格安キーボート手直し(安物買いの銭失い) | CLAYの日記

CLAYの日記

老後の為の忘備録

2000年7月某日
 「コンパックマシン用にキーボードが欲しいなぁ。。。」等と思いついてしまいました。
どうせ使わないんだけど、やはり形だけは揃えておきたいと思い、最低のコストで挑むことにしました。でも近所のお店はそれなりのポリシーがあるのか、取敢えず使いものになる程度以上の品しか置いてありません(最低が¥2,000の)。
ま、使い物にならない様なものを買いに行く奴はあまりいないだろうけど。。。
 たまたま大阪への出張が入り、ここぞとばかりに日本橋に寄り、短い時間ながら何とかソフマップで現品限り¥980のキーボードを購入しました。(ホントは中古で良かったんだけど…)
買っては見たものの、「これってこの前広告で”特価¥480!!”で出てたのに似てるなぁ…でもあそこまで行くとガス代だけで足が出そうだし、まっいいか…」なんて自分を納得させることにしました。わざわざ安物を高くで買うなぞ、殆どマゾヒズムですね。
 
 
取敢えず家に帰って物を確認すると、ゲゲンチョ!キーのタッチがめちゃんこサイテー!!「なんじゃこれはーっっ!!???」てな感じです。キーの滑りが悪く途中で引掛り、まともにストロークしない。
安物のキーボードは大抵このケがあるのですが、ここまで酷いのには今まで御目にかかったことがありません(まともに使えない)。

 概ねキー自体とキーボード盤面との摩擦が高い(或いはコジる)のが原因なので、ここに油をさして直そうと思いつきました。
取敢えずネジを外してキーボードを分解しようとすると、”バラバラバラッッッ”となにやら部品が沢山こぼれ落ちました。
「なんじゃいこれは??」
 
 
 よく見ると、直径8mm程度のプラスチック製キャップ状の物。
しかもキースイッチは私が思っていたような独立したものではなくフィルムシート状のものでした。
…てことは、こいつはなにかい、キーのスプリングかいな?
うーん、流石安物のことだけはある。。。日本で作れば人件費のが高くつきそうだけど、中国なら安いのか?!
 しょーがないので取敢えず床にこぼしたキャップ(109個!!)をせっせと拾う。
ナチュラル(乳白)色のため、これがまた見つけ難い。
分解するときはもう少し丁寧にやるべきでしょう。
 
 
 取敢えず全部拾い、復元してキーボードに油をさした所、中々渋いタッチになりました。
実は会社で貰ってきたかなり(自分では絶対買う気にならない程)上等のスプレーグリスを使ったため、粘度が高くキーの戻りがやや遅くなってしまいました。
まあキータッチの速度よりは早い戻りなので支障は無いですが、違和感あります。
最初から判っていればミシン油などの粘度の低いのを使っていたと思います。