先月(6月)から今月(7月)にかけて、京都市北区の保育園で、給食を食べた園児や職員13人から食中毒を引き起こす「カンピロバクター」という細菌が検出されたため、保健所は集団食中毒と断定し、10日までの3日間、この園の給食施設の使用を停止するよう命じました。

京都市保健所によりますと、北区の「紫野保育園」で先月26日から今月2日にかけて、園児と職員が下痢や発熱、腹痛などの症状を訴えたため、保健所が調べたところ、13人から食中毒を引き起こす「カンピロバクター」という細菌が検出されたということです。
これまでのところ全員軽症で、回復に向かっているということです。
13人は園の施設で調理された給食を食べていたということで、保健所は給食を原因とした集団食中毒と断定し、10日までの3日間、この施設の使用を停止するよう命じました。
気温や湿度が高くなり、食中毒が起きやすい時期を迎えていることから、保健所は、こまめな手洗いや、常温で食品を放置することを避けるなど、対策を徹底してほしいと呼びかけています。