ネガティブな考えをポジティブにする必要はそんなにないと思う。
というか、「ネガティブな考えをポジティブにしないといけない」という考えがすでにネガティブな気もする。


それよりも、自分の考えが感情や行動に影響していること。どのような考えが問題を長期化させているかに気づくことの方が大切に思う。

例えば、

状況
職場の懇親会にて

考え(感情)
横の人に話しかけるべきだ(不安)
話しかけても反応がないのは嫌だ(恐怖)
とりあえず話すのではなく、食事に没頭しよう

身体反応
動悸、発汗

行動
食事に没頭する


少なからず人は不安や恐怖を抱えながら生きている。それは問題ではないのだ。むしろ、それらの感情を感じた際、避けてしまうことの方が問題だと思う。








認知行動療法を行っている機関は多いが、実際にちゃんと出来ているかっていうと別の話だと思う。というか出来ていない。なんとなしに、コラムを使っていたりするけど、まぁ、的外れだったりする。
けど、利用者はそれがまともな認知行動療法かどうかわからないから受け続ける。

そんな現状に憤りを感じたりもする。
では、少しばかりまともな認知行動療法が出来ているかどうか確かめるにはどうしたらよいのだろうか。


①認知療法学会、認知・行動療法学会に所属している
出来れば、認定行動療法士の資格を持っている方が良いのかも。というか、認知行動療法やっている人なら、大抵いずれかの学会に所属している。

②臨床心理士
これは正直微妙。まぁけど、ないよりはあった方がマシかも

③検査などを定期的にとる
認知行動療法は、何らかのデータをとる作業でもあるので、検査やら行動指標などをとるのが普通。


などなど。

まぁ、自分がまともにカウンセリング出来ているかというと出来ていないので何とも言えないけど。


カウンセラーのまさる優です。
僕は、カウンセラーと言うのは人の苦しさに耳をかすべきだと考えてきました。
けど、場合によってはそれがクライエントさんを悪化させてしまっていることもあることを学びました。

扱うべき考えと、あえて扱わない考えを見分ける力が大切になってきます。


例えば、「自分が求人先に応募出来ないのは自信がないからだ」、「変に思われるんじゃないかと考えると怖くて出来ない」など、人は行動しない理由をいくらでも出してきます。
その理由に耳をかしてしまうと、回避を強めてしまうことになりかねません。
「カウンセラーさんも辛さを分かってくれたしやらなくていいんだ」と言うように。
もちろん、クライエントさんは一時的に満足そうな表情をします。
やりたくないことをやらずにすんだわけですから。けど結果的にそれでは何も変わりません。

時には、相手がどんな理由を言おうとスルーして行動していただくことも大切です。

カウンセリングは相手の話を共感的に理解することが大切だ
としばしば言われますが、バランスが大切ですね。
皆様、ご無沙汰しております。
心理士のゆうきです。
広島で数年、カウンセリング業務に明け暮れていたのですが、カウンセリング技術が一向に向上しないため、思い切って関西に進出しました。


今後は、関西での武者修行について定期的にブログをアップしていきたいと思います。
皆様今後ともよろしくお願いします。