近日、宮古島で氣功ワークショップをします。


久しぶりに外で氣功だけを教えます。

昨年は、9月に高尾山合宿をやりましたが、

友人と2人で講師をしていたので、

ホントに久しぶり。


外でやるのは、

メンバーの経験値がバラバラなので、

急にハイレベルなものはできない。


氣功は、自身の氣功への信頼度が大切。

だから、受講者が体験し、体現しないと、

信頼が育たない。


だから、あの手この手で氣の感覚を上げて、

いきなり氣だけ感じてもらうようにはせず、

肉体を通して、

意識で行う合気も取り入れて、

信頼を育てる。


その中で小周天を伝えます。


中国において小周天は昔は秘術で、

師に仕えても、

5年から10年は教えてもらえない

ものだったそうです。

そして、外人にはほぼ教えない。


僕もタオの小周天を教わったのは、

この1、2年。


あら?師事して20年以上じゃないか❗️

5.6段階くらい教わったけど、

結局、氣功への理解が浅いと、

教わっても意味がわからない。


そもそも、立つこと、膝を曲げること、

大体の人は、そこからできないものですから。


基本的な事の本質がわからないと、

全て形だけのやり方になる。


宮古は、島自体の場が良いので、

今回の内容からいって、

氣の感覚は相当高まります。


今回は3段階くらいまで

秘伝を伝承してしまいますが、

上手く使ってくれると嬉しいです。


秘伝…。

結局、基本をしっかり理解すると、

それ自体が秘伝になりますけどね。


力を抜けば、上手く回るんだけどね〜。


大抵の事は、楽に丁寧にするのがいい。


でも、人間は力を手放すのは難しいんだ。

そうできてるから。

先日、子供の運動会がありました。

約4年ぶりの全学年参加ということもあり、

活気が溢れる時間でした。


小学生くらいだと、

親に観てほしいっていう気持ちが、

ひしひしと伝わってくるので、

グッとくるものがあります。


子供の学年のクラス対抗の競技での出来事。

最後に長縄をいち早く連続10回を飛び終えるか?

というレース。


他のクラスは全て終了して

我が子のクラスの最下位は決定。

それでもすぐにつかえてしまい、進まない。

たった10回が遠い。


初めは、「え〜……。…まだ?」

という雰囲気がありましたが、

何度もトライするうちに、

グラウンド全体から、

「いち!にー!さん!…」

とコールが起こるようになりました。

他の学年から保護者まで。


応援によって、周囲は一体感に包まれる。

何度も失敗していた子供達は顔を上げ、

やっと、10分近くかかって

10回を飛び終えました。

その瞬間、会場全体から歓声が上がり、

拍手が湧き起こりました。




本来、運動会などで遭遇する感動というのは、

こういうものだったような気がします。


演出で感動させよう、という意図ばかり

学校のイベントでもこれまで

感じていましたが、


ただ、純粋に上手くいかなくて、

何度もトライする姿勢にエールを送る。

信じて見守る。応援する。


できることを見せることもカッコいいですが、

上手ではなくても、

それに真剣に、一心に取り組む

ありのままの姿を見せることで、

周囲から手を差し伸べてもらえる状況が

成りました。


最下位が決定していたからこそ、

勝負といった意識とは異なる感覚が生まれ、

多くの人が見守ってくれました。


勝ち負けには、人間本来の美しい精神性は

出ないのだろうな、と思いました。


勝ち負けは、

相手を負かすために応援する。

誰かを蹴落とす。

それは、欲となる。


事を成そうとする人へのエールは、

一緒に同じ方向を向き、寄り添い、共感する。

即ち、愛である。