皆さま

 

自分の家族や先祖とのつながりを感じることは、家族の歴史や伝統を受け継ぐ意識の表れです。自分の生まれ育った家族の物語や家系にまつわる話を再認識することは、自己のアイデンティティを強化し、人生の目的や意味を見出す助けとなります。

 

 

ちょうどお盆の時期でもありますし、生者と死者とのつながりについて振り返ってみる良い機会でもありますので、「ご先祖様とのつながり」に特化してお話しいたします。

 

 

まずは、スピリチュアルな言説として、最近定点観測しているメディアの記事を紹介いたします。

 

 

 

 

上記記事の内容を要約すると以下のようになると思います。

 

この記事では、ご先祖様が近くにいる時に見られるサインや、そのメッセージ、さらにご先祖様とのつながりを深める方法について解説しています。以下にまとめます。

ご先祖様が近くにいるサイン
 

1.夢にご先祖様が出てくる……ご先祖様が夢に現れることで、近くにいることを知らせる場合があります。
 

2.突然のひらめきがある……ご先祖様が必要なアイデアやひらめきを与えてくれることがあります。


3.どこかから名前を呼ばれる……誰もいないのに名前を呼ばれたように感じるのは、ご先祖様からのサインかもしれません。


4.物が動く……物が突然動いたり落ちたりすることで、ご先祖様が存在を伝えることがあります。


5.不思議な偶然が続く……偶然が続くのは、ご先祖様が近くにいるサインの可能性があります。


ご先祖様からのメッセージ
 

1.人生の転機が近い……ご先祖様が近くにいると、人生の大きな変化が訪れる前兆かもしれません。


2.今後に必要な教えを伝える……ご先祖様は人生の先輩として、重要な教えを授けることがあります。


3.慰めやエール……落ち込んでいる時に、ご先祖様が励ましや慰めを送ってくれることがあります。


 

ご先祖様とのつながりを深める方法
 

1.お墓参りに行く……お墓参りは、ご先祖様とつながるための最も身近な方法です。
 

2.瞑想する……瞑想を通じて心を落ち着け、ご先祖様からのメッセージを受け取りやすくします。


3.家の中を整える……家を整理整頓し、清潔に保つことで、ご先祖様が居心地良く過ごせる環境を作ります。


感謝の気持ちを忘れずに
 

ご先祖様が近くにいると感じた時には、その存在に感謝し、メッセージを受け取るために心を落ち着けることが大切です。普段から感謝の姿勢を持つことで、ご先祖様とのつながりが深まります。

 

 

総論としては、この内容でおおむね良いのじゃないかと思います。ただ細かいことを言えば、もう少し説明しておいた方が良いポイントもあります。

 

1.夢にご先祖様が出てくる⇒夢に亡くなった家族が現れるのは、心理的な未解決の感情や思い出が夢に反映されている可能性があります。夢は無意識の表現であり、心の整理が必要な時に過去の人物が登場することが多いです。
 

2.突然のひらめき⇒アイデアやひらめきが突然生じることは、脳が過去の経験や知識を結びつけるプロセスの一環と考えられます。無意識に蓄積された情報が、意識の表層に現れることで、「ご先祖様からの導き」と感じることがあるかもしれません。
 

3.名前を呼ばれる感覚⇒誰かに呼ばれた気がする現象は、聴覚的な幻覚やストレスが原因で起こることがあります。特に疲労や不安があると、脳が過去の経験や期待に基づいて音声を作り出すことがあります。
 

4.物が動く⇒物が動くと感じることは、偶然や環境的な要因、あるいは錯覚の結果かもしれません。例えば、軽い地震や風の流れが物を動かすことがあります。
 

5.不思議な偶然が続く⇒シンクロニシティ(意味のある偶然の一致)のような現象は、脳がパターンを認識しやすいように進化した結果です。人は無意識に意味を探し求めるため、偶然の一致に特別な意味を見出すことがあります。


というように、心理学的な視点から見ると上記のような解釈もできますから、明白にそれを排除できるだけの状況証拠や説明も必要になります。

 

ただし、お墓参りや瞑想といった行動は、心理的な安心感を得るための儀式的な行動とも解釈できます。

 

これらの行為は、亡くなった人々への敬意を示し、自己の内面と向き合うための手段として機能します。これにより、精神的な安定やバランスが保たれると考えられます。

 

さて、ここから先は巫師のとしての視点から見ています。

 

「ご先祖様」といっても、皆さまはいつの時代の人を想定しているのでしょうか?

 

亡くなった両親、祖父母、直近の身内関係を思い浮かべる人が圧倒的に多いのではありませんか。

 

確かに自分の血縁者で、直接繋がってる人物とのつながりは重要です。ですが、少し離れた時代の先祖、江戸時代くらいまで遡ってみることはできます。

 

さらに古い先祖となるとほとんど霊的な影響は出てきません。

 

問題なのは、どのような状況で亡くなったご先祖様がいるのかを把握することです。

 

 

 

 

麗月の記事に書いてあるように、死に至る状況によって「浮かばれないご先祖様」がいらっしゃる場合があるかもしれません。

 

こういうことは家系の闇の歴史として葬られているかもしれませんが、同じ家系の人に繰り返し起こる不幸な出来事に見舞われることがあります。

 

子孫を守る以前に、自らが不幸なままで彷徨っているようでは守護力というものは発揮できません。

 

なので、できるだけ自分の家系について念入りに調べた上で、問題点が浮かび上がってきたら自分たちで手を合わせ供養することがまず肝心です。

 

 

 

それがしっかりとできるようになって、「家のカルマ」における問題点が解消されていけば、子孫を守ってくださるご先祖様としての力も働くようになるのです。

 

家の仏壇、お墓など、先祖に向かって願望成就の祈りをするのは基本的におかしいです。先祖は供養の対象であって、毎日の読経、お供えを欠かさず「どうか成仏してください。私たち子孫をお守りください」と祈るのが基本です。

未成仏霊、無縁仏のいない家系ならば、必要なときにちゃんと守ってくれます。守護霊が強ければ、その人は大変強運に恵まれます。
 
ですから、亡くなった人(先祖)に対する供養は徹底的に行い、いつも先祖と共に生きているという意識のつながりを保つように暮らしていくことが専決事項です。

いずれにしても、先祖代々の宗教、宗派の作法に従った祈り方をするように心がけるのが大切です。宗派によって唱えるお経、真言も異なります。

 


ふだんから、先祖のことなど全く気にもかけていない、お盆やお彼岸に墓参りにも行かない、というパターンですと、どこかで必ず先祖が騒ぎはじめ、訴えるようになります。

 

その辺の供養と感謝の気持ちが日頃からできているかどうかが、霊的な視点からは重要なことです。

 

お墓や仏壇がない家も最近は多くなっていますが、見かけ上はなくても今の自分はどのような事情があれども、父方、母方のご先祖様の存在によって成り立っているわけですから、心の中で手を合わせるだけでも違ってきます。

 

 

 

 

何でも目には見えない霊のせいにするのは考え物ですが、普段から自分に身近な存在として、自分の家系のことをよく知って、どのようなご先祖様がいらっしゃるのか、心の中で良いので手を合わせる習慣作りから始めてみればいかがでしょう。

 

形式や儀式にとらわれる必要はありません。自分に繋がっている人たちを敬い、感謝の念を起こす気持ちがあるかどうかの問題です。

 

 

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