シグマリオン(2)(旧ネタまとめ) | CLAYの日記

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老後の為の忘備録

IME辞書を賢くする
 さて、「購入から導入まで」が購入直後に一週間出張した先のホテルで書いたものです。
改めて家のXGA画面で見るとやはり見通しが良くて楽です。”別嬪”が変換できてないなぁ。
 
 私自身は漢字変換ソフトのない(ついでに書くとフルキーボードもない)時代からのユーザー故、キーボード操作は主にはCP/M(死語!)の時代のものが染み付いています。
一太郎Ver.2時代のAtok(4だっけか?)で初めて使ったのですが、あまりにも(今で言うデファクトスタンダードと)違う操作体系と閉鎖的な環境(一太郎では他の日本語変換ソフト(当時はFEPと言った)が使えない)に嫌気が差し、以来Atokは使っていません。
 
 今回も一度ホテルでAtokを使おうと思ったのですが、やはり身体が受け付けないので、IME辞書を強化する方向で行くことにしました。
取り敢えずは出張中の為たいしたことはできないので、出先にあったパソコンからIME95の辞書をCFにコピーして使おうと実験しましたが、設定できませんでした。
シグマリオンのIMEは98なので、やはり同じバージョンでないと駄目なのかと思い、会社に帰ってノートパソコンの中身を調べると”IME98STANDARD.DIC”と言うのを発見。5.8MBのサイズです。
これをCFにコピーした所、設定できました。サイズに比例して7倍賢くなったかどうかは判りませんが、語彙は確実に増え、概ねWindows機の感覚で使えます。
 
 本当は¥Windowsデイレクトリーの中に入ると良いのですが、ここはROMとして固定されており、既存の辞書を削って場所を空けるということも出来ません。
できれば真っ先にAtokを消していますが(笑)
 
 *良くなった所
1.少なくとも通常使用で問題の無い程度に語彙が増えた。
 *イマイチの所(と慰めどころ)
1.微妙ながら変換時間が延びた。
 (それよりタイピング速度が落ちるので、気にはならない)
2.郵便番号辞書等複数辞書を設定できない。
 (そんなにバリバリ打たないので気にしない)
3.15MBのCFの1/3以上を消費する。
 (新規に大容量のものを買う気がないので、我慢する)
(2001年5月8日更新)
 
 
周辺機器等
 基本的にはコスト(広義の意味においてですが)を掛けずに楽しむということを前提にしています。
よってお店で見かけたもので、純正以外のものをコツコツと揃えています。

 実は購入後本体設定作業も十分に出来ないうちに出張に持っていきました。
ケースは付属していないため、なんとなく不安な気はしました。
仕事が早くに引けた折、ホテルの前にあった電器量販店に寄ったところ、エレコムのケースがあったのでこれを購入しました。
 何分包んでも貰わず、その場で店員さんに「直ぐに使えるようにして!」といって、ついていたタグは切って貰ったので品番等一切不明です。
てなわけで紹介するのも憚られますが、エレコム製のケースです。
取り敢えずの役には立っています。
 
 
 メーカー名:エレコム
  商品名:MDA-???(忘れた)
  金額  :大体¥400程度
 *良いところ
1.まるで測ったようにぴったり!
 *良くないところ
1.価格に見合う性能かは不明。(サプライ商品には常に感じる疑問)
 安いもの狙いであれば¥100ショップを探すべきかも知れない。
 品質志向で行くなら、低弾性ウレタンでしょう。。。¥1,500程度で売ってたのを見たことあります。
 通常移動の際の細かいキズ防止には役立ちますが、落下衝撃には耐えられそうにないです。
 ま、落とさないように気をつけるのが前提ですが。
 
 
周辺機器ケース
 これこそ¥100ショップで買った袋(ズタ袋)です。これに
1.CFカードアダプタ
2.ACアダプタ
3.MP3用イアホン
4.携帯電話用ケーブル
5.デジカメ(LV-10)
を入れてます。
 出張時は更に
6.デジカメ用ケーブル
7.カシオペア
8.予備電池(単三、単四)
が入ります。もうパンパン!。
 
 
液晶保護シート
 必須か否かは不明ですが、過去の機器では使用していました。
今回は純正品が無いため、電器量販店でたまたま見つけたもの。
右写真のものです。
 

 メーカー:サンワサプライ
  品番 :LCD-DG
  価格 :定価¥850
W150×H110の6.7インチタイプで、少し上下の寸法を犠牲にすれば丁度2台分取れます。
 注意点は
1.貼り付けるときに埃が入りやすいので掃除は念入りに。
2.貼り付け面の反対側からカッターを入れないと巧く全面張り付かない。
です。私自身の失敗の反省です。
コンパクトフラッシュアダプタ
 重複しますが、CF経由でのノートPCとのデータ交換用です。
 メーカー:I・Oデータ
  品番 :PCCF-ADP
  価格 :実売¥800程度
 あまり煩雑且つ大容量のデータ交換はしないので、赤外線経由で十分です。
使用頻度は低いですが安価なので、揃えておいて損はないでしょう。
 
携帯電話用ケーブル
 シグマリオンではMobile通信はしないので、はっきり言って”携帯ほいほい”の為だけに購入しました。
でもこれがやはり使い難いんですよねぇ。
PC用で”ケータイエディ”を使っていましたが、こちらの方が数段良いと思います。
あちらの調子が悪いのと、ホテルや電車内などの細切れの時間でちょいちょいと携帯電話のデータメンテが出来るのだけがメリットです。
 
 
英語のお勉強
 チマチマと英語の勉強をしています。といっても成果が上がらないのが難点ですが。
私の場合はNHKラジオの「やさしいビジネス英語」を使ってます。
毎週日曜日放送分をテープに録って、通勤の車の中で聞くという形を取っていたのですが、出張が多くなり車もあまり乗らない。
ホテルや電車移動の時間が多いので、これを有効に使いたいと思いました。(実際は飲み歩いてばかりですが)

 そんな時、いよいよ2001年4月分より教材がテープからCDに変ったので、これをシグマリオンに取り込んでMP3化して持ち歩くということを考えました。

メディアプレーヤーを導入する
 多くのシグマリオン(パワー)ユーザーのHPに於いて解説されていますので、本件の導入については省略します。
マイクロソフトのホームページでダウンロードできます。
ご存知の通りシグマリオンはモノラル音声の再生のみということで、ユーザー評価は高くないのですが、私自身は音楽を聞くなどという高尚な趣味はないので、今回の用途では鳴れば十分と思っています。
パソコンに”Musicmatch Jukebox”を導入する
 
 
 シグマリオンでの再生の手順としては、
  1.CDからMP3データを作成する。
  2.シグマリオンにデータを送る。
ということになります。

 MP3データ作成の為のソフトは数多ありますが、私は”Musicmatch”社の”Musicmatch JukeBox”を使用しています。
 
 理由は、
  1.只(アップグレードは費用が必要)
  2.CDから一気にMP3データが作成可能。
ということです。

 とは言え、他のソフトをそんなにあれこれと試したわけではなく、母数は少ないですが(笑)
難点は、
 1.全て英語(そんなに難しくないので気にしなければ大丈夫)
 2.アーティストデータのダウンロードやアップグレードを毎回聞かれるので煩わしい。
 3.操作が判らないためか、ファイル名操作等が面倒くさい。
 4.圧縮率を上げるため、更に品質を下げたい(48kbpsとか、32kbpsに)。
位です。
音楽を聞く趣味は全く無く、月に一度の作業なので新しいソフトを試す気力が無いのが本音。
でも動作も速くてかなり自動化も進んでいて使いやすいと思います。
ダウンロードは左の目次のリンクから出来ます。
因みに簡単操作としては、下記の手順で即データ化できます。
 
 
 これにより作成したデータをCFに入れて持ち歩いています。

使用感として良い所は、
  1.なんと言ってもデータ化して持ち運べるのはグッド。所期目標を達成しています。
   私は先にも書いたように音楽を聞かないのでその関係の機器は何も持っていませんし、嵩張る機器は持ち歩きたくない。

イマイチの所は、
  1.音量が小さい。いつもイヤホン使用で最大ボリュームで聞いていますが、少し低い。
  2.1週間分で10MB程度のデータ量になるので、私の15MBのCFでは抜粋する必要がある。
というところでしょう。
 
 WindowsCEは、ウィンドウズと言いながらマルチウィンドウではないので、これで辞書も兼用させると非常に辛いものがあります。
尤も辞書の方もあれから新しいのを見つけていないので、殆ど役立たずの状態ですが。
ま、出張先で飲み歩くのも程ほどにして、精進したいと思います。
 
 
Plus!の導入
 機械の常として、正常に繰り返し動作出来ている時には生産性も高く、面倒も起こらないのですが、正常に稼動させるまでと、ひとたびトラブルが起きた時の復旧の手間暇は膨大なものです。
ソフトウェアはハードウェアに比べて流通性と再現性が格段に高いことが、現在のコンピュータの隆盛となっている訳です。

 よって、コンピュータを使用するときの私自身のスタンスは、
1.システムは支障のない限りカスタマイズしない。
2.システムに標準のソフトウェアを使用し、多少便利でも類似のソフトウェアは使用しない。
3.その他のソフトウェアはデファクトスタンダードを使う。
です。
暇潰しや勉強として使う場合は別ですが、道具として使う場合には安定して生産性を上げられるということが一番だと思います。

 ということで、私のシグマリオンはあまり余分なソフトは入れていませんが、必要に迫られて若干のソフト追加を行っています。

Plus!Pack for WindowsCE Handheld PC Pro Edition Viersion3.0の導入
 デスクトップのWindows機に、別売の「Plus!」があるように、CE機にも「Plus!Pack」があります。
こちらの方は無料でダウンロードできます。
但し、英語版のみとなります。操作自体は単純なので、慣れればあまり気にすることはないでしょう。
合計で12個のソフトが同梱されていますのが、中には不要と思われるものもありますので、インストール時に選択、若しくは導入後削除すると良いでしょう。

同梱されているソフトとその概要は、
 1.Program Switcher:Alt+Tabキーでタスクの切り替えができる。
 2.Resouce Meter:本体メモリーとバッテリーの残量を確認できる。
 3.Mute:Alt+アイコンのタップでボリューム調節ができる。
 4.Pocket Paint:デスクトップ機の「ペイント」に類似のソフト。
 5.Squares:"戦略"ゲームだそうです。
 6.Pocket Word Count:"語"数カウンタ。英語圏の小説家などは重宝するでしょうが、セパレータがスペースでない日本語では無意味。
 7.Image Viewr:GIf、Jpegなども見られるイメージビューワー。
 8.Outline Converter:PocketWordのアウトラインで作成した文章をPocketPowerPointに変換する。
 9.PIM Today:PIMの本日の内容(アポイント、タスク、メッセージ、連絡先)を一括表示する。
10.Pocket Poewer Point Templates:PowerPointのテンプレート集。
11.Plus!Background Image:壁紙。
12.Favorites Sync:デスクトップ機のIEのお気に入りとシンクロさせる。

です。1,3,4,7は、デスクトップ機には標準装備されている機能です。
2(3もですが)はまあなくても他で代替できる機能。
6,8,9,10,11,12は私にとっては無意味。
5は最近ゲームをする時間も気力もないので不要。
…ってなこと言ってると、ホームページに書く内容がなくなるのですが、不必要なものは入れないという主義なので、無意味と思われるソフトの導入は行いませんでした。
画像キャプチャーソフトを導入していないのと、書くのが面倒臭いので今回はここまで。
 
 
赤外線を見る!
 大繩さんから赤外線についての書き込みがあったので、ふと悪戯心を出して、通信部の赤外線を”見る”ことが出来ないかと思いつきました。
過去に仕事でやったことはあるのですが、会社の設備もなく手持ちの設備だけで見られるかと思うと非常に心許無いのですか、そういえば私には超安物デジカメのLV-10があるではないか!
ということで実験したところ、見事に捕らえることが出来ました。

 シグマリオンにはIrDA1.1で定義された赤外線通信ポートが内蔵されています。
発光部はGaAlAs系のLEDが使用されています。
波長特性は使用される材料によって決まりますが、GaAlAs系の場合はAlの混合比により
若干変動します。
Alが少ないと波長が長くなり、多いと短くなる特徴があります。
IrDA用としては、ピーク波長が850~900nm程度のものが使用されるようです。
またIrDAは半二重通信を行いますので、光り続けている訳ではなく、点滅していることになります。

 ところが、人間の目は可視光と呼ばれる波長380~780nm程度の電磁波しか捕らえることが出来ないため、これを直接見ることは出来ません。
よってこれを実際に”見る”為には、この範囲の光に感度を持つようなセンサーがあれば良いことになります。
尤もポピュラーな材料としてシリコン半導体があり、800nmをピークとして、500~1000nmの広い範囲の吸収帯域を持ちます。
可視光を含むため、当然カメラなどにも採用されていますが、赤外線の領域をカットするためのフィルターが取り付けられているのが普通です。
時々これを外して悪いことをする人がいるようですが(笑)。
 
 
 ひょっとして、LV-10はコストの都合上赤外線フィルターがないのではないだろうか?それならば赤外線を検知できる筈。
但しIrDAは点滅しているため、運が悪ければ消灯しているときにシャッターが切れ、巧く捕らえられない。。。
具合の良い事には、LV-10はインターネットカメラの機能を持ち、リアルタイム画像を映し出すことが出来るため、これを使えば良い…ということで、まずは簡単に実験して見るため、ネットミーティングを使ってみると、絵の様にしっかりと映りました。
通信を何度か再試行して駄目な場合は打ち切られてしまうので、更にムービーメーカーを使い録画して、あれこれと調べると、やはりある程度傾きがあるようですね。
 
 長円の内側が光っているのは、外側に受光素子がある為。
 
 
 …なんてここまで書いていて先ほど気が付いたのですが、暗がりで赤外線通信の部分を見るとすこーしだけ光ってる…何故?
ひょっとして私の目が常人を超えているのか、実際に可視光なのか?良くわかりません。もしよければ皆さんのシグマリオンの状態をゲストブックに書き込んでください。