私がママカフェに出会ったきっかけは
あな吉手帳カフェに初めて来ていた武山理恵ちゃん と出会ったからでした。
今から約3年前
当時私は平日日中に未就園児3人が常にいる生活でした。その生活がもう5年続いていました。
私はそのとき本当に疲れきっていました。疲れる理由はいろいろありましたが一番つらかったのは
そのいつもいる3人の子供たちが別々の欲求を一度に言ってきたことです。
一人は授乳のために泣き、一人はトイレに失敗して呼ばれて、もう一人はがんこでこだわりが強くてイヤイヤばかり。
3人の子どもたちは、同じ場所で遊びません。
ですから、授乳しながら外を追いかけまわすなんて日常茶飯事でした。
児童館や子育て支援広場に行っても、ほかのお母さんたちとお話する時間なんて全然ありませんでした。
座ってお弁当を食べるのもやっとでした。
自分の子どもを見るのも精いっぱいでした。見れてませんでした。見たくありませんでした。
そして、なんてダメな母親なんだろうとずっと思っていました。
そんな生活が結婚してからずっと、さらに未就園児が3人になってからは5年も続いていたんです。
主人の帰宅はいつも夜遅く、主人は土日も仕事で疲れているので一人寝て休むか自分一人で出かけるかでした。
土曜日の夜に徹夜マージャンいったりすると、次の日の日曜日はすべて潰れていました。
いつも土日が来なければいいのに・・・・と思っていました。
主人は子どもが多いのに、子どもの世話はもちろん、遊ぶことも全然しませんでした。
することといえば、毎日の仕事と子どもを怒鳴る叱るだけ。
私の話相手は結局24時間自分の子どもだけでした。
私は自分の欲求も満たされず、また自分の欲求の満たし方もわからず毎日自分の時間がないないと思っていた生活でした。
もちろん、子育てで忙しくて自分の時間がないというのもありましたが、もう出来ないと思って最初から諦める気持ちしかなかったんです。
また、私は中学校のときから、不登校ぎみだったのですが、高校を卒業しそのまま結婚したので
人間関係にもずっと悩んでいました。
どうして、こんなに私は人と話をするときに悩んだり傷ついたり、さらには相手を傷つける言葉を自分は言っていないか考え込んだりするんだろうといつもいつも苦しんでいました。
そんなコミュニケーションしかできない私でしたので
自分の心を開いて打ち解けて話のできる人は、顔も名前も知らないパソコンの画面の向こうにいる人だけでした。
人と会うのが疲れる、怖い、子どもがいて話をしたくてもできない、自分の興味のある話題に身近な人が全然興味を持っていない、そういう悩みを一時的に緩和してくれたのがネット(SNS)でした。
授乳をしながら、チャットや掲示板の文字を打ち込み、「おともだち」の日記が更新されるのを今か今かと待ち焦がれる日々でした。
ネット依存でした。
自分の出かける場所といえば、買い物のために行く店と、児童館、子育て支援広場、幼稚園、小学校だけでした。
狭い世界だけでつまらない毎日の繰り返しだと思っていました。
家は散らかり放題、素足でごはんつぶを踏む毎日で、洗っても洗ってもなくならない洗濯物とお皿の山・・・
もうこんな生活はいやだと、ずっと思っていました。生きるのがつらかったんです。
そんなとき、ママカフェに出会いました。
ママカフェに来ているお母さんたちは、いろんな肩書きや資格を持って起業したり、活動したり、子育てで悩んでいても前向きで意欲的で自分で何かをしたいという人が多いんです。
今までお付き合いしてきたママ友とは全然違うタイプの人ばかりでした。それが、私にとってとてもうれしい出会いでした。
私は初めて自分の居場所を見つけられたような気持ちになれました。自分の好きなものやこと、をリアルで初めてお話出来たと思います。
ママカフェで学んだことでまず実践したことが、「自分を満たす」ということでした。
今まで自分を満たす=悪いことだと思っていたので、他人(子ども)の欲求充足を邪魔しないで自分で自分を満たすということができないと思っていました。
子どもの世話をしない主人でしたので子どもたちは私なしではいられない、と思いこんでいたからです。
初めてママカフェに行くために子どもたちを全員を主人に預けていったときは主人は子どもたちに一日中テレビを見せて自分はパソコンやスマホでゲームばかりしていたんです。
でも、私は自分一人で出かけて学びたいという思いをねじ伏せることはできませんでした。ちょっとだけ、子どもたちにも我慢してもらおう、自分のためにも・・・そんな葛藤もしばらく続きました。
それでも少しずつ、少しずつではありましたが自分を満たすことができるようになりました。
今まで妊娠出産を理由にまったくしたことのなかったメイクを始めてみたり、妊婦の服以外で自分の好きな服を着てみたり・・・・
自分はどういう服を着たら気分が上がるのかも最初はわからず、自分のことなのに戸惑っていましたが、初めて一人の女性として楽しんでいいんだという気持ちが出てきました。
自分を満たす・・・やっていることはまるで学生レベルのようで恥ずかしいですが私はそういうところから始めました。
そうして自分を満たして自分の世界やコミュニティーが出来てくると、自分が自分らしくいてもいいんだと思えるようになりました。
また私が一番悩んでいたのは夫婦関係のことでした。
私はどうしても・・・主人からの夜のお誘いを断ることができずにいたんです。それは夜だけでなく昼もだったからです・・・
主人のほうが、力の欲求が私よりも強くて、私は愛・所属の欲求が強かったからだと思います。
そういうお誘いを断ることは悪いことだと思うことが多々あったからです。
こうして悩んでいることを、ママ友にはもちろん誰にも相談できずにずっと一人で悩んでいました。
しかし、ママカフェに通い続けていくうちに、自分の欲求と相手の欲求が違うときにどう対処したら良いか、とか
相手をコントロールしない、されない方法を学びました。
毎日毎日離婚の妄想ばかりしていたのですが、ママカフェではシングルマザーで育てることの大変さを学びました。
シングルで子育てをすることを否定する意味ではなく、シングルで子育てする場合にはどういう未来が待っているのかを知ったので
私は離婚をしない!と決意しました。
決意をしたあとは、主人との関係のゴールを決めました。
そのゴールは、主人は真面目に仕事をして家族のためにお金を稼いでくれること、私以外の女性関係がないことでしたので
私はそれ以外のことで主人にマイナスの感情が出てきても、そこはぐっとこらえて忍耐することにしました。
それができたのは、7つの致命的習慣を知ったことと自分を満たすことができるようになったからだと思います。
そのたびに、キム兄の「夫婦関係は諦めないこと、ただそれだけです」という言葉を思い出しました。
お茶会に参加して、一緒に学んだ仲間と会って話合うのもすごく励みになりました。
そして、クオリティータイムについても考えてそれを少しずつ実践していきました。
主人はゲームが大好きなので、私は主人が好きなオンラインゲームを一緒にやってみたい!と言ってみました。
子どもが寝たあと、自分たちが寝るまでの少しの時間、私たちは同じオンラインゲームの中で仮想のキャラクターとなって親や夫婦であることも忘れて二人で楽しんだりしました。
ほかには、子どもたちが寝たあと、夜中に近くのコンビニまで歩いて出かけて二人で好きなお菓子を買って食べたり新発売のお菓子を話題にしてその後も何回か出かけました。
私は少しずつ自分の気持ちや考えていること、思っていること、本音を主人に言えるようになっていきました。
最初、自分の本音を話すことは怖くてとても勇気がいりました。
自分の本音を言って衝突することももちろんありました。
でも、私は自分の考えを主張することをやめませんでした。
それも、できるだけ静かにおだやかに話すように気をつけながらやってみました。
そういうふうに話せないときはメールで伝えてみたりもしました。
できないときもありましたが、そんなときは「失敗することもある、でもあきらめない」とかかれたママカフェのノートを見てなんとか持ちこたえました。
キム兄が、「夫婦でお互いに良いところを言い合ってみましょう」と言っていましたが、私はどうしてもそれが出来なかったでの、主人の良いところを日記にして書いてみました。
始めたばかりのころは良いところが見つからないので、毎日同じことを書いたり、日記が続かないことも多かったです。
そんなことを続けていくうちに、今まではずべて主人が悪いと思っていたのですが、自分が悪かった、反省すべきところもあったかも・・・ということに気が付きはじめていきました。
自分が何かをお願いするのに良いタイミングはいつか、相手が気持よく私の話を聞いてくれる雰囲気はどういう時か、少しずつわかってきました。
それがわからなかったから、今までささいなことで不満が出てきてたのだと思います。
そしてなにより、私がママカフェに一人行くことを快諾してくれて、子どもたち全員を預かってくれることにただただ感謝の気持ちがわきあがってきました。
主人は良いところがたくさんありました。やってくれていることもたくさんありました。
でも、私は頭ではわかっていても、マイナスの面が強く認識されていたので、その小さな良いことを否定する気持ちになったり、認めたくなかったことに気づきました。
主人が毎日家族のために真面目に仕事をして、私に一途で、なおかつママカフェに行くことをいいよ!と言ってくれる・・・・
主人は本当は良い人だったんだ、とわかりました。自分が満たされて初めてわかることでした。
ママカフェに行き始めたばかりの頃は、出かける日の朝に朝・昼・おやつ・夜のすべての食事を用意してから出かけていました。
終わって帰ってくると、インプットで頭がパンパンになり、ぐったり疲れて頭痛になっていました。
それが最近は、主人が夜の食事を用意して、子どもをお風呂に入れてくれるようにもなりました。
私も主人がそうやって家で待っていてくれることに安心感が出てたせいか、最近では以前のように疲れることもなく、ただただママカフェに行けることが楽しいと思えるようになってきました。
「私が出かける日は、子どもたちを公園に連れていって、こういう遊びをしてね」と、最初から「どうせやってくれない」と諦めたりきめつけたりせずに、具体的な指示とお願いをしました。
すると今では私がママカフェに出かける日は公園に子どもたち全員を連れていって一緒に遊んでくれるまでにも変わりました。
そして、嬉しいことに徹夜でマージャンもしなくなりました(笑)
子どもたちは私がいなくてもお父さんがご飯の用意をして一緒に遊んでくれておいしかった!楽しかった!と笑顔で私の帰宅を迎えてくれるまでになりました。
子どもを思い通りにさせようと頑張っていたあの頃のつらい努力が今では子どもをよく観察してこの子に合った話し方と対応は何だろう?という楽しい努力へと変わっていきました。
ネット依存のときに培ったブログを書くことや、ブラインドタッチのおかげで
今では「こんな素敵なブログはあなたにしか書けないよね!」「言語化するのが上手ですね!」「いつもブログ楽しみにしています!」という嬉しい声を頂いています。
もちろん今はネット依存でも夫婦の共依存でもありません。
ネット依存のときの経験が今では自分の強みとなりました。
今年でママカフェで学び続けて3年目になろうとしている今、私は家の中にいることが楽しくて仕方がないです。
子どもたち全員の誕生日には、みんなで一緒にケーキを作り、歌を歌ってお祝いできる楽しい時間です。
子どもがたくさんいても、自分ひとりの充実した時間を過ごすことができるようになり
どこか特別な場所に行ったり、高価なごほうびを買ったりしなくても。
今はこの小さな家の中で満ち足りた生活を送ることができています。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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ママカフェについての詳細はこちら
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ゆりんご的ママカフェレポ~目次~
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【8/30(土)午前 大切な人とのより良い関係の築き方2~ふたりのキョリの近づけ方~】 レポ
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【ママカフェ@仙台講座レポ】20131117午後「子供の思い通りにならない状況での対処法」 レポ
昔のブログを見ると、今のブログの書き方がだいぶ良く変わったことに気づきます(;^_^A
でも、今まで私は自分の本音を一切出さずに我慢していたことを考えると、自分はすごく進歩したと思いました。そんなときはいつもキム兄がいっていた「夫婦関係は諦めないこと。ただそれだけですよ」と言う言葉を思い出していました。 でも、ときどきは心が折れそうになることもありました。