昨日(土曜日)の昼前にいつものように仕事をしていると、なに
やら築地の方角からにぎやかな音楽が聞こえてきた。
何の音だろうと思っていると、商談に来たお客さんが「今日、
本願寺で何かイベントをやってますよ。ゆるキャラとかがパ
レードしてましたが、何の集まりでしょうね。」と教えて
くれたので、昼休みに様子を見に行ってきた。
本願寺に近づくにつれ、にぎやかな音が大きくなり、角の交差
点を渡っていた着ぐるみは、カメラを向ける観光客に愛想よく
ポーズを決めたりしていて、楽しげな雰囲気が強くなっていっ
た。(ちなみにその着ぐるみは長崎県のゆるキャラだそうだ。)
肝心のイベントの名前は
キズキナサイ(築きな祭)2012
築地本願寺の本堂と石塀が登録有形文化財となった記念の
イベントで、11月10日(土)、11月11日(日)両日行なわ
れる。
「ご当地物産展」
「ゆるキャラ@大集合」
「パネル展」
などが開催されており、会場になっている本願寺の駐車場は、
大変な人でにぎわっていた。
(仮設ステージではちょうどアイドルユニットのショーの最中で、
にぎやかな音楽は、彼女たちの歌の伴奏だった。)
ご当地物産展では、もちろん関西や九州からの出店もかなり
多く、行列ができたりしていたが、(私は関西出身なので、わざ
わざここで買わなくても、地元で食べられるということもあるが)
私はまず福島県のテントを捜し、今や私の好物となった会津
地鶏のソテー(?)を購入した。(目の前の鉄板で鳥の胸肉を
焼いて切り分けてくれる。)
ランチを食べてから出かけたので、海鮮焼きそばは買わなかった
が、会津地鶏の卵を見かけなかったのが残念である。
くしくも今日(11日)は、あの大震災から1年8ヶ月目にあたる。
まだまだ復興には程遠い地域もあると聞くのに、やはり懸念した
ように、のど元過ぎればといった風潮(もともと他人事だった?)が
どんどん強くなるようで、気がかりである。
だが、やはりあの大震災は日本に住んでいる限り、誰の身にも
起こりうる天災・人災であり、今回はたまたま運がよかったのに
すぎないということを肝に銘じ、これからも自分に出来ることを、
出来る方法で応援していかなくてはならない、と強く感じる今日
この頃である。