そのまま受け止めてしまいがち | 第三のビールで乾杯ブログ
自然思考の妥当性や有用性を評価し自然思考に適応的に対応することによって感情は肯定的な方向に変化する。要約すると、自然思考は、より明確な一連の思考と同時に生じるが、それは意識的な熟考に基づくものではなく、自然発生的で無意識的な事象である。ふだん我々の注意は、自然思考よりもそれと結びついた感情の方に向きやすいが、少し練習すれば自然思考自体にも、気づくことができるようになる。個人的な悩みや問題にかかわる自然思考は、悩みや問題の意味内容に応じて、ある特定の感情と結びついている。自然思考は言葉として、またはイメージとして、あるいはその両方の形をとって生じるが、たいていの場合、短くて素早い。速記のような形で生じることもある。我々はふだん、大して深く考えずに、自然思考を真実であるかのように、そのまま受け止めてしまいがちである。しかし、より適応的なやり方を通じて、自動思考を固定し、それに対応することによって、感情は肯定的な方向に変化する。自然思考について、患者に説明する自然思考について患者に説明する場合、患者自身の体験を例として活用するのが望ましい。