LEDは蛍光灯を超えたか? | CLAYの日記

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老後の為の忘備録

テーマ:電気・電子・光学
2012/07/28 20:45
 さて、前回の続き。
世間はLED一色(まあ何色も出せますがw)の様相。
いよいよ家庭用のシーリングライトもLED化してきましたね。
我が家は蛍光灯式にしましたが。。。
 
 効率を表わすのはlm(ルーメン)/W(ワット)。
つまり1W当りどれだけの光束(光の量)を出せるか。
 
 白熱電球の場合は485lm/40W、810lm/60W。
40Wで見ると概ね12lm/W。
電球型LEDの場合、日本の名の通ったメーカー(単なる商社は除外)であれば昼白色で485lm/6W程度。
つまり80lm/W程度。
電球色は上にカバーを付けているので効率が下がって65lm/W程度。
白熱電球と比べて昼白色で6倍以上、電球色で5倍以上の高効率。
 
 
 実はここに落とし穴があって、白熱電球の場合はほぼ360度に光るけれど、LEDの場合は下面に集中する。
良心的なメーカーは485lmを以って40W相当と言うけれど、実際には下面に集中するので40Wの白熱電球よりも明るい。
 
 
現在はなるべく電球に近い拡散光を作るのに四苦八苦。
酷いメーカーは逆に下面集中にして、その直下で40W相当の明るさが出れば40W相当と謳う。
だから300lm以下でも40W相当(笑)…でも周囲は暗いし安いけど効率も悪いのが大半。
 

 でまあ、電球型蛍光灯はと言うと、実は65lm/W程度なんですね。
つまり電球色に限って言うならば、LEDと蛍光灯は効率では変わらない。
違いは価格(蛍光灯の方が安い)と寿命(蛍光灯の方が短い)。
蛍光灯は応答性が悪く直ぐに100%の明るさにならないのが欠点だけど、点灯時間が長いところでは然程気にならない。
発展途上国ではそれよりも電球からの切り替えが急務なので、価格の安い蛍光灯で推進してますね。
 ところがこれは電球型の話で、現在日本家屋で一般的に使われているシーリングライト(通常の環型蛍光灯)の場合はちょっと事情が違う。
従来管の効率は65lm/Wなんだけど、LED式でも同程度で70lm/Wを超えるのは稀。
つまりはようやく従来型蛍光灯に追い付いたので商品化された、と言うのが現在。
 
 
 ところがインバータ用に再設計されたスリム管の場合、規格統一はされていないけど各メーカー共押しなべて110lm/W程度の高効率を叩き出してる。
今から買うのに旧型蛍光管仕様は買わないだろうから、現時点ではまだLED照明は蛍光灯を超えられていないのが実情。
近い将来にはLEDが追い越すだろうけど、現在時点で多機能に価値を見出してLEDにするかは微妙な所ですね。
※上の絵は全て拾い物です。
 

コメント

  1. 2012/07/28 23:17
    まだLED導入率はゼロなんです。
    ほとんどが直管蛍光灯ばかりで、だめになったら蛍光灯での取替え。
    引き続きCLAYさんの実績・解析を読ませていただく余裕があります??

    下駄やのおじさん
    [Res]CLAY
    2012/07/29 00:16
     直管型の場合、結構効率が良くて90lm/Wに近いんです。
    なのでそのままお使いの方が良いと思いますよ。
    壊れたらその時思案ですね。
  2. 2012/07/29 00:19
    うーん考えちゃうな‥‥
    変えるといい事ばかりて言う訳ではなさそうで、
    もう少し検討してCLAY!
    [Res]CLAY
    2012/07/29 18:27
     まあ技術なんてそんなもので、いきなり画期的に凄いなんてのは稀です。
    ボチボチ良くなっていくとは思いますよ。
  3. 2012/07/29 06:06
    う~ん
    高いしなぁ
    くらいとなぁ~
    考えてしまう
    今蛍光灯しゃべりまくり
    取り替えの時期です・・・・わかったるわい((+_+))
    [Res]CLAY
    2012/07/29 18:28
     とにかく交換ですね(笑)
    照明器具もお高いので、考えて買わなきゃね。