皆さま

 

皆さまは、自分の家系を調べてみたことはありますでしょうか。

 

分かる範囲でいいのですが、母方、父方を遡ってみると意外なことが分かるかもしれません。

 

今回は家系を調べてみることの意義についてお話しいたします。

 

よろしくお付き合いくださいませ。

 

Q.母親が他家からお嫁に来ている場合ですが、母方のほうのカルマが降りかかってくるということはありますか。
 

A.あります。母方のほうの影響を強く受けている人と、父方の影響を強く受けている人といます。母方の実家の影響が来てしまった場合は、その子孫が母方のほうの先祖の供養をやらないとだめです。


実家を継いでいる人がちゃんと供養していればいいけれども、そういう場合は放置しているとか、お墓が荒れ放題とか、半ば無縁化しているとか、そういうようなことをやっている人が多いですね。

 

そういう場合、子孫の中で少しでもわかってくれそうな人のところに出るのですよ。

 


Q.そうなると、自分のせいではないのに、報いを受けなくてはならないということですか。


A.損な役回りといえばそうなのですが、そうした役回りに生まれる子孫というのがいるわけで、もしそのことに気づくようなことがあれば、いじめられた人、恨みを持っている人に対して許しを請うということをやらないとだめですね。一生懸命拝んで、供養するのです。


それは先祖がやったことが子孫に返ってきているのですから。やったことは因果応報なのです。だから、そこで子孫が先祖のやった罪を許してくれというふうに償わないとだめなのです。


結局、子孫に影響している、つながっているということです。なぜ自分は関係ないのに供養するのかと思うかもしれないけれど、結局はそれも自分に関係している人なのです。

 

先祖にそういう人がいるから、自分がいるわけだから。その関係性を自覚するべきなのです。
 

そしてそれはそんなに昔のことではなくて、大抵の場合、二代、三代前の先祖とか、その辺で恨みを買うようなことをやっているはずなのです。せいぜい大正時代~明治くらいなのですね。調べてみれば大抵わかると思います。


精神世界に入る人は、自分のルーツを調べる人も多いです。父方と母方両方について、どういう人がいたのかということです。その中で自分の位置づけ、ポジションを見出していく。するといろいろな謎が解けるのですよ。


Q.謎というと?


A.どの家にも家の謎があるものです。なかなか教えてくれないことが多いのですが。
私自身も家族や親戚関係から全部聴取して、家系図まで全部作りました。自分のルーツを探しました。

 

そうしたら父がものすごく抵抗してやめさせようとするのです。なんでそんなにいやがるのかと不思議でしたが、最後に亡くなる前にいうには、父自身も実は若いころにルーツ探しをやったことがあったらしいのです。

 

そうしたら過去に悲惨な歴史が先祖にあったということがわかったというのですね。それを私がほじくり返しているのが、すごく嫌だったということでした。子に自分と同じ苦痛を味合わせたくないという、親心ですね。


ただ、私自身はルーツを調べたことによって、自分に起こっていることとの相関関係がとてもよく理解できましたし、本当によかったと思っています。最終的には父も説得の甲斐もあって、本家の菩提寺まで付き添ってくれて、住職から過去帳を見せてもらうこともできましたしね。


一般の人でもルーツを探ることは大事なことだと思います。ちゃんと家系図とか残っている家はすぐわかるからいいのですが、なければまず自分で家系図をつくる。

 

とりあえず、お寺さんに行けば「過去帳」というのがありますから、それをまず調べるといいと思います。過去帳というのは、檀家や信徒の死者の俗名・法名・死亡年月日・年齢などを記入しておく帳簿です。江戸時代くらいからの系図が残っていることが多いものです。


そうやってある程度の家計図ができたら、それからあったことの事実をいろんな情報源から収集します。親戚筋など、インタビューをして回って。


そうすると中に変死している人が多いかどうかとかいうことがわかります。それは戒名などを見ればわかることが多い。

 

戒名の中に、死産状態で亡くなっている人は「何とか水子(すいじ)」という戒名がついている場合があります。乳児なら「嬰児(ようじ)/嬰女(ようにょ)」、幼児なら「孩児(がいじ)/孩女(がいにょ)」、15歳未満の子どもなら「童子(どうじ)/童女(どうにょ)」といったように、戒名なんかで大体わかります。


変死の場合はそれを隠している場合があるから、戒名ではわからないことも多いのですが、いつ亡くなったとか、つまり享年何歳という記録があると、若くして亡くなっているなとか、そういうのはわかるものです。


Q.家系図を調べるのは、結構スリリングというか、怖いことですね。
 

A.怖いですよ。ある意味、何が出てくるかわからないから。でも、そういうものが積み重なって、今の自分があるわけです。自分に思い当たる不幸とか、そういうものがあるとしたら、調べてみることをお勧めします。さきほどの話の縁が薄い、というほかにも自殺志向が強い、うつ、事業不振などもそうですね。
 

たとえば自殺志向の人、なぜわからないけれども、すぐ死にたくなるという人がいたとします。精神医学的には自殺念慮が強いというように診断されて、薬をもらったりするわけですけれども、それを霊的な目で見ていったら、その家系の中で過去に自殺者がいっぱいいるかもしれないのですよ。その人たちが「呼んで」いるのですね。
 

だからそこを子孫が一生懸命供養するのです。子孫の力だけでは無理だと思うなら、祈祷師などに依頼するのもひとつの手だと思います。私たちもそういったお手伝いをよくしていました。腕のいい祈祷師が見れば、どこに問題があるかというのは一発でわかりますから。


Q.自分に降りかかってきた不幸が先祖からの因縁であるか否かを見分ける方法はありますか。


A.別項で述べますが、夢というのがひとつあります。最初は夢で訴えてくるのです。でも、普通そういう人はそれを無視してしまうことが多いのです。

 

夢のお告げというか、夢でちゃんと訴えているにもかかわらず……。夢で先祖が出てきたら、よく考えたほうがいいということです。

 

 

 

 

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