皆さま

 

皆さまは日頃から、暦、カレンダーを見ていらっしゃいますか。

 

六輝(ろっき)という言葉を知っていますか。

 

六輝は六曜ともいいます。

 

日数を六日単位で数える為の概念です。日柄の吉凶をみる目的で作られました。六輝は中国の三国時代の軍師、諸葛孔明が戦術として考えたものです。

 

六輝には、先勝、友引、先負、仏滅、大安、赤口があります。そう言えばどこかで聞いたことのある言葉だと思う方もいらっしゃるでしょうね。

 

今の日本の暦には、とんな暦にも載せられていますが、明治5年の改暦令以降、日本では陰暦は一度消滅しました。六輝も消されました。

 

時刻の占いから日の占いに変わり、名称も度々改変されました。

 

たとえば、仏滅は仏も滅するほど悪い日と言われていますが、元は「空亡」といって総てが空しい日だから静かにしていようと考えて物滅としていました。

 

江戸時代末期に仏滅と書かれ、「おばけ」という暦に載せられてから庶民の間に流行し始め、現在に至っています。

 

細かくみると、1月から12月の月暦には吉凶を示す日にちがあります。知っている人もいるでしょうが、まだ知らない人は参考にして下さい。

 

私が神占術(神降ろしをしてご神託を賜る呪術)を行う時に、人間の宿命、運命、運気を示す指標として、生年月日、九星(星座)、 干支、旧姓、名字を見ます。総てを合わせなければ宿命、運命、運気は読み解けません。

 

これらの指標は、人の過去生を見るときにも使います。前世も現世と繋がっていますし現世と来世も繋がっています。何故なら容姿は変わっていても魂は永遠に生き続けるからです。

 

生年月日や名前を変えても現世に誕生した日にちは変わりません。

 

霊視や透視、前世リーディングや予知をする時、生年月日、フルネーム(旧姓を含む) 九星、星座、干支を出してから調べます。

 

霊視と占いとは違うのではないかという人もいますが、暦を利用して宿命や運命の吉凶を調べないと人間のリズム、転換期、運気の波が分かりません。

 

もし運気だけでなく潜伏している大凶運があれば必ず何年後かに現れます。

 

これを潜伏運命と呼びますが、今の時点では何もないようでも、潜伏因縁や障りが目隠しされている可能性もあるのです。

 

前世のカルマや嫁ぎ先の家のカルマ等。霊視だけで分からない運命や運気も存在します。

 

そういう事柄も含めて占う方法が、私たちには伝わっています。

 

それでは説明します。

 

ここで言う星座とは二十八宿をさします。

 

天空に散在する八十八の星座の中で、黄道の近くにある二十八組を選んだものです。星座はそれぞれが人間に対して様々な影響力を与えています。

 

人の生年月日によって、どの星座の下に生まれたかが決まります。それぞれの日によって、その人の性格や素質が形づくられます。

 

地球が黄道=「太陽を地球が廻る軌道」を廻るにつれて地球と星座の位置関係が刻々と変化しますから、家を建てたり結婚式をあげたり、旅行をする事など適した日であるかどうかを毎日の日柄の吉凶を知る事が出来るのです。

 

天上の変化が地上の変化と連動しているという考え方に基づいています。

 

 

以下は東洋占星術に基づく説明となります。

 

星座の暦で最も重要な星は北斗七星になります。正式名は十二直と呼びます。十二直の直とは、「あたる」という意味です。十二とは干支の事です。

 

干支が東西南北の方位を表す名称として使われ始めた頃から十二支の位置と北斗七星の回転を結びつけて十二直がつくられました。

 

北斗七星は一年中位置をほとんど変えないという北極星の近くにあります。北斗七星は、神格化され1つ1つが万物を支配する力があると考えられていました。

 

北斗七星には1つ1つ名前や意味、力が含まれています。この中で三星は特別重要視されています。

 

北斗七星の柄の部分にある星々です。揺光(ようこう)、開陽(かいよう)、玉衡(ぎょくこう)  この三星は北極星を中心にして1日1回転します。

 

この斗柄(とへい)の部分を十二等分にして時刻、日、季節を判別するようになり、やがて発展して十二直となりました。

 

私が祈祷をする時には、必ず北斗七星を用いた祈祷をします。

 

九星、星座、干支、生年月日など総てを用いて、宿命盤あるいは運命盤を計算して出して、最後に名字(旧姓)を入れて、初めて個人別の宿命や運命、運気を表す暦が完成するのです。

 

最後はご神託を受け、本人の守護神さまを降ろしながら仕上げるのが私たちの神占術です。

 

これを使えば、ある人がいつ死ぬのか? 寿命だけでなく死の原因まで分かります。

 


次に、簡単な暦の見方を説明します。

 

凶日には複数の凶暦日があります。暦に書いてあります。

 

受死日(じゅしにち)=最低の大悪日、百事に慎むべき日、この日に発病すると重病になると言われています。病気見舞い、服薬、お灸、旅行は凶、葬式は良い。

 

十死日(じゅうしにち) =受死日(黒日) に次ぐ凶日、すべての事に関して大悪日、葬式を出すと災難に遇うと言われています。婚礼は大凶です。婚礼を挙げると家庭不和、子孫が出来ない、あるいは家族や子孫に災いがふり掛かります。

 

五墓日(ごむにち、ごむび) =その人の生まれ年の納音(五行の木、火、土、金、水)によって決定されます。動土、地固め、葬式、墓作り、種まき、旅行は凶。家作りは良い。この日にこれらの事を行うと不幸が起き、特に葬式や墓を直したり建てれば5人が死ぬ、事になると言われています。五墓日の名の由来です。

 

帰忌日(きこにち) =帰忌とは妖精の事で、この妖精が下りてきて、人家の門の前に陣取り、住人が帰宅するのも妨害する日の事です。旅行や里帰り、婚礼や引っ越し、金の貸し借りは避ける日になります。

 

血忌日(ちいみにち)= 血忌とは梗河星(こうかせい)の精で中国では、この3つの星を殺忌、日忌、血忌と呼びます。お灸、狩りなど血を見る事や奉公人の雇い入れ、従業員も雇い入れは凶日になります。

 

重日(じゅうにち) =この日に行った事は重なって起こるとされ吉事には吉で凶事には凶とされる。婚礼、治療、種まき、葬送、仏事は凶になる。衣類の裁断、着始め、商品、不動産の買い入れ、入学や貯金は吉になる。

 

復日(ふくにち)=重日と同じく、この日に吉事を行えば吉が重なり凶事を行えば凶が重なり災難に遇う。婚礼、葬送は避ける。旅行、金銭の貸出し、賽銭、寄付は善行になり大吉に変わる。見返り福運に変わる。

 

天火日(てんかにち) =五行説で火性を天火、地火、人火に分け、天火は天の火気が甚だしいという意味があります。瓦、屋根葺きをすると火災にあう、屋根の修造や移転も凶を招きます。

 

地火日(じかにち)=五行説で火気を天火、地火、人火の3つに分ける、このうち地火とは大地の火気が酷しいという意味があります。動土、定義、柱建て、井戸堀り、種まき、築墓、葬儀は凶。井戸堀り、柱建て、築墓をすると没落に繋がると言われています。

 

大禍日(たいかにち)=三箇の悪日(さんがのあくにち)の1つで最も悪い日になります。家の修理、門戸の建造、船旅、葬送は厳しく忌むべ日、口舌も慎む事、この日に争いや喧嘩をすると解決したと油断すれば忘れた頃に再発する。

 

狼籍日(ろうしゃくにち)=三箇の悪日(さんがのあくにち)の1つ、万事に凶とされる日です。天火日と全く同じで、この日を犯すと百事皆失敗すると言われています。滅門日(めつもんにち)=三箇の悪日の1つ、万事に凶とされる日です。この日を犯すと滅門の字の通り一家一門を亡ぼすと言われています。

 

歳下食(さいげじき)=天狗星(てんこうせい)の精が食事の為に下界に下りて来る日ですが時下食とは異なり歳下食は時間に関係はありません。歳下食は軽い凶日とされ他の暦注に吉日があれば歳下食は忌む必要はありません。ただし他の凶日と重なると、より重くなるので注意が必要です。大食、大酒、種まき、草木を植えるのは控える。

 

往亡日(おうもうにち)=生きて滅ぶという凶日。遠出、移転、引っ越し、婚礼、同棲、新居、寺院の参拝は避ける。身を滅ぼす事に繋がる。

 

天赦日(てんしゃにち)=百神が天に昇り天が万物の罪を赦(ゆるす)日とされ、最上の大吉日です。どのような凶があっても関係なく特に婚礼や開店は大吉になります。

 

神吉日(かみよしにち)=神事に関する事は吉とされる日、神社の参拝、祭礼、祖先の祀り、祖先の感謝祭(供養祭)も子孫繁栄、家業繁栄に繋がる日とされる。

 

大明日(だいみょうにち)=大明は天地が開通して隅々まで太陽の日が照る日という意味です。全ての吉事、善事に用いて大吉となり特に建築、移転、旅行、婚礼に良い日となります。人助けをすれば後々、大きな収穫を得るとも言われています。

 

鬼宿日(きしゅくにち)=二十八宿の中の鬼宿と同じで大吉日です。特に名誉、長寿を祝うのに最上の日で火の神を祀るのにも良い日とされます。この日に家族や自分の幸福祭、祈願をすれば災いが逃げてくれます。

 

天恩日(てんおんにち)=天の恩恵を受けるという日で吉事に用いて大吉であるが凶事には用いてはならないとされています。昇進、婚礼は吉となる。ただし他の凶日と重なると半吉になります。

 

母倉日(ぼそうにち)=母が子を育てるように天が人間を慈しむ日という意味です。造作、開業、婚礼は大吉。

 

月徳日(つきとくにち)=その月の福徳を司る日です。万事障りのない日で家の増改築、土に関わる事に吉日で特に女性にとっては良い日とされます。例えば12月なら12月2日、12月20日、12月30日。土いじりや雑草を抜いて庭や家の回りを掃除する。家業が土に関係あるなら道具に感謝する。家屋敷に感謝するなど。

 

このような日があることを良く覚えておいて下さい。
 


ところで、暦(カレンダー)の使い方ですが、六輝の仏滅、大安だけを見て行動するのでは不十分です。

 

暦の1日1日に意味があるのです。人間も同じで1つの占いで決めつけてはいけません。

 

 

私たちが北斗祭(=北斗七星の祭祀)を行う時、依頼者の生年月日、数え年の数字盤を作り、次に九星、星座、干支の歴盤を作ります。

 

次に陰陽五行の盤、次にフルネームの盤を作ります。名前の盤は全て数字に置き換えます。

 

例えば「あ」なら3という数になります。この方法は誰にも教えられません。

 

暦の計算をするときの秘数学があります。

 

寿命や大厄(命に関わる)あるいは死を予言する数字もあるからです。口外できないものです。

 

私たちとご縁のある方々の全ての宿命は把握していますが、大厄を避ける事も可能です。

 

ですが、こういうことを信じるか、信じないかは私が判断することではなく、ご本人様がされることです。自分の宿命、運命に関わる問題です。疑われることは、お互いの信頼を損なう事になります。

 

簡単なお祓いだけでは祈祷とは言えません。命に関わる問題を抱えている方と向き合うときには、自分が身代わりになるくらいの覚悟を持って臨みます。

 

北斗祭は1つ1つ依頼者の命盤を作る事から始まります。それぞれの盤を作り、陰陽暦北斗七星盤を完成させ時計回りに動かし祈祷をします。

 

宿命と運命は、その人の生年月日と名前の数字で死ぬ寸前まで読み取れるのです。

 

では自分だけの真の祓いについて説明します。

 

以前のブログで、人には生年月日は2つ、誕生日は2つあると書きました。覚えていらっしゃいますか。1つは戸籍に登録された誕生日。もう一つはそこから遡って受胎したと思われる日です。

 

自分の生年月日の10日前を調べて下さい。8月8日が誕生日なら、7月30日にあたります。

 

7月30日に厄落とし、災難や不幸が起きないようにと参拝や祈願する日に当たります。

 

次に生年月日から12日進んで下さい。

 

8月8日生まれなら8月20日になります。この日に大事な事や、やりたい事、解決したい事をして下さい。

 

もし、この日に悪い事が起きれば隠れている因縁や障りがあると判断して下さい。

 

この月に必ず参拝をするか、髪の毛を数え年と同じ数だけ抜き、全ての手の爪を切り、半紙に包んで川や海に流しに行く。

 

8月20日に流さないと効果はありません。悪い日になった場合のみです。日付が変わると効果はありません。

 

いつも言うように数字には不思議な意味が隠されています。

 

七転び八起き。

 

7月生まれの方は強いか、弱いかのどちらかを示す数字です。

 

8月生まれも同じです。8という数字は神の数字。

 

我が強く、その結果、幸か不幸か極端に分かれます。

 

秘数学に基づいてみると、ゾロ目は悪い数字になりやすいのです。

 

生年月日も吉凶を示す数字です。ゾロ目は前に進みません。足踏み数字です。車のナンバー、電話やカードナンバーにするのは避けたい数字なのです。

 

これも参考にして下さい。

 

暦を見る時は月、日付、六輝=例大安、二十八宿、十二直を知れば大事な用件や重要な事をする時に役立ちます。

 

急な用事や要件が入れば仏滅か大安かしか見ません。細かい暦を作るのは本式の祈祷の場合ですから、忙しい人は毎日、神さま仏さまに無事をお願いするのが良いと思います。

 

よろしければ、参考になさってください。

 

麗月 謹上再拝

 

 

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