株式会社リバランド 2021年10月28日  | 林田学監修:適格消費者団体の動向

林田学監修:適格消費者団体の動向

元政府委員・薬事法ドットコム社主の林田学です。適格消費者団体の動向についてお伝えしていきます。
適格消費者団体は、景表法・特商法に関して消費者庁を補完する役割を果たしており、その動向は重要です。

 

1.消費者団体

消費者機構日本

 

2.概要

消費者機構日本は、、酵素ダイエットサプリメント「お嬢様酵素定期便」等の定期購入販売を行う株式会社リバランドに対し、利用規約の改定申入れや申込確認画面の改善、解約受付体制の拡充の要請などを行った。その後、問題が概ね解消されていることを確認した。

 

3.要請内容

【利用規約について】  

事業者の責任をすべて免除する趣旨の条項を削除すること

 
【定期購入の重要な条件の表示について】  
  1. 定期購入契約の条件である「最低継続購入回数」を申込最終確認画面に明示すること。また、それに伴う購入費用の総額を表示すること
  2. 初回と2回目以降で購入価格が変わるもの、とりわけ2回目以降は購入価格が高くなるものについて、2回目以降の価格をカートや申込最終確認画面に明示すること。
  3. 定期購入契約においては購入者が休止・解約の手続きをしない限り商品の発送が続き購入代金を請求されることを申込最終画面に明示すること。
 
【定期購入の変更・一時停止・解約手続き等について】
  1. 解約の受電体制の充実及び電話以外の解約受付体制の整備を図ること。また、解約のための連絡先を広告サイトに掲載すること
  2. 定期購入の変更・一時停止・解約の申し出を「次回商品の発送予定日の10営業日前まで」としていることについて、その「発送予定日」を購入者が容易に知ることができるようにすること。