昆虫食に対する 率直な疑問① | 広田鉄磨のブログ

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最近 昆虫食がかまびすしいので ちょっと一言!

 

① 安全性試験は どこまでなされたのか?

 

私の見聞した限りでは 安全性チェックはまだまだ途上(というか最初からやる気ないんじゃないか?)、遺伝子組み換えや 遺伝子操作では あんなにうるさく安全性の確認を要求する団体たちが今回は し~んと静まり返っている。何でコウロギ由来というだけで いとも簡単に安全と信じこむことができるのか?人類が 今まで戦ってきたのは 毒虫であり 農業害虫であり 伝染病を広げる吸血昆虫であり さんざん虫に苦しめられたのに なぜ?

 

 

② なぜコウロギなのか?

 

イナゴに始まり 日本でも昆虫食の伝統はあるが なぜ コウロギでないといけないのか?今まで聞いた限りでは コウロギはあまり飛翔しないから 飼い易い・・・それしか理由が開示されていない。あまり飛ばないのなら ゴキブリでもいいんじゃないか? 無菌状態で飼育されたゴキブリであれば 食中毒を心配する必要はない。以前 ミミズやカエルやエスカルゴの養殖もあって(ミミズ、エスカルゴはいまでもやっている)成功を収めているのに なぜコオロギという「ゆるキャラ」を使って いまさらのように登場させないと行けないのか

 

 

③ なぜ コウロギのエサは 大豆やトウモロコシなのか?

 

いくら動物性タンパク質への転換効率が高いとはいえ なぜ大豆を与えないといけないのか? 大豆をそのまま食した方が タンパク質の摂取という点では はるかに効率がいい。どうしても動物性のものが食べたいというのは人間のエゴではないのか? トウモロコシをコウロギに食べさせて 昆虫食の生産が増えていったら 今度はトウモロコシの需要が増えて トウモロコシ価格が上昇する懸念はないのか。現に バイオフュエル需要が起きただけで 穀物価格の上昇を招いたではないか? フードロスの問題もあれこれ討議されているが 主なロスの発生源である家庭のごみを タンパク質に転換させる生物に食べさせる方がフードロス改善にも貢献できるんじゃないか

 

あと数編 昆虫食に関する投稿やって この話題は 人類の今後の選択肢とするべきかしないべきか もっと真剣に議論しないといけないことを明らかにしていこうと思う

 

ゆるキャラで 導入への抵抗感をなくさせ、生物を殺すという残虐行為を 涙を流さぬ昆虫におこなって 人は生きるためには何かを殺さないといけないという罪悪感からも解放させるという マーケティングの観点からいえば 非常に高等な戦略が背景にあるのではないか と疑っている