保護動物の殺処分ゼロを訴える方が時々政治家にもいらっしゃいますが、その現状をきちんと把握しているのでしょうか。
保護犬活動をしている方の、こんなご意見を拾いました
資料↓
https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/2_data/statistics/files/r02/bunrui.pdf
① 譲渡することが適切ではない(治癒の見込みがない病気や攻撃性がある等)
(例示)
○負傷や病気等による苦痛が著しく、治療の継続又は保管が動愛法第2条の趣旨に反す ると判断される動物 ・具体例:治癒の見込みが無い、負傷、重篤な病気又は重度の認知症の動物
○狂犬病予防法第9条、第14条、第18条の2に基づいて取り得る殺処分
○動物衛生又は公衆衛生上問題となる感染症等に罹患し、他の動物又は人への蔓延等を 防止するために殺処分が必要な動物 ・具体例:パルボウイルス感染症、猫白血病又は猫後天性免疫不全症候群等の感染症 に罹患している動物
○重篤な病気、著しい障害等があり、譲渡が適切でないと判断される動物 ・具体例:毛包虫症による皮膚炎等難治性の重篤な疾病、著しい奇形
○収容中及び譲渡後に人や他の動物に危害を及ぼす恐れが高い動物 ・具体例:飼い主等を再々咬んだ履歴を持つなど攻撃性のある動物
○闘犬として使用又は訓練された犬で、人や他の動物に重大な危害を及ぼす恐れがある 動物 ・具体例:土佐闘犬等
動画で述べられている通り、「殺処分」という言葉のイメージが独り歩きしてしまっているのかもしれません。
もちろん飼い主の責任が重いことは言うまでもありませんし、補助金目当ての保護活動をしているような団体も中にはあるようです。けれど、十把一絡げに「殺処分」扱いするのも違うと思います。
そして、一部悪質なブリーダーやペットショップを、もっと厳しく取り締まれるようになってほしいと思います。