前回の続き
2004年10月某日
盆休みにコールマンの「スポーツスターⅡ」を積んでツーリングに行ったが、食事を作る時のセレモニーとしてのポンピング操作を嫌うわけではないが、やはり手軽にコーヒーでも飲もうという気になれないのも確か。
そんな訳でイワタニの「ジュニアバーナー」をヤフオクで落とす…新品だ。
ありきたりのを買っても芸がないので、普通のカセットガスが使える代物だ…ランニングコストは一番安い。
結局火の気のないホビールームでコーヒーを沸かすのに活躍している(笑)
盆休みにコールマンの「スポーツスターⅡ」を積んでツーリングに行ったが、食事を作る時のセレモニーとしてのポンピング操作を嫌うわけではないが、やはり手軽にコーヒーでも飲もうという気になれないのも確か。
そんな訳でイワタニの「ジュニアバーナー」をヤフオクで落とす…新品だ。
ありきたりのを買っても芸がないので、普通のカセットガスが使える代物だ…ランニングコストは一番安い。
結局火の気のないホビールームでコーヒーを沸かすのに活躍している(笑)
そうこうやっているうちに、「ウォーキングとトレッキングを趣味に加えよう」と思い立つ。
これにバーナー持って行くのはあまりにも大仰だ…第一ツーリングを前提としているので、人力搬送は考えていないぞ。。。
お散歩用のストーブを探していたら「エスビットポケットストーブ」というのを見つけた。
これにバーナー持って行くのはあまりにも大仰だ…第一ツーリングを前提としているので、人力搬送は考えていないぞ。。。
お散歩用のストーブを探していたら「エスビットポケットストーブ」というのを見つけた。
http://www.naturum.co.jp/item/item.asp?item=440778&buddy=0001001794516
HPでは皆さん「昔はキャンプでは固形燃料を使った」と書いてあるが、我が田舎の学校ではキャンプの燃料と言えば薪と決まっていて、そんな便利なものは知らなかったぞ。
とまれ、衝動的に欲しくなったが、¥1,000の物を通信販売で買うのも諸費用が勿体無い。
近所のお店を回っても、こういうのは置いてないぞ。
調べるとこの手の燃料は昔からメタノール(通称メタ)と決まっているらしい…一人用の鍋に使うアレだ。
とまれ、衝動的に欲しくなったが、¥1,000の物を通信販売で買うのも諸費用が勿体無い。
近所のお店を回っても、こういうのは置いてないぞ。
調べるとこの手の燃料は昔からメタノール(通称メタ)と決まっているらしい…一人用の鍋に使うアレだ。
…ということは、、、作ろう(笑)
何、ストーブ(Stove)と書くと格好良いが、日本語で”焜炉”のことだ。
燃料を問わない簡易な炉のことで、ついでに五徳が一体化してりゃなんでも良い。
何、ストーブ(Stove)と書くと格好良いが、日本語で”焜炉”のことだ。
燃料を問わない簡易な炉のことで、ついでに五徳が一体化してりゃなんでも良い。
2004年11月06日(土)
既に先週¥100ショップの携帯燃料で何度か予備実験を行い、構想を暖めるうちに「板金で一から自作」⇒「極限まで手抜きした有り物流用」という洗練された形(?)に行き着き、朝から空き時間でボチボチ始め、夕方から仕上げに入る。
と言っても、空き缶に穴を開けてM4のビス4本の五徳(四本足は”五徳”ではないけど…)を取り付けただけ。
角穴ではなく、丸穴にしとけばもっと省力化できたのに。。。
(※後日調べてみると米国にほぼ同じものがあり、これには”Cat Stove”という名前が付いている様だ。
猫缶(或いはツナ缶)で作った為この名前が付いているようだが、実は私も最初ツナ缶で実験したが、高さが足りないため”いなば”の「まぐろ味付 やわらか煮」の缶を使用した。)
さて使用してみると、何故かお湯が沸かない。
予備実験でもわかってたことなのだが、200ccの水が多いのか、10月の屋外では外気温が低いのか、¥100ショップの5個入り燃料では駄目なのか。
予備実験でもわかってたことなのだが、200ccの水が多いのか、10月の屋外では外気温が低いのか、¥100ショップの5個入り燃料では駄目なのか。
駄目なら燃料を2個投入だ…ということで、2個同時に投入すると一気に400ccの湯が沸騰し、ラーメンを作ることに成功する。
やはりチンタラ長時間燃やすよりも、一気に火力を上げる方が良いようだ。
用途としては200ccの湯が沸かせればコーヒーを飲む分には十分なのだが。
セット内容は下記左写真、格好付けに「シェラカップ」なるものが欲しかったが、田舎には置いてなかったので弟が昔使っていたステンのカップを使う。
実験に成功を納めると実戦に使ってみたくなるのが人情、早速自転車でポタリングがてら最寄の山に入り、人目を避けて使用する(笑)
更に9月に貰った愛犬「チェリー」との散歩がてら、公園で何度か湯を沸かして茶を入れるのに使用する。
燃料も固形・ゲルと試してみたが、やはり室内用の燃料なので屋外では辛いものがある。
上写真のゲル状袋入りの封を開け、直接コンロに流し込めば火力がアップするが、やはり屋外0度で200ccの水が沸騰には至らない。
実際にはそこまではやらないので、まあこれでも十分か。。。
2004年11月28日(日)
微妙な燃料の量調整するには液体燃料の方が良いのか?
これについても同時期にトランギア社の「アルコールバーナー」というのがあるということを調べていたが、案の定当地にはなかった。
色々調べてみるとやはり暇な人がいるらしく、私と同じ発想で「アルコールバーナー」を自作している人が居た。
私の場合基本は「実用品」なのだが、こちらは私とは少し違う方向に走っているようだ。
ここで「ペプシ缶バーナー」なるものを知る。
…こ、これは、、、まさしくトランギア社のバーナーもどきではないか?早速作ろう。。。
と思うが、ここで「アルコールランプ」と「アルコールバーナー」の違いはなんなのか?というところで躓いてしまう(笑)
何分こんなものは聞くのも初めてだし、現物見て使ったことがないので原理が判らないぞ!
トランギア社の商品とペプシ缶バーナーの写真を見て数日悩む…3日睨み続けて、どうやらバーナーの方は加圧タンクを持ち、予熱でタンク内の圧力を上げ、アルコールガスを噴出するらしい、という結論に至る。
原理さえ理解すれば、作る時にもそれなりの作り方が出来るので再現性もずっと高くなる。
ここで「ペプシ缶バーナー」なるものを知る。
…こ、これは、、、まさしくトランギア社のバーナーもどきではないか?早速作ろう。。。
と思うが、ここで「アルコールランプ」と「アルコールバーナー」の違いはなんなのか?というところで躓いてしまう(笑)
何分こんなものは聞くのも初めてだし、現物見て使ったことがないので原理が判らないぞ!
トランギア社の商品とペプシ缶バーナーの写真を見て数日悩む…3日睨み続けて、どうやらバーナーの方は加圧タンクを持ち、予熱でタンク内の圧力を上げ、アルコールガスを噴出するらしい、という結論に至る。
原理さえ理解すれば、作る時にもそれなりの作り方が出来るので再現性もずっと高くなる。
ということで、作成したのが下写真。
然程の手間も掛けずに出来たので、その実用性に疑問が生じるくらいだ(笑)
通常ビールを飲まないので、前日にお中元で貰っていた缶ビールをせっせと呑む…これを「ヱビス缶バーナー」と命名する…なんの缶を用いたかなど、全然判らないのだが。。。
燃料は前に実験の為に買った消毒用アルコール(高純度のエチルアルコール)が余っていたのでこれを使う。
¥1,200/500mlの超高燃費だ(笑)
見事に燃えた…アルコールランプとは雲泥の差で、小さいながらも「ゴオォ~」と噴出音を立てて燃え、火炎も50cmくらい上がる。
早速湯を沸かそうと思うが、五徳が無い…丁度アルミ板があったので、よくある板3枚を櫓に組んだ五徳を作ろうかと考えるが、サイズ的にも大きいしあまりにも芸が無い。
悩んでいると、写真上右に写っているジュースのスチール缶があった。
これなら火炎の中にあってもメルトダウンすることもないだろう…ということで、思いつきで手間を掛けずに急造する。
これでアルコールストーブの出来上がり。
板2枚に切り込みを入れて、十文字に重ねただけだ…静止状態では強度的にも問題無いようなので、早速コッヘルで湯を沸かし、ラーメンを作る(笑)
50ml(8割程度の量)で十分に湯が沸騰する。
燃料の量の調整も容易で、お茶から食事までこなせそうだ。
「燃料用アルコール」というのがドラッグストアに¥375/500mlで売っているのも確認し、これを確保する。
燃費としてはこれでも非常に高い(固形燃料よりは安い)が、頻度を考えると特に気にはならないか。。。
何度かお散歩に連れ出す。私のヒップバックにも十分入り、実用性も十分で良い感じ。
このストーブの欠点は、
1.予熱部に対して加圧タンクの容量が小さい。
2.液圧でシールしているだけなので圧力をあまり上げられない。
よって然程火力を上げられない、ということだろう。
1.予熱部に対して加圧タンクの容量が小さい。
2.液圧でシールしているだけなので圧力をあまり上げられない。
よって然程火力を上げられない、ということだろう。
有り物の缶を利用しているので致し方ないが、もう少しなんとかしたい。
ペプシ缶以外にもお手本があるので、更に考えることにする。。。
ペプシ缶以外にもお手本があるので、更に考えることにする。。。
流石アメリカ、暇人が多い(笑)
2005年2月26日(土)
色々と案を練り、ほぼ到達した形があったのだが、やはりこれもアメリカにあった。
"Convex top Coke stove"というらしい。
色々と案を練り、ほぼ到達した形があったのだが、やはりこれもアメリカにあった。
"Convex top Coke stove"というらしい。
(実際にはこのままではコッフェルを載せられないので、StoveではなくBurnerだと思うが私は米語がネイティブでは無いのでここでは触れない)
トップ部の圧入の向きが逆になっていたが、こちらの方が良さそうなので迷わず私案を捨て先達の真似をすることにする。
オリジナルは内部にグラスウールを詰めているが、取りあえず何も無しにする。
出来上がったのが下写真。
オリジナルは内部にグラスウールを詰めているが、取りあえず何も無しにする。
出来上がったのが下写真。
入れて余った燃料がトップの皿に溜まるようになっている。
ここに点火すれば燃料が予熱されてガスが噴出する…筈なのだが、予熱用のアルコールが燃焼しきってそのまま消火してしまった。
予熱が足りないのだろう…実験なので、下から予熱して実験を続ける。
グツグツとアルコールが沸騰する音がしてくると、予熱皿の火が燃え移り、燃焼を開始する。
明らかに一号機よりも火力は高いようだ。
…が、予熱用の燃料が燃え尽きると消火してしまう…自走力ゼロ。
常時下からアルコールランプで予熱する必要がある…オリジナルはそうではないのに。
やはり中に詰め物をしてあるのがミソなんだろうか?
元々が散歩用なので、容積が大きいのは問題外なので、この案は却下。
常時下からアルコールランプで予熱する必要がある…オリジナルはそうではないのに。
やはり中に詰め物をしてあるのがミソなんだろうか?
元々が散歩用なので、容積が大きいのは問題外なので、この案は却下。
2005年3月12日(土)
さて、件のHPにあったフィラー(詰め物)は一体なんだったのであろうか?
グラスウールを使用していたので、毛細管現象を利用して気化を促進しているのだろうが、それであれば金属製にした方が温度も上げられ効率はずっと良いはずだ。
なんとなく性能に胡散臭いものがあるのであまりやる気になれないのだが、上手く行かないというのはどうにも気分が悪いので、継続する。
お店でステンレスウールのタワシ(30g)を見つけたので、これを買っておいた。
これを内部に詰める。3/4程度入った。
燃焼時の熱がステンレスのタワシを暖め、毛細管現象と相まって燃料の蒸発を促進させる…筈だ。
ついでに前回の穴では燃料が上手く入らないという問題があったので、中心部に5個穴を追加する。
サイズはちょいと大きめに作ったので、70cc入れてもまだ余裕がある…がこの形状では中が見えないのでこの程度にしておく。
予熱皿に十分燃料を入れて点火…一回目失敗したので更に燃料を足して再点火すると内部からのガスに引火、燃焼を開始した。
燃焼時間は45分、ちょっと長い。
火力は下から予熱するよりは弱いが、1号機程度には燃焼。室内の12度ではあるがかなり安定した火力。
取りあえず実験終了なのでこのままお蔵入り。燃焼時の安定性や取り扱いの容易さを見てもやはり1号機の方が良いようだ。
火力は下から予熱するよりは弱いが、1号機程度には燃焼。室内の12度ではあるがかなり安定した火力。
取りあえず実験終了なのでこのままお蔵入り。燃焼時の安定性や取り扱いの容易さを見てもやはり1号機の方が良いようだ。
2005年4月29日(金)
このHPを見て先日瀧音さんから「まぐろ缶ストーブで湯が沸かないのは、火の通り方が拙いからだ」というコメントを頂く。
実際使ってみて、やはり五徳がこれに大きく関与している気がする…周囲が枠で囲まれていると、どうしてもその下から火が外に逃げてしまう。
それと、カップの底面積とほぼ同じ火皿径であるのも拙い…カップの底に当たった後、必ず外側に火が逃げるから。
…ということで、懲りずに「マグロ味付け缶ストーブ」の改良型である「うずら卵水煮缶焜炉」を作る。
グリーンピース缶が良いかと思ったが、丁度家で晩御飯のおかずになったのでこれを使用。
これによる改良点は、火皿径をφ65からφ48に縮小することによって熱効率をアップ。
五徳は空き缶が無くて周囲を見渡すと、パソコンの拡張スロット用の盲目蓋が沢山あったのでこれを使う。
t=0.8のSECC(電気亜鉛鍍金鋼板)を使用している。
五徳は空き缶が無くて周囲を見渡すと、パソコンの拡張スロット用の盲目蓋が沢山あったのでこれを使う。
t=0.8のSECC(電気亜鉛鍍金鋼板)を使用している。
…これは良い!幅はそのまま使えるし、厚みも加工性も言うことなし!
ただ残念ながらここまで来ると惰性で、やる気も無くなって来ているので全体の仕上げは雑(苦笑)
要領は「マグロ味付け缶焜炉」とほぼ同じであるが、固形燃料、ゲル燃料、液体燃料となんでも使えるように底はカップ部を残す。
約50cc分、これは「ペプシ缶バーナー」から来ている経験で、これだけあればコッフェルでインスタントご飯が作れるだろうという訳。
実際にはこれとのコンビはいつものステンレスのカップかシェラカップとなる予定なので、もう少し容量が少なくても良いのだが。。。
取りあえず折角買ったシェラカップに200ccの水を入れて実験を開始する。
最初に鍋によく使う固形燃料…15分燃焼、沸騰せず。。。
駄目か、、、次にゲル燃料…15分燃焼、固形燃料よりもちょっとマシ程度だけど、これも沸騰せず。
ここまで来て駄目なので、燃料用アルコールを50cc入れる…5分で沸騰。
まだまだ燃料が余ってるので、水を入れ替える…また5分で沸騰、、、更に入れ替える…また5分で沸騰。
…更に入れ替えている最中にようやく燃料切れとなる。
再度20ccの燃料を入れて見ると、やはり5分で沸騰してまだまだ燃えている…ミニラーメンを作る(また…)。
実用性十分であるが、固形、液体、ゲルと燃料を問わない万能コンロを目指したが、駄目だった。
結論
1.一人鍋用の燃料は揮発しにくいように固形、或いはゲル状になっており、これが邪魔をして火力を上げられず沸騰に至らない。
2.揮発性の高いアルコール燃料であれば十分…ということは、ペプシ缶バーナー(=トランギア社の物)にあまり優位性はなさそう。
3.工作の手間と言うことでは、コンベックストップ⇒うずら卵水煮⇒ペプシ缶の順に手間が掛かる。
4.それぞれの利点と欠点は、
1-A)ペプシ缶の利点
・残燃料が一目で判り、余ったら戻せる。
1-B)ペプシ缶の欠点
・コンベックストップと比べると、明らかに加工工数が掛かり、難易度も高い。(缶底を加工するのは手間が掛かる)
・部品点数が多い。(=加工工数が掛かる)
・加工精度が悪いと十分に性能を発揮できない場合がある(加圧室のシールの不備が考えられる)
1.一人鍋用の燃料は揮発しにくいように固形、或いはゲル状になっており、これが邪魔をして火力を上げられず沸騰に至らない。
2.揮発性の高いアルコール燃料であれば十分…ということは、ペプシ缶バーナー(=トランギア社の物)にあまり優位性はなさそう。
3.工作の手間と言うことでは、コンベックストップ⇒うずら卵水煮⇒ペプシ缶の順に手間が掛かる。
4.それぞれの利点と欠点は、
1-A)ペプシ缶の利点
・残燃料が一目で判り、余ったら戻せる。
1-B)ペプシ缶の欠点
・コンベックストップと比べると、明らかに加工工数が掛かり、難易度も高い。(缶底を加工するのは手間が掛かる)
・部品点数が多い。(=加工工数が掛かる)
・加工精度が悪いと十分に性能を発揮できない場合がある(加圧室のシールの不備が考えられる)
2-A)コンベックストップの利点
・部品点数が圧倒的に少ない(火皿、燃料タンク、フィラーの3点)
・加工工数及び加工難易度が一番低い(簡単に作れる)
・ある程度雑に作っても、十分に性能を発揮できる。
・五徳とセットで考えると、五徳の製作も容易。
2-B)コンベックストップの欠点
・燃料は一度入れたら戻せないので使い切り。
・部品点数が圧倒的に少ない(火皿、燃料タンク、フィラーの3点)
・加工工数及び加工難易度が一番低い(簡単に作れる)
・ある程度雑に作っても、十分に性能を発揮できる。
・五徳とセットで考えると、五徳の製作も容易。
2-B)コンベックストップの欠点
・燃料は一度入れたら戻せないので使い切り。
3-A)うずら卵水煮の利点
・残燃料が一目で判り、余ったら戻せる。
・火皿の穴加工をしなくても良いのは精神的に楽。
3-B)うずら卵水煮の欠点
・加工が困難(鉄製なので、手間が掛かる)
・残燃料が一目で判り、余ったら戻せる。
・火皿の穴加工をしなくても良いのは精神的に楽。
3-B)うずら卵水煮の欠点
・加工が困難(鉄製なので、手間が掛かる)
ということで、コンベックストップ式を見てしまうと、ペプシ缶式の利点を見出せない。
うずら卵水煮式は所期目標を達成できなかったので問題外。
コンベックストップバーナーは残燃料が判らない、戻せないという運用上の欠点があるが、元から想定したコッフェル用に燃料タンクの容量を調整したものを作れば良いだろう。
環境変化に対する運用の柔軟性はないが余れば無駄に使い切る、足りなければ再度燃焼させると割り切れば、総合的にはコンペックストップバーナーが良い。
うずら卵水煮式は所期目標を達成できなかったので問題外。
コンベックストップバーナーは残燃料が判らない、戻せないという運用上の欠点があるが、元から想定したコッフェル用に燃料タンクの容量を調整したものを作れば良いだろう。
環境変化に対する運用の柔軟性はないが余れば無駄に使い切る、足りなければ再度燃焼させると割り切れば、総合的にはコンペックストップバーナーが良い。
2005年05月01日(日)
…ということで、今までの集大成として必要最低限の野点用コンロを作る。
シェラカップの水200ccを沸かせる最低限度のコンロだ。
容量は室温20度で20ccあれば十分という実績があるので、厳冬期使用も考え少し余裕を見て25ccを狙う。
モデルは加工性を考えて、コンベックストップ式(ヱビス缶バーナー)とする。
コープの「ただの炭酸水缶バーナー」、高さは28mm、「うずら卵水煮焜炉」の約半分、直径は約50mmなので五徳もそのまま使える。
フィラーも前のステンレスタワシの残りで十分に間に合った。
今回は16穴+中心に5穴仕様とする。
…ということで、今までの集大成として必要最低限の野点用コンロを作る。
シェラカップの水200ccを沸かせる最低限度のコンロだ。
容量は室温20度で20ccあれば十分という実績があるので、厳冬期使用も考え少し余裕を見て25ccを狙う。
モデルは加工性を考えて、コンベックストップ式(ヱビス缶バーナー)とする。
コープの「ただの炭酸水缶バーナー」、高さは28mm、「うずら卵水煮焜炉」の約半分、直径は約50mmなので五徳もそのまま使える。
フィラーも前のステンレスタワシの残りで十分に間に合った。
今回は16穴+中心に5穴仕様とする。
実際に燃料を入れる…予熱用も含めて26cc入った…フィラーの容積は摘まんで重量を見ただけの殆ど勘だが、ほぼ狙い通り。
燃焼状態とシェラカップを載せた状態は下写真。
燃焼状態とシェラカップを載せた状態は下写真。
音を立てて火炎が噴出するまでに5分弱掛かるが、室内21度で9分で沸騰、15分間燃焼。
50%強のマージンがあるので、無風状態を作れば冬季屋外でも十分実用になるだろう。
ここまで来るのに半年掛かりだった…実際の活動時間は短いが(笑)
2006年04月02日(日)
コンベックストップ式のアルコールバーナーは順調に稼働している。
特に不自由はないが、何故自作のバーナーでガソリン式や灯油式が少ないのかフと疑問に思う。
疑問に思ったら即実験である…汎燃料式の”うずら卵水煮ストーブ”にガソリンを入れて実験する。
ガソリン式は流石である。
見よ!この火力!!…であるが、上に乗せたコッフェルがあっという間に真っ黒になってしまった。
そういや、ガソリンは煤が沢山出るんだった…ガソリン式は難しい(笑)
何が難しいのか整理だけはしておこう。。。
1.煤を出さないために(?)ガソリンを気化させてから燃焼させる必要がある。
2.気化器を作る為の材料入手(銅管)と工作(蝋付け)が難しい。
やる前に考えたら気付いたのだが…煤を落とすのにかなり苦労してしまった。
高い勉強代だったので、次回またチャレンジしてモノにしよう。。。
2010年05月09日(日)
GPS用ケーブルに続き、これもまた4年ぶりの再開(笑)
昨年銀蝋付けの材料を買ったのだが、物臭故使わず仕舞い。
GW中にエアコン取り付け工事の立会いで、端材の銅管を貰って帰る。
これを元にガソリンバーナーの実験機を作る。
燃料タンクをどうするかが懸案事項であったが、最近の技術は凄い。
単なる缶コーヒーのボトルが鉄板の絞り加工になってる。。。
「これなら内圧に耐えられるんじゃないの?」と計算もせずに思う(笑)
銀蝋付けの練習も兼ねて早速試作である。
原型は勿論”ボルドーバーナー”であるが、火力調節部が唯一難しい部分なので、今回の実験機はこれは無し。
噴出口はΦ1のドリルで穴を開けただけ。
見てくれは悪いが、接合部の気密は出来ているようなので良しとする。
これでなんとなく燃焼のプロセス等について雰囲気を掴む。
十分に気化できていないね。。。
時々”ピュピュッ”と卑猥な感じでホワイトガソリンを撒き散らすところは品が無さ過ぎ(笑)
上手く気化させて安定燃焼させるのは難しそうなので、まだ先の話になりそう。。。