タブー視されていること | 第三のビールで乾杯ブログ
看護師は疑問に思いつつも指示に従って配薬しようとしたが、薬剤師が不審に思い、医師に確認したら間違いであることが判明し事なきをえた。医師も人間ですから処方を間違うこともあります。ですから薬剤師のチェックが必要なのです。一方で看護師も毎日のように医師の処方を見ていれば、その知識は十分に身に付くはずです。患者の状態の変化を-番よく知っているのは看護師で、その状態を改善するために、どのような処置がなされたかも見ているはずです。したがって多くの症例を見ながら経験的な知識が身に付くのです。この知識を活用しない手はありません。実際処方にミスがあったとしたら、これに真っ先に気がつくのは看護師でしょう。また医師よりも先に処置の必要性を感じるのも看護師です。つまり看護師が知識の中心にいるほうが効率的なのです。しかし、ここで問題となるのは、医師から受けた指示に対して看護師が確認することを「口を挟むな」とタブー視されている病院が今でもあることです。あるいは、看護師自らがそのような雰囲気をつくってしまっている病院も現実に多いことです。
体験することの大切さ