MS-5169組み立て(2代目PC/ATマシン) | CLAYの日記

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老後の為の忘備録

弟からM/Bを調達する(1998年初夏)
 すっかりおばあちゃんになったものの、特にトラブルもなく快調なDELL機と穏やかに過ごしていた私のパソコンライフに久しぶりに嵐がやってきました。
弟が数年前から自作に耽り、CPUだCD-ROMだとお零れ頂戴している間は良かったのですが、ついに「出物のM/Bがある。Super7でEDO64MB、取敢えずMMX200MHzも付けて¥1万!!」と甘い誘惑をしてきたのです!
 ”自作パソコン”と聞くと、あのTK-80やLkit-16A、はたまた一から手半田にOSの移植等というのを思い出し、「この歳で今更…」という暗鬱な気持ちにさせられるのですが、最近はどうやら出来合いの品をかき集めて組み立てて”自作”と言うらしい。オジサン世代には「これで自作はヘソが茶を沸かすでぇ!」と思うのですが、今まで弟からロハで仕入れた部品の数々、ざっくりと暗算すると結構安くで作れそうなので、取敢えずツバ付けることにしました。
これがご多分に漏れずドロ沼への入り口だったのですが。。。

事前に部品を調達する(1998年8月~)
 今までに弟からセシめた部品の一覧
 
 
 で、M/Bとメモリー、CPUが¥10,000で手に入れば後、
 

で、合計¥50,000で取敢えず1台完成する…筈。
CPUが今時MMXであることを考えると然程安いとは思えないけど、Super7仕様で将来的に拡張の余地があると考えれば、小遣い銭でコツコツ作ることが出来るのは非常に魅力に感じました。
取敢えずこの夏(’98年)、このド田舎に酔狂にも出来たパソコンパーツショップに暇を見ては通い詰め、小遣い銭でボチボチと部品を揃え始めました。
方針としては、現在時点で特別スペックに見劣りしない以上、兎に角安い物を狙う、です。
てな訳で、3ヶ月掛けてパーツを揃えました。
 

ということで、ほぼ予算通りで部品を揃えることが出来ました。
 
組み立てる(1998年11月21日)
 取敢えず先行してFMVの組立てを見たので、PC/ATの組立ては解ったつもり。まあ言ってみれば”屁”みたいなもんです。なんちゃら解らんが、適当に取りつけてコネクタ付けて、向きがわかんない場合はあっちこっちの切り欠き見て、それでもわかんない場合はトライして、駄目なら直す。
気を付けないと行けないのはデバイスの設定くらいで、後いくつかの呪文を覚えればOK。
なんだかあっけなくてこれで良いのかという気がしますが、そこはそれ、今回は趣味ではなく、純粋に金を浮かせる為にやってるので、考えるのは止めて兎に角作る。
面白味はないが、取敢えずまともに起動。
今回作成したマシンのスペツク
 

 っが、暫く動作確認してる内におかしなことに気づきました。
画面に小さな筋が入ったなぁって思ってるうちに、文字か薄くなり読めなくなる。。。
あれこれ触って、どうやら1280*1024の設定にすると問題があることを確認。これが自作のリスクというヤツでしょう。
当初の予定では、DELL機(VRAM2M)を15’の1024*768で16ビットカラー、自作機を17’の1280*1024で16ビットカラーというのを目論んでいたのですが…これじゃ意味ないなぁ。
ま、取敢えず動作したので今日はこれで良いことにします。
取敢えずWindsockを使って今までのDELL機と比べてどの程度速くなったのか、数値で調べることにしました。
Windsockによるマシンの性能比較
 
 
 ううーん、VIDEOとMEMORY値が負けてる。現時点ではローエンドのチップ(Virge375DX)とは言え、Dell機(TRIO64+)の後継チップ、よもや負けるとは…MEMORY値で負けているのも納得できない。3年経ってこの程度のアップ率ではお話にならないのですが、まぁ将来的にステップアップすることにします。
スピーカーを付ける(1998年12月6日)
 前回組み立てた時に、一応DELL機のスピーカーを借りて音源ボードの動作確認をしたので、いつものショップにスピーカーを買いに行きました。前回売り切れていたので。
 行ってみると、前回より値を下げて¥1,980で置いてあったので即ゲット。帰ってまずDELL機に取り付けるつもりだったのですが、この機械は5’ベイに取り付けるのに専用のレールガイドなる成形品が必要なのですが、どうやら予備はついていないようです。しょーがないので、これを自作機に取り付けることにしました。
 付けてみた感想は…音質最低、取敢えず鳴るという代物です。尤もこれは予想通りで、自慢じゃないけど私は音楽にはなんの興味もない人間で、音なんてノイズがあって当たり前だと思っているので、ちゃんと鳴るので大満足なのでした。(結局後日Dell機のと交換することになりましたが)
 買ったスピーカーセット
Techno Bird Japan inc.製
”高性能”スピーカーシステム
5.25”ドライブベイジャストフィットタイプ
お値段¥1,980(税別)
 
 
ビデオカードを交換する(1998年12月12日)
 結局あれからビデオカードは調子の悪いまま(しょーがないので1024*768で使用)だったので、家の法事で弟が帰ってくるのを機会に、彼が付けているVirge375のビデオカードを借りて付けてみることにしました。
結果、問題なし。弟は15’モニターで1024*768しか使用しないので交換してくれるというので、ありがたく頂戴することにしました。でもこれって中古¥3,000の品らしい。。。
元値はもっと高かったんだろうけど、やはり安物買いのなんとやらというのでしょうか…
Windsockによるベンチマークも、前と変わらない(チップが同じなので当然か)ので、取敢えず安心して使うことにしました。
何れまた気力があればハイスペックを目指すこともあるかもしれませんが、ローコストで次期主力機を作るという今回の目的には、これで十分でしょう。
 
LANを接続する(1998年12月26日)
 暫く風邪で寝込んでいました。1週間具合が悪いというのは珍しいです。
お陰でLAN計画が延びてしまいました。
実は今まで自作機とDELL機はRS232C経由のピア-ピア接続だったのですが、これはやはり非常手段であり、”快適”と言うには程遠い状態にあります。とは言え、Win95が出た時から何かとお世話になり、弟に貰ったジャンク箱に入っていた232Cケーブルには今回も非常に助けられたのですが…
 いつものショップで先日までバルクで¥5.2Kしていた5ポートのハブが、今回箱入りで¥3.6Kになっていました。うーん、これは買えという神の啓示であろうか。。。
 ということで、取敢えずこのハブと1.5mのケーブル2本を購入。ついでにトイ・ストーリーのマウスパッド定価¥1.7Kの処¥300なので思わず購入。このお店、こういう掘り出し物があるので好きです。
隣接してある機械にLANもなんですが、取敢えずTCP/IPで自作機とDELL機を接続。ファイル転送は快適です。…でも、プリンタの共有ができない。。。DELL機から設定して印刷をすると”ファイルを開けません”なるメッセージが出ます。原因不明なので、今回はパス。
バックアップ電池を付ける(1998年12月30日)
 組立て当初から実はCMOSのバツクアップメモリーが消えるというトラブルが続いていました。
多分電池が無いのだろうと思い、IBMの残骸から取り出した電池に交換したのですが、数日で消える。
「きっと電池の寿命が来ていたのでは?」と思い、新しいのに交換しても1週間持たない。。。
何せ中古の格安M/Bなので、あまり贅沢は言いませんが、流石に気の長い私も毎度カレンダー設定をし直さなくてはならないのには閉口しました。時々ムカッとして、「うーん、傷の浅いうちにセレロンに乗り換えるか…」なんてことも考えたのですが、財政事情を考えると夢物語だし。。。気を取り直してなんとかすることにしました。
 
 数日持つということはショートしている訳でもなさそうなので、大容量電池に付け替えるのが一番の近道です。丁度単2乾電池があったので、これを使うことに決めました。
紙テープで2本をまとめ、直接半田付けでリード線を付けます。
先端は釦電池の端子を抓めるようにミノムシクリップとします。
 
 完成したら接続し、念の為に消費電流を実測します…なんと4mAもある。。。釦電池が数日しか持たない筈です。これって怪しげなES品だからだろうか??
単2電池の容量は2.5Ahくらいだっけ?ってことは、2,500/4=約26日しか持たないではないか。。。今度は単1を使おう…って、そんな問題ではないような気もするのですが。
これに関してはこれ以上深入りする気はないので、今回の対処療法でよしとすることにしました。
うーん、我ながらプライド無い。
 
 …後日談:2001年01月2日に主力機が交代しましたが、ここまでの2年あまり電池は交換せずにすみました。

CPU交換、FSB100MHzに挑戦!する(1999年3月16日)
 さて、長らくMMX200MHzで来たのですが、K6-2/350MHzが発売になって久しく、K6-2/300Mhzの値段も崩れに崩れ、ようやく¥1万を切ったので購入することにしました。
¥8,980、最後の在庫でした。(これ以降この店にはK6-2/300は入っていない)
ついでにバスクロックも100MHzに変更。
問題点はメモリーで、DIMMながらEDOで100MHz対応は謳っていないそうです…が、一応私の手元に来るまでは100MHzで稼動していたそうなので、気にせず設定。
これにて漸く所期の性能を発揮させることができました。(4ヶ月掛かり)

ビデオカードを交換する(1999年4月25日)
 半年調子良く動いていた機械でしたが、「最近画面にゴミがでるなぁ」なんて思い出して数日、遂に画面の調子が悪くなってしまいました。最初に買ったビデオカードと同じ現象です。
やはり使っているチップが同じなので、少し草臥れると同じ現象が出るのでしょうか?
Niftyの会議室でも聞いてみたのですが、Virgeは初期ロットでこの現象が出たために急遽サフィックスを変えて出し直したとのこと。一応新しいチップだったのですが、やはりあまり良くないのでしょう。
 
 背に腹は代えられないので、ビデオカードを新調することにしました。
とは言え、ナンだか怪しいマザーボードなので、流行りのAGPはちょっとコワイ。PCIで8M程度、それなりの性能で格安という、いつもの路線で行くことにします。
 店に行くとBancheeが¥1万だったのですが、店のおっちゃんに聞くと「EONのピカソがお勧め」とのことなので、これにする、¥6.8K。聞いたことも無いメーカーです。ついでに使っている”Permedia2”というチップも聞いたことないのですが(知らないだけ?)、ブランドには拘らない性格なので安くついたことに満足。
 
オーバークロックに挑戦する(1999年5月4日)
 MS5169はK6-2は300MHz迄しか対応していないと思っていたのですが、どうやら3.5倍が出せるらしい。。。コア/バスレシオで1.5/3.5と書いてあったのは、そのまま分数なのかと思っていたら「1.5倍と3.5倍よ」と弟が言うので、この程度はマージンがあるハズと思いこれに設定。
現時点(99年8月)まで問題無く動作しています。
 
マルチモニターに挑戦…失敗する(1999年5月5日)
 最近本来の趣旨(只の暇つぶし)に反して仕事に使うことが多い。特に今年は会社の研修でレポート提出があるのですが、「ワードを使え」とか「発表はパワーポイントだ」等と入らぬ節介をされるので、稼働時間の長いこと…
 会社のパソコンもレンタル更新され、おにゅーのFMVが来ました。P2/400にダイヤモンドバイパー2、画面は21インチに1600*1280の快適環境。速い速い!
会社資本と張り合う気はないのですが、せめて画面サイズだけでもなんとかしたい。
取り言えずWin98はマルチモニターが使えるということなので、実験してみることにしました。
現在のシステムに、前のVirgeDXビデオカードを付け15’モニターを接続してサブにする。。。
 
 ところがやってみるとどうしてもメインの起動がVirgeの方になってしまい、EONがサブという組み合わせになってしまいます。きっとViergeがWin98以前の代物で、この辺に対応してくれていないからでしょう。

 ということで、これは元に戻すことにしました。試しにDell機にこれを入れると、自動的に外付けビデオカードが優先され、非常に理想的な形になるのですが…
DellのTRIO64+よりも10%程度ですが機能アップしているため、これはこのまま残して使用することにしました。マルチモニターにはしないのですが。