物語絵とは、平安時代に裳ごとに花開いたもので、
物語の作中シーンを絵画で表現したものをいう。
「源氏物語」が書きはじめられた1001年頃には、
すでにたくさんの物語が多かったらしい。
その中から、当時人気を博して
今日まで伝わるものをここに紹介する。
「大和物語」
平安時代951年に成立した歌物語。
成立当時の多数の実在人物の歌語りによる
僧侶の恋などゴシップ的な話と、
古人の伝承を記した170余の小編からなる。
作者不詳。
「伊勢物語」
色好みの貴公子「昔男」が
都から鄙へと流離の旅をする中で繰り広げられる、
禁断の恋、肉親への情愛、
風流な行為などを和歌と地味で一代記風に綴り、
各章の冒頭がいずれも「昔、をとこありけり」
「むかし」などで始まる歌物語。
所収の和歌は「業平集」を中心に、
「万葉集」「古今集」「古今六帖」などの古歌からのもの。
平安時代からすでに平城天皇の第一皇子阿保親王の五男である、
在原業平が男のモデルとされ、読まれていたようだ。
平安前期に成立。作者は不明であるが、
「歌物語」の祖と親しまれ、後世に大きな影響を与えた物語。
「落窪物語」
継母のため落窪の間に押し込められた姫君が、
侍女の手引きで左近少将道頼のもとに救出され、
結婚して栄華に満ちた幸福な生活を送るという話。
「住吉物語」とともに、継子いじめの物語の先駆けといえる。
平安初期の成立。
作者不詳。
「住吉物語」
継母の悪計を逃れて住吉の尼の元に身を寄せた姫君が、
長谷観音の夢のお告げで日目を捜し当てた中将の愛を得て、
幸せに栄える話。「源氏物語」や「枕草子」中にもその名が見え、
早くに成立していたものであるが、
現存するのは鎌倉時代の改作のみ。
「竹取物語」
「源氏物語」中に「物語の出きはじめの祖」と記され、
尊重された、「つくり物語」の端緒ともいうべき物語。
竹取翁が竹の中に見つけ育てたかぐや姫が、
5人の貴公子とみかどの求愛を退け、八月十五夜、
月の世界へ帰るという話は、
古くより民間に伝承された天人女房譚と羽衣昇天説話、
竹取長者の説話など、多くの説話を元にしている。
これらを組み合わせ、天上界と人間界との対比、
人間の哀感などを趣深く盛り込んで、仮名文字を用いて記された。
成立は平安前期。
作者は大学寮の男性文人のひとりとされる。
「平中物語」
平中は色好みの歌人、平貞文のことで、
その恋愛滑稽譚を記した、「伊勢物語」の系統をひく歌物語。
作者不詳。
「宇津保物語」
平安中期は10世紀末頃の物語。
清原俊蔭一族4代にわたる琴の名手としての系譜と、
絶世の美女の貴宮が多くの求婚者を拒んだ末に東宮に入内し、
皇位継承の争いに勝ったその子が帝位につくという、
源正頼一家の政権獲得の話とを2本立てとして、
貴族社会に生きる人々の運命を描いた、
「源氏物語」に先駆ける全20巻の長編物語。
作者不詳。
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