよ…と言うところ。

 



 解かってて個人的にやってるんだから、野暮は言いっこなし。
時々はそれで物欲を満たしてストレス発散しないと駄目なんです。
でも高いの買うのは勿体無いので、安いの買って誤魔化すんです。
先駆けは50年以上前からあったカード型マルチツール。
少年漫画雑誌の通販広告の「カナダ森林警備隊の装備品」等と言う真偽不明の宣伝文句に憧れたっけ。
確か名刺サイズくらいで当時何千円もしてたけど、4年前に買ったのは77円だった(笑)
形にすらなっていない粗悪品ですが、手元に来たら満足しました。
勿論使ったことも飾った事も無く、机の奥底に寝てた。
現在は3倍以上しているようです。

 



 まあそれでも少し手を加えれば、本当に(絶対に来ない)いざと言う時に役に立つんじゃないかな。
土曜日はお天気が悪いので、暇潰しすることにしました。
暇そうにしてると家内に後ろめたいので、最初に家の包丁5本を研いでその序と言う位置づけで。

 



 先ずは鋸を研ぎます…駄目でした。
柄が当たって砥石に当らない。

 



 仕方が無いのでダイヤモンドヤスリを買いました。
今回のマルチツールを2本買ってお釣りが来ます。

 



 これで目立てをします。
まあ、買ったままよりはマシなんじゃないの?程度になりました。

 



 ナイフです。
最初は鉛筆も削れませんでした。
これも言うほど良くはなりませんでした。

そもそもの材質に問題があるような気がします。

 



 缶切りです。
丸かったのでナイフ並みに研ぎました。
梃子なので、多分使えると思います。
…柄が邪魔をして使えませんでした。

 



 マイナスドライバーは何れも先端が丸くて使い物にならなさそうなので、ヤスリ掛けしてフラットにしました。
(中)は栓抜きの先端に付いていますが、少し厚いので薄くしました。

 



 (小)も同様です。
時計ドライバーにもなるくらいに薄く削ります。
何故か普通のヤスリ(炭素鋼)でもサクサク削れます。
切子が沢山纏わり付きました…何故?

 



 全て終わってから台所にあったネオジム磁石を近づけたら、もの凄い勢いで貼り付きました。

このテの安物は大抵SUS304を使いますが、これは安物を超えた粗悪品です。

なので更にコストを下げるために、400系を生材で使っているのかな。

 



材質はステンレス鋼とアルミニウムとありますが、合成樹脂も使ってるよ。

 



 どこか中国のメーカーが作ったものを適当に自社ブランドで販売しているんだろうけど、単価も安いからあまりよく調べてないんだろうね。
取り敢えずペンチくらいは使えそうかな。
気が向いたら革のケースでも作って鞄にでもぶら下げようか。