こんにちは、QLS Educationです
今日は毎週おなじみ、英語レッスンです
“I can't lose you, too” は間違いじゃない?
「~も」「同様に」の意味の ",too" はご存じですね。
同じ意味で否定文では ",too"の代わりに ",either" を使うと習いませんでしたか?
しかし実は、文脈によっては例えば "I can't lose you, too." と、
否定文で ",too" を使うのが正しい場合があるのです。
それでは次の二つの例を比較しながら、
否定文における",either" と ",too"の違いを見ていくことにしましょう。
(該当箇所を便宜上、大文字で示しています。)
(例文1)
父親が戦死した後、2人の息子が偶然にも同時に戦争に参加することを母親に告げました。
Mother: "What did you say?"
Son: "Mom, you heard me. I am going."
Mother: "What? What is wrong with you two?"
Son: "What do you mean two?"
Mother: "Your brother told me the same thing you just said."
Son: "What?"
Mother: "OK. Listen, you two. You know that I've lost your father because of this war.
I can't lose you. I can't lose your brother, EITHER."
Mother: "何ですって?"
Son: "聞こえたでしょう。行くことにしたんだ。"
Mother: "2人ともどうしたっていうの?"
Son: "2人ってどういうこと?"
Mother: "お兄さんも戦争に行くって。"
Son: "えー?"
Mother: "いい?二人とも。この戦争でお父さんを亡くしたのよ。
あなたを行かせるわけにはいかないわ。もちろんお兄さんもよ。"
(例文2)
戦争で息子を失った母親が、もう1人の息子から戦場に向かうと告げられました。
Mother: "What did you say?"
Son: "Mom, you heard me. I'm going."
Mother: "No, you can't. I've just lost your brother. I can't lose you, TOO. Please tell me you won't go."
Son: "Mom, listen, I am quite aware that I might die. But this is my decision I want you to respect."
Mother: "何ですって?"
Son: "聞こえたでしょう。行くことにしたんだ。"
Mother: "だめよ。お兄さんが戦死したばかりじゃない。あなたまで失うわけにはいかないわ。
お願いだから行かないで。"
Son: "母さん、死ぬかもしれないのはわかってる。でも決めたんだ。行かせてくれよ。 "
・・・もうおわかりでしょう。
例文1の ",either" は、2人の人間をどちらも失うことができないという意味で使われています。
一方、例文2の ",too" は、1人を既に失っている状況でまたさらに1人失うことなどできない、
という意味です。
ネイティブとの会話や映画などで否定文の ",too" が出てきてももう大丈夫ですね。
それでは今週はこのあたりで
Have a great weekend
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