こんにちは、QLS Educationです
今日は毎週おなじみ、英語レッスンです
“unless” と “if not” の違い、わかりますか?
“unless” と “if not” は
次のような例では、同じ意味に理解することが可能です。
1. I’ll go out tonight if it doesn't rain.
2. I’ll go out tonight unless it rains.
和訳: 雨が降らなければ、今夜は出かけるつもりだ。
ところが実際に会話の中で使われる “unless” はちょっと違います。
こちらの例をご覧ください。
A: "What do you feel like for dinner?"
B: "Um... "
A: "Let's have Japanese. Well, unless you want to have something else."
B: "No. Japanese is fine for tonight."
A: "OK. Let's go."
A: “夕食は何がいい?”
B: “うーん・・・”
A: “和食にしようよ。何か他に食べたいものがあれば別だけど。”
B: “いや、今夜は和食でいいよ。”
A: “それじゃ行こうか。”
この例文の “unless” は “if not” に置き換えることはできません。
なぜだかわかりますか?
受験英語では I’ll go out tonight unless it rains.
(↑主節) (↑従属節)
のように、通常「主節 + 従属節」の文で教わる “unless” ですが、
実際のネイティブの会話ではさきほどの例のように、主節を含まずに使われることが多いのです。
言いたいことを言った後に “ただし......の場合は除いて。” と付け加えるような場合です。
この場合は、 “if not” を使って “Well, if you don't want to have something else.” と
主節なしで付け加えることはできません。
つまり、 “unless” は従属節単独で使用でき、
“if not” には必ず主節が必要、とおぼえておきましょう。
もちろんさきほどの会話例でも、主節を加えて
“But if you want to have something else, we don't have to have Japanese."
というのであれば “if not” も使えます。
一方、 “if not” が使えて “unless” が使えない場面はあるでしょうか。
次の例を見てみましょう。
× We would've had much more fun unless she had left early. ×
○ We would've had much more fun if she hadn't left early. ○
和訳: 彼女が先に帰らなければもっと楽しかったのにね。
「人気者の彼女が途中で帰ってしまい、楽しさが半減してしまった」というようなシーンで、
仮定法を使ったいわゆる反実仮想の例文です。
このように “unless” は仮定法過去及び仮定法過去完了では使うことができません。
「仮定法はあくまでも “if”」 とおぼえましょう。
“unless” と “if not”、使い分けがわかったらあとは練習あるのみ。
特に、自由に使いこなすには何度も口に出すことが肝心です。
例文を繰り返し声に出して、身につけてしまいましょう。
それでは今週はこのあたりで
Have a great weekend
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