子どもの頃に印象深く残った大人を
大人になってから思い浮かべる機会はありますか?
私にとっては、お茶屋のおっちゃん。がそんなお一人でした。
親しみを込めて”ちゃん”付けで呼んでいますが、
祖父に近いくらいのご年齢だったのです。
幼いころ、親の店が忙しいとき、
斜め向かいのお店から手招きしてくれ、
お茶の香りが充満する中で遊んでもらったりしました。
お茶屋のおっちゃんだけではなく、ご近所のお店の
お向かいの洗剤屋さんやお隣のおばちゃんに、
本当に良くしていただいていました。
やさしさに包まれたなら (2022 mix) - YouTube
こころの奥に仕舞いわすれたー、大切なことー開くときは、今ー♪
随分前に聞いた話しですが、
おっちゃん。の最後のときが、
らしいなぁーいいなぁ と思いましたので記します。
朝、仕事なのに起きて来なくて、
家族が呼びに行くと、
こたつに入って眠っていたそう。
病を罹っていたわけでもなくて、
穏やかな顔で旅立っていたそうです。
来るべきときに、
おっちゃんの様に、穏やかに、
世話の要しない全うしていく自分の身を、
静かに受け容れたいものです。
無意識の”思い出す”が、
”思い起こす”になってきて、備忘にすること。
記憶は、自分都合で書き換わり続けても、
開けるときにはやさしい気持ちと向き合える。