40年後の「ごめんなさい」 | セカンドバースからの道しるべ

セカンドバースからの道しるべ

すべてはあなたのために起こってすでにあなたの中に答えはある

 

私が小学校5年生、

信号待ちをしているときでした。

 

前に立っていた大きなの男の人が膝をつき、

歩道に崩れるように目のまえでガクンと倒れました。

 

 

声をかけながら、

その方の頭を少し両手で引き上げました。

 

一瞬、なにか、ラクになったような表情が見えたとき、

その方の両手が上にグーッと動いて、びっくりした私は、手が自分に向かってくると勘違いして、身体を離し、頭を支えていた手を離してしました。

 

コトンと音を立てて歩道に男性の頭が落ちました...

 

 

 

その方は、

立ち上がろうとしていた…

 

 

男性は、微かに笑みを向けてくれていました。

手は自分に向けらたものではなかったことを知ってからも、

「(手を離してしまい)ごめんなさい」と謝ることができませんでした。

 

 

 

通りがかりの人が立ち止まり、

私の手の下に上着を寄せ頭に敷き、

側の店の人は「救急車!」っと店内に向って叫んでいました。

 

周囲に人がたくさん集まってきて、私はその場を黙ったまま離れました。

 

 

 

助けられへんねや…  

 

と、傲慢にも思っていました。

 

 

SBFのセッションで、

男性は、何かにつかまろう(立とうとしていた)としていたけれど、

手を離して、間違った・失敗したこと を40年経ってから謝れ、

何か、引っかかっていたものが無くなりました。

 

 

私の場合、この出来事が、

前回ブログで触れた仕事を選ぶことにつながって、

 

救世主症候群(メサイアシンドローム)と自己憐憫に浸る、

私の思考による選択 だったことも分かりました。

 

 

 

 

分かっていなかった自分を、知り得て、

そのことを踏まえ、軌道修正をしながら、自分と向き合い、人と向き合おう。

 

 

そう思いが変わっていった、SBFセッションとなりました。