皆さま

 

今回は、祈りの力の男女差、カップルの関係性が念じる力を強めあうという性質についてお話しいたします。

 

よろしくお付き合いくださいませ。



Q.祈りの力に男性と女性の違いはありますか。
 

A.プリンストン大学の研究で人間の意識が機械に影響を与える念力実験があって、それによると女性の場合は「念じる力」がすごく強いのですよ。

 

ただし、目標というか、どの目標に物を動かすとか、そういったことが、必ずしも念じたとおりの結果にはならないというのがあるのです。

 

念の力でものを動かすことはできても、念じたのとは逆の方向に物が動いてしまったり。つまり念を出す力は強いのだけれども、どこにその結果があらわれるかはわからない。プラスかもしれないし、マイナスかもしれない。


逆に男性のほうは、そういう念じる力自体というか、念自体がはっきりした形で出てきづらいのですね。

 

しかし、思ったことをそのとおりに起こすという、目標達成能力は男性のほうが強いのです。ただし、現象そのものは弱い。

 

下の囲みをご覧下さい。

 

プリンストン大学 特異現象研究プログラム(PEAR)

ボールが落ちる場所を左右のどちらかに偏らせようと念じる実験参加者

 

この装置ではそれぞれのポケットに落ちたボールの個数が示される

 

PEARプログラムの研究者たちは、1979年から2005年にかけて、人間の意識が機械に与える影響を測定する試みを続けた。

研究者はランダム・イベント・ジェネレーター(REG)=無作為に出力をする装置を使い、実験参加者たちに、機械の出力をコントロールすることに意識を集中させている。

 

数百万回に上る実験の中から、心が機械と対話できる可能性を示す、小さいけれども「統計的に有意な結果」を見いだした。

 

上の写真は、黒い小さなボール数千個を滝のように落とす装置を使った実験の様子である。

 

この装置で、ボールは壁に向かって並べて打たれた「釘」の間を通り、最下段に横1列に配置された縦長の容器のいずれかに納まるよう作られていて、実験参加者はボールが落ちる方向を左右のどちらかに落ちるように試みた。

 

その結果、1万分の1の割合でコントロールに成功したと報告された。非常に微弱な数字に見えるかもしれないが、統計学的には偶然で生じる事象とは言えない結果だった。

 

参考文献:DUNNE,B.J., NELSON,R.D. and JAHN,R.D. 1988 Operator-Related Anomalies in a Random Mechanical Cascade.  Journal of Scientific Exploration, Vol. 2, No. 2, Pp. 155-179.

 

そもそも、人の意識が機械系に影響力を及ぼすのかという争点について、この研究は始まっています。地味だけど、興味深い結果が出ているのです。

 

まとめて説明すると、人がその場にいない条件下ではランダムにしか現象が発生しないのに、「念じる」と機械の出力結果に偏りが生じてしまうことが分かったのです。しかも、人が「機械に影響を与えられる」と強く信じていると、結果が出やすくなりました。

 

こうした性差が生じる理由はわかっていません。ホルモンとか、生理学的なことを調べていけばわかるかもしれないけれども、念力の実験に関していえば、なぜかそういう結果がデータとして出ているのです。
 

ここからいえることとして、男女のペアといった場合に、恋人であれ、夫婦であれ、信頼関係とか、愛情の絆とか、そういったもので結ばれている者同士が二人で同じことを祈ると、一番的確な結果がはっきり出るということです。
 

だから願望達成の祈りということでいえば、夫婦とか、カップルで祈るとより効果が出るということです。

 

巫師の世界でも同じことが言われていて、男女のペアで拝みなさいということをよくいわれました。

 

できれば、夫婦で巫師をやったほうがいいというふうに師匠からもいわれました。巫女と審神者(さにわ)のペアが祭祀の基本単位という伝統でしょうね。

 

日本の古代社会の形態に、ヒメヒコ制という制度がありましたが、同じ母の兄弟と姉妹は特に深く結ばれていて、姉妹は兄弟を守護する霊力をもつと信じられていました。

 

男子が政治、女子が祭祀権を掌握するという共同統治形態をとります。沖縄にはおなり神という信仰がありましたが、これも基本的には同じです。もっといえば、邪馬台国の統治形態も男女のペアだったわけで……。どうも卑弥呼は南方系の匂いがしますね。


 

Q.そのペアとは気が通じ合っていないとだめなのですか。
 

A.もちろん。信頼関係ができていないと。仮面夫婦ではだめです。「気」がばらばらですから。

それに、いつも夫婦喧嘩ばかりしているとか、何かと衝突することの多いカップルも互いの気がかみ合っていないので、祈りも想いも打ち消し合うことになりますね。

 

円満で良好な関係を維持できるかどうかが重要なことは言うまでもありません。



Q.祈りの意外なコツということでいえば、性的エネルギーが祈りの力を高めるということはありますか? そうしたことを取り入れている宗教もあるようですが。
 

A.性愛的なものを使うというのは、確かにものすごい力が出るのです。これはタントラヨーガから入ってきているのですね。男性と女性の性愛的なエネルギーを結合させることによって気の交換が起こり、その相乗効果でもって気を高めていく、願望成就に使うというテクニックで、これもインドから入ってきているものです。確かにそれは非常に効果的なのです。
 

具体的にいうと、いわゆるエクスタシーに達する瞬間を一致させる。その瞬間に、男性側は思いっきり、気を出すのです。女性側のエネルギーを同時に吸い取るのですよ。こっちは出して、女性のものをもらう。男性のエネルギーと女性のエネルギーが交換されて、まざる、融合する。そうすると、爆発的な光が出ます。
 

これは性科学のほうでも立証されていることです。エクスタシーの瞬間にすごい光が出ているのですね。確かに脳の働きで光を感じている部分はあると思うけれども、それだけではなく、生物フォトンという物理的な光も出ている。だから、決してあれは理に反したのではなくて、むしろ合理的な手法です。
 

そういう状態が、言ってみれば神に近づいている状態。神と合一している状態と考えるわけですよ。その瞬間に例えば願望があるならば、願望成就を念ずるわけです。

 

男女が和合することによって、起こるエネルギーを使うのです。そのときに願望のイメージを焼き付けてもいいし、しなくたっていいのです。それだけで生命力がまず高まるので。気というのは生命力ですから。
 

ただこれにはもちろん信頼関係というのがベースとなります。仮面夫婦とかそういう関係では、ばらばらだから何も効果はない。相性が合っていないとダメです。だから自慰では高められません。相手がいて、初めて成立するものでしょう。

 

本当に気の合う相手。相性がいいというのは、結局、同調できるということだから意識的な波長も合うはずです。愛し合っているとか、信頼し合っているとか、感情的な結びつきがやっぱり必要ですよ。


極論すれば、性的な関係を持たなくたって、同じふとんで一緒に眠るとか、そういったことでも気の交換は起こりますから。一緒に食事をするとか、そういったことでもいいのです。
 

Q.いわゆる「あげまん」というのも、そういうことでしょうか。
 

A.そうです。そういう流れですね。確かに成功した財界人やなどの奥さんで、そういう人がいます。バックアップするときの力というか、エネルギーというか、絶妙の呼吸があるのだと思います。
 

逆に「さげまん」というのも実際あるのです。そういう人と一緒にいると一気に運気が落ちてしまいますからね。生気もとられる一方で……。


Q.相性のいい人をどうやって見つけたらいいのでしょうか。
 

A.それは気が合うかどうか。フィーリングの問題ですから。九星占星術とかタロットカードとか、占い的なもので割り出すこともできますが。占いは統計学ですけど、熟練した占い師なら相性の会う相手を探すことはできますね。
 

心理学的な観点から言えば、「意見や価値観の類似性」です。自分とものの考え方が似ている、趣味やライフスタイルが同じ、性格は違っていても良いのですが、同じ価値を共有できる相手とならうまくやっていけます。

 

なので、内面重視でよく相手を見極めることが大切ですね。顔と腹の違う人間は多いですから。

 

Q.性愛の活用とは本当に意外なコツですね。
 

A.直接の性交渉ということに限らなくても、一緒に食事をする、一緒に眠る、つまり場を共有するという活動自体がエネルギーを高めるのです。恋をするということでもいいのです。何歳になっても恋はしたほうがいいですね。それによって、気が高まるし、生命力が増しますから。

 

 

 

 

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