カウンセラーのまさる優です。
僕は、カウンセラーと言うのは人の苦しさに耳をかすべきだと考えてきました。
けど、場合によってはそれがクライエントさんを悪化させてしまっていることもあることを学びました。

扱うべき考えと、あえて扱わない考えを見分ける力が大切になってきます。


例えば、「自分が求人先に応募出来ないのは自信がないからだ」、「変に思われるんじゃないかと考えると怖くて出来ない」など、人は行動しない理由をいくらでも出してきます。
その理由に耳をかしてしまうと、回避を強めてしまうことになりかねません。
「カウンセラーさんも辛さを分かってくれたしやらなくていいんだ」と言うように。
もちろん、クライエントさんは一時的に満足そうな表情をします。
やりたくないことをやらずにすんだわけですから。けど結果的にそれでは何も変わりません。

時には、相手がどんな理由を言おうとスルーして行動していただくことも大切です。

カウンセリングは相手の話を共感的に理解することが大切だ
としばしば言われますが、バランスが大切ですね。